今年はじめの頃のイベント②(東北・北陸研修について)
皆さま、イランカラプテ!
前の記事に引き続き、今年はじめの頃のイベントについてご紹介します。
今回は、2024年2月6日(火)~9日(金)にかけて実施した東北・北陸研修の様子です。
秋田県・新潟県・富山県・石川県の4県を訪れました。
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皆さま、イランカラプテ〜
2年生(当時1年生)のフプチャです。
私たちは2月6日(火)〜9日(金)まで、東北・北陸研修に行ってきました!
この4日間、多くの博物館や企業を訪問し勉強してきました。
それぞれの日のようすを振り返りながら、特に印象に残ったことについていくつかご紹介したいと思います。
1日目は、白瀬南極探検博物館と象潟(きさかた)郷土資料館(どちらも秋田県にかほ市)を訪れました。
にかほ市出身の白瀬矗さんと南極探検隊をテーマにした白瀬南極探検博物館では、南極を渡る男性たちの物語を知ることができました。
ここでは、人の歩みを人だけではなく、犬などの一緒に行動するものや日記といった記録からも読み取れることを知りました。
象潟郷土資料館では、大きな埋もれ木に出会いました。年輪から時代背景を読み取り、1つのことが分かると多くの情報を得ることができるところが面白いと感じました。
また、アイヌの人々の暮らしを描いた屏風から様々な見方ができると知り、未知から見るアイヌ文化や絵から読み取ることの難しさを知りました。
何事へも追求を辞めないことが研究することの醍醐味であり大切なことだと学びました。
象潟は北前船(江戸時代中期~明治30年代にかけて大阪から北海道を日本海廻りで往復していた廻船)の寄港地であることに加え、北前船が盛んに行きかうようになる前から北海道と人々や文物の交流があったそうです。
このことから、象潟にはアットゥシ(樹皮衣)や蝦夷錦(大陸から北海道を経由して本州まで運ばれた絹織物)などが残されており、そうした資料も展示のなかで見ることができました。
2日目は、イヨボヤ会館、千年鮭きっかわ(どちらも新潟県村上市)、諏訪田製作所(新潟県三条市)、新潟県立歴史博物館(新潟県長岡市)を訪れました。
「イヨボヤ」とは村上市の方言でサケのことで、ほかにも雌や雄、内臓類などにもそれぞれ呼び分ける言葉があります。
村上では伝統的なサケ漁とともにサケに関連する文化が発展してきました。
また、村上は、サケの母川回帰の習性に着目し産卵場の環境を整えて川に遡上したサケを保護することで、世界で初めてサケの自然孵化増殖を成功させた土地だそうです。
イヨボヤ会館では、そばを流れる三面(みおもて)川の生き物や濁り情報をリアルタイムで間近に観察することができるところがとても魅力的でした。
きっかわでは、サケを梁から吊って干し、塩引き鮭をつくっているところを見学させていただき、「村上は100種類ものサケ料理が伝わるサケ食文化の町」ということをお聞きしました。
サケの内臓や骨まで余すことなく活用するところがアイヌ文化と似ているなと思いました。
次に訪れた諏訪田製作所では、職人の方々が実際に仕事をされている様子を見学させていただきました。
従来閉じられた空間だった工場を「オープンファクトリー」として公開することで、職人の気持ちの込められた温かいものづくりを体感してほしい、という思いで始められた取り組みだそうです。
掃除の徹底や見られていても集中できる気力にプロ意識の高さを、女性や若者の従業員が増えていることなどに環境の良さをうかがうことができました。
また、新潟県立歴史博物館での「想像するのは自由」という、展示を解説してくださった学芸員の山本先生の言葉が深く心に残っています。
たとえば、(新潟県内でたくさん出土する)火焔型土器の装飾は様々だけれど、通底するものは同じというところから「共通する物語があって、それを形にしたものがこれなのではないか」「装飾にいろいろなバリエーションがあるのはその物語の差異なのではないか」という想像もできる、とおっしゃっていました。
作品や展示物を見ても固定概念に縛られ、想像する事が減っていたので、これからは展示物をよく観察、考察し、より楽しみながら勉強したいです。
3日目は、能作本社工場(富山県高岡市)と、ひがし茶屋街、石川県立歴史博物館(どちらも石川県金沢市)を訪れました。
能作では、1916年の創業時から受け継がれてきた職人の技術を活かし、世界初である錫100%製のテーブルウェアを開発している、ということをお聞きしました。
「他の金属を混ぜない状態だと手で簡単に曲げられるほど柔らかい」という錫の特性を「曲がるのなら曲げて使える食器をつくろう」という逆転の発想に落とし込み、多くの新しい製品を産み出しているといった挑戦心に感動しました。
受け継いだ伝統を次の世代へと継承するため、素材・技術研究や製品開発を行っていることに加えて、分野を超えた事業を展開しており、見学させていただいた本社工場は「『もの』をつくるだけでなく『こと』『こころ』を伝える」ために観光産業の機能をもたせた工場兼社屋になっているそうです。
また、能作は二風谷ともコラボしており、アイヌの民具をモチーフにし、二風谷イタの文様が描かれた食器を開発・販売しています。
⇒https://www.nibutani-ainucraft.com/project_detail/p1122/
こういったことも踏まえて、工場のある高岡市は江戸時代からつづく鋳物のまち(現在も生産量国内トップシェアで、高岡銅器は伝統的工芸品に指定)ですが、そのなかで「既成概念にとらわれず積極的にチャレンジし、継承してきた技術に時代を反映した感性を融合させる」という姿勢で様々な新しい取り組みをしていることが印象に残りました。
