皆さま、第8回ウレシパ・フェスタの広告は見ていただけたでしょうか。

ウレシパクラブの学生は毎年、このウレシパ・フェスタに向けて大忙しです。

準備もだんだん完成に近づいています。来たる本番をお楽しみに！

私も著名なゲストの方々に会えることをずっと楽しみにしています！

千葉伸彦先生という方は、アイヌの伝統音楽についての研究をされている方です。千葉先生の書かれた論文は、私なんかでは読みきれない程にありますし、ご自身で収録された音源も数多くあります！それだけでは留まらず、ギターとトンコリ（アイヌの五弦琴）の奏者でもあり、音楽に関してマルチな才能を発揮している大先生です！（言葉足らずなのはご了承下さい・・・。）

アイヌには多くの歌があり、魔除けや行進、遊び唄や祭りで楽しむための歌、作業歌など様々です。「音楽」と広く見れば、先ほど書いたトンコリやムックリ（口琴と呼ばれるもの。ここでは省略します。）もあります。今回はその中でも主に「ウポポ」と呼ばれるものを教わりました。

ウポポとは、お祭りの席で場が盛り上がったときなどに歌われるものです。

ウコウク（ウコ－互に、ウク－取る）という輪唱にも似た特殊な歌の形と、

イレクテ（イ－それを、レクテ－鳴らす）という、のどをしぼるようにして音程を瞬時にうねらせる歌い方があり、それが混ざってアイヌ独自の歌が生まれます。

しかし、アイヌの歌は上記のものばかりではありません。

曲の種類も歌のテクニックも様々です。さらに人それぞれで歌い方が違います。

今回の講義でも、同じ地域でも歌い方が全く違うということを聞けました。

アイヌの歌は種類が多いために私はウポポを直接日本語に訳しにくいです…。

ウポポとはしばしば「歌」と訳され、地域によっては「踊り」のように使われます。

アイヌの歌の多くは楽器と合わせず、何人もの歌が重なり合うために、

歌詞が分からなくても、まるで音の中に吸い込まれるような心地になります。

百聞は一見にしかず！是非一度聞いて下さい！私はすっかりハマりました！

今回教わった歌はウレシパ・フェスタで披露させていただきます！

千葉先生、３日間ありがとうございました！

2年葛野大喜

千葉伸彦先生による特別講義（10月7日～9日）