ウリ花1DAYフィールドワーク。
今回のウリ花フィールドワークは、国平寺さま、朝鮮大学校さまへ訪問し学ばせていただき、在日朝鮮の皆さまの歴史を探訪し、学び、交流させて頂く、簡単には誰もが経験する事のできない、今後の朝鮮半島と在日と日本の間における、平和や友好を求めていく人生において、他では体験する事のできない とっても貴重なフィールドワークの内容になりました。
参加人数は17名でした。
なのでセキュリティを強めにさせていただきましたので、来ていただき順次、申請時に送って下さっていた個人情報と照合するため、免許証、パスポート、保険証、などそれぞれ持ってきていただいた身分証から全員確認させていただき、スタートしました。
まず、国平寺にお伺いし勉強させていただきました。
ご住職さまからお話を伺い、在日朝鮮人としてのお坊さんは希少であり、お寺の奥や地下の在日ハラボジハルモニの遺骨やお墓が沢山ある風景は、知らない人にとっては衝撃的な景色であったと思います。
参加者全員かなりびっくりされていました。
国平寺だけでもとても勉強になります。
そのあと雪降るなか時間ギリギリ気味で朝鮮大学に到着し、李先生が温かくお迎えしてくださいました。
雪も降っていたので、そのまますぐに教室に行き朝大の簡単なガイダンス及び案内講義を受けました。
朝鮮大学校とはこういう所です、という講義をあらためて担当の李先生から映像資料と共に簡単にではありますが歴史を踏まえながら説明を聞き、質疑応答も含めながら皆さん真剣に聞いていました。
お昼から食堂に移り、学生たちに混じりながらランチ。
ここではピビンパ、とても美味しかったです。
そのあと、朝鮮大学内に昨年新設された朝大カフェに行きコーヒーをいただき、アメリカから来られたデポー大学の学生と先生たちとウリ花側も一緒に、学生達の軽音楽部のライブに参加しました。
アメリカ人と日本人が肩を組んでライブでノッてる人もいました。
今自分が見ている事、立ってる場所が、本当にここは朝鮮大学校内なのか?!
朝鮮大学内をアメリカ人と日本人が歩きながら、朝大生にご案内いただき、在日朝鮮人社会を勉強している姿、歴史を振り返ると、とても奇跡的な光景で夢を見ているようでした。
そのあと部活見学で、民族舞踊、民族音楽をアメリカ・デポー大学校の皆さんと朝鮮文化を堪能しました。
皆さん異文化交流としても、朝鮮文化に触れすごく楽しそうでした。
次は朝鮮大学の学生たちと直接、座談会がありました。
参加者は直接、朝鮮大学の学生と意見交換する場は本当に貴重だったと思います。
学生と話していて、考え方がとても立派で、日本の大学生と比べる貴重な経験だったと思います。
普通の殆どの日本の大学生ならば、
『特にやりたい事はない』という子も少なくはなく、やりたい事があったとしても『○○したい、○○になりたい」“自分だけ”で終わってしまう子が多い日本社会の中で
朝鮮大学の学生たちは
「○○したい、それで同胞社会に貢献したい」
「○○になって、地元の同胞社会を支えたい」
『○○を目指して、祖国と日本のために頑張りたい」
学生たちそれぞれあるのですが、自分のやりたい事の先に、自分がやりたい!だけで終わらず、やりたい事を通して、その先に同胞社会を支えたい、同胞社会に貢献したい、恩返しをしたい、架け橋になりたいという想いを皆持っている所に、自分の夢だけで終わらず、社会に貢献しようとする、本来の人としての美しさを感じたと思います。
心ないネガティブな偏見で染まってしまっているヘイト的な人達からすれば
『スパイの子たちを養成している朝鮮学校、その朝鮮学校の中の最高学府である悪の巣窟、朝鮮大学』とも言われているだけでなく、
しかも、一般の良心的な日本のほとんどの人達が、自分の目で直接確認もせずそのような悪評に染まった偏見情報を鵜呑みにしてしまっている人が多い世の中で
日本じゅうなかなか見つけることのできない心の美しい素晴らしい青年たちが朝鮮大学に沢山いた、希望あふれる青年を多数輩出している素晴らしい朝鮮大学校へと認識が一変したと思います。
その後は、朝大特製のおいしいホルモン鍋をいただき、マッコリと一緒に併せて朝鮮料理に舌鼓をうちながら、交流会で一人一人、今日感じた感想を言ってもらい愛と平和な雰囲気で感動的に交流会は終えました。
参加してくださった皆さま友好的な想いで参加してくださり、そういう方々がここでまた新たに知って、感動してとても喜んでいる姿に胸が何度も熱くなりました。
今回、日本の方では
「日本の冷たい社会と比べて、仲間意識、同胞意識にあふれる温かさを感じ、こんなに素晴らしい学生たちが居るとは思わなかった。」
また、在日コリアンで日本学校に通ってきた在日コリアンの方も参加されていて その感想では、
「朝大の存在を知っていたら、僕は朝大に入りたかった。明らかに日本の大学生よりレベルが高い。今まで会ってきた朝鮮学校出身の人も皆んな意識やレベルが高かった。それを自分の目で確かめたかったので本当に参加して良かったです。」
朝大の存在をもっと知っていたら自分も入りたかったと何度も口にしていました。
他には
・真面目すぎる。
・まだまだ理解が足りない。
というご意見もありました。
その中で担当の李先生からも、本来であれば彼ら彼女らはまだ20歳くらいの青年たちなんです。
本当はここまで同胞社会の事を考えなくてもいい、もっともっと自分の夢や目標、純粋にそれだけを目指せられるような社会にしたいんですが、それでも今の日本社会の現実を見渡すと致し方なくて心苦しいんです、と胸の内を明かしてくださり、参加された日本の皆さんは、それは結局、私たち日本人の日本社会の日本政府の在り方の問題なんだ…と今後、深く考えるきっかけになったと思います。
今回参加したすべての人が本当に素晴らしい経験をする事ができたと思います。
【知らなかった】
という感想を前にした時、逆に教えてくれる、知らせてくれる供給媒体が今の日本社会には少なすぎるという事です。
【知る】という事で、かなりの壁が壊れ、溝が埋まる、という可能性を見出します。
今後も知識としても、人と人の触れ合いから感じる在日同胞の心情世界としても、当たり前に人と人が仲良くできる、愛し合える社会にできるように、伝え知らせることのできるウリ花になっていけるよう共に頑張っていきます。
もっともっともっともっと広めていきたいです。
国平寺関係者さま
朝鮮大学校関係者さま
本当にありがとうございましたm(__)m
チョンマルロコマプスムニダ!!
また、いつも応援してくださっている皆さま、本当にありがとうございます。
これからも引き続き宜しくお願いいたします!
アプロドチャルプッタカゲッスムニダ^^