製品は学生にとっては大変高価ですが、能作のものづくりに対する気持ちを忘れないために身近に置いておきたかったので、お土産に箸置きを買って帰りました。
(写真は好きな形に変形させることで卓上の物入れなどいろいろな使い方ができるよう工夫された「KAGO」シリーズを触らせていただいている様子)
石川県立歴史博物館では、縄文から現代まで幅広い分野の展示を見学しました。
また、学芸員の大井先生から資料の収集、扱い方や持ち主との交渉など、展示企画ができるまでの学芸員としてのお話を伺うことができました。
その話を大学生のうちに聞くことができたという貴重な機会を活かしたいと思います。
知識だけではなく、経験や人を動かすことのできる強い想いが成長することの鍵であることを教えてもらいました。
4日目は兼六園(金沢市)を訪れました。
各自のテーマでフィールドワークを行い、事前に調べた園内の建物の情報なども踏まえて数グループに分かれ見学しました。
当日は天気もよく、心地良い時間を過ごすことができました。
伝統的な建造物はもちろん、松や梅といった自然にも囲まれて穏やかな気持ちになりました。
今回の研修は様々な方々のご協力があり、実施することができました。
研修で得た学びを糧にして、これからも日々努力していきます。
お世話になった方々、ありがとうございました。イヤイライケレ!
ここまで読んでくださった皆さま、ありがとうございます。
それでは、スイ ウヌカラアン ロー!
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最後に、2024年はじめにありました能登半島地震で被災された方々に心からお見舞い申し上げますとともに、震災からまもない時期に研修を受け入れてくださったことに深く感謝申し上げます。
今年はじめの頃のイベント①(第29回武四郎まつりに出演させていただきました)
皆様、イランカラプテ。
4年のヘチラシパです。
今回と次回は、大変前のできごととなってしまいますが、今年はじめの頃のイベントについてご紹介します。
掲載が遅くなり、本当に申し訳ありません。活動の振り返りとして読んでいただければと思います…!
今回は、2024年2月24日(土)~25日(日)に三重県へお招きいただいた、第29回武四郎まつりについてです。
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皆様、イランカラプテ!
2年生(当時は1年生)のサケサンペです。
2月24日(土)に三重県立みえこどもの城で武四郎まつり前日イベントとしてアイヌ文化体験交流会を行いました。
そして2月25日(日)には、松浦武四郎記念館(三重県松阪市)で行われた、第29回武四郎まつりに出演させていただきました。
まず、三重県立みえこどもの城での前日イベントの様子です。
はじめに私たちウレシパクラブの紹介をして、その後に北海道の紹介とアイヌ文化の紹介をしました。
アイヌ語のクイズや、アイヌ語かるたも実施しました。
皆さんが盛り上がっていたので私たちも嬉しかったです。
アイヌ語かるたでは、アイヌ語を知ってくれている人がたくさんいて嬉しかったです。
こどもでも大人でも笑ってかるたをやってくれていたので良かったです。
かるたが終わったあとはアイヌ古式舞踊を披露しました。
とても緊張していましたが、練習通り出来たのでとても嬉しかったです。
そして最後の輪踊りでは皆さんにも踊っていただいてとても嬉しかったです。
その後の舞踊体験では、十勝に伝わるバッタキウポポを皆さんに体験してもらいました。
皆さんこの踊りキツいねと言いながら踊っていました笑。
25日(日)に松浦武四郎記念館周辺で行われた武四郎まつりでは、第1部(11:35~12:10)と第2部(13:20~13:55)の2部構成で舞踊を披露しました。
ものすごく人がたくさんいてとても緊張しましたが、練習通り落ち着いて舞踊をすることができました。
見に来てくださったお客さんたちも舞踊の終わりには大きな拍手を必ずしてくれていたので嬉しかったです。
第2部の最後の舞踊ではお客さんを含めた輪踊りをしました。
たくさんの方が参加してくれて、とても大きな輪が出来ました。歌いながら踊ってくれている人もいてとても嬉しかったです。
舞踊の終わりにはたけちゃん(記念写真中央:武四郎まつりマスコットキャラクター)とお客さんと写真をたくさん撮りました。たけちゃんを実際に見るのは初だったので嬉しかったです。
そして全てのプログラムが終わり部屋に戻って行く時に、本当にありがとうございました、とてもかっこよかったですと声を掛けてくれるお客さんもいてとても嬉しかったです。
舞踊披露の他に、アイヌ文化体験コーナーも行われました。
学生も会場でお手伝いさせていただきましたが、たくさんの人が来てくれてムックリの体験やたけちゃんのぬりえをしてくださっていました。
着物を着る体験で着物を着てくれている人、アイヌ文様の切り絵の体験をしてくれる人もたくさんいました。皆さんが本当に楽しそうだったので良かったです。
武四郎祭りが終わった後には本居宣長記念館を見学させていただきました。
本居宣長の歴史を知り、旧宅も見ることができたので嬉しかったです。本居宣長の暮らしが分かりました。
嬉しいことがたくさんあった1日になりました。
そして三重県は食べ物も美味しく、人も温かい人がたくさんいたのでまた行きたいと思いました。
当日は雨が降っていて足元が悪い中の開催でしたが、見に来てくださった皆様、本当にありがとうございました!
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【お知らせ】
2025年2月23日(日)に開催予定の第30回武四郎まつりへも、ウレシパクラブで出演させていただく予定です!
詳しくは↓のリンクからご覧ください。
https://www.city.matsusaka.mie.jp/soshiki/62/takeshirofes29th.html
出演にむけて、学生一同精一杯練習や準備に取り組んでいきますので、ぜひお越しください!
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来年の武四郎祭りでも、舞踊などを全力で頑張りたいと思います。
それでは、スイ ウヌカラアン ロー!
夏休み期間中のこと~道内合宿のお話(後編)
前編から大変間があいてしまいましたが、今回は夏休みに実施した道内合宿の後半の日程についてのお話です。
前編もこちらのリンクからご覧ください!
⇒道内合宿のお話(前編) https://ameblo.jp/urespa/entry-12864596665.html
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皆さま、イランカラプテ~!
1年生のレラトゥイです。
8月8日(木)から12日(月)に本田ゼミとの合同合宿が行われました。
今回は3日目、4日目、5日目についてお話ししたいと思います。
3日目は、阿寒湖で保存会の方々にサロルンリムセとフッタレチュイを教えていただきました。
サロルンリムセは、ほぼ初めての状態で習ったのでとても新鮮な気持ちで踊りを教えていただくことができました。
フッタレチュイでは、ウレシパクラブでこれまで行っていた足運びについて違う部分があると指摘していただき、練習しました。とても難しかったです。
(男子はクリムセやタクサリムセを教えていただきました。)
舞踊を教えていただいた後には阿寒湖アイヌシアターイコロで、古式舞踊を鑑賞しました。
イコロで披露されていた古式舞踊にはアイヌの伝統的な舞踊だけでなく現代的なダンスの要素も組み合わさっていたので、とても新しい形の取り組みだと感じました。
古式舞踊鑑賞の間にはカムイルミナに参加しました。
カムイルミナとは、電飾や音響がたくさん仕掛けられた阿寒湖周辺を探索するといったものでした。
アイヌの精神性を感じられるような物語でとても感動しました。
4日目は、アドベンチャートラベルについて、鶴雅リゾートの高田茂さんに講話をしていただきました。
高田さんのお話の中で日本人客のリピート率が80パーセントというのをお聞きしてとても驚きました。
そのほかにも、話に引き込むコツなどをお話ししていただいたのでとても勉強になりました。
次に帯広に移動し、帯広百年記念館で学芸員の方に館内の展示についてレクチャーをしていただきました。
ここでは、開拓の歴史や博物館の展示構成の難しさなどを学ぶことができました。
5日目は、帯広の帯広カムイトウウポポ保存会の方々にエリリムセ、サルキウシナイ、フミウス、ポロリムセを教えていただきました。
帯広の踊りは、ほかの地域の屈伸とは違って上に跳ぶように屈伸するというのがとても難しかったです。エリリムセとサルキウシナイは特に屈伸のしかたを意識しながら練習しました。
フミウスは、歌の節のタイミングが難しかったです。
ポロリムセは、円の内側と外側で動きが違っていてとても新鮮だったのと、みんなで輪になり踊る一体感が感じられてとても好きな踊りでした。
(男子はクリムセやエムシリムセを教えていただきました。)
5日目には、神田日勝記念美術館にも訪れました。
ここでは、神田日勝さんが書いた絵はもちろんのこと神田さんの生い立ち、そしてほかの画家の作品といったものが展示されていて普段はあまり触れることのできない芸術に触れることができ、とても貴重な体験となりました。
今回初めての合宿でしたがとても実りのある合宿となりました。
合宿でお世話になった方々本当にありがとうございました!!!
長くなりましたが、皆さまスイ ウヌカラアン ロ~!












