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売れプロ10期生　博　多　です。7回目の投稿です。

　中小企業向け調査統計のうち、経済センサスについてお話ししたいと思います。このブログを見てくださっている皆さま、日本の企業のほとんどは中小企業といった話を聞いたことはありませんか。

図表1　国内の中小企業数

出典：中小企業庁HP　

　中小企業は、2014年は、380.9万者、2016年は357.8万者です、2年間で約6.1％も減少しています。大企業は、1万1110者から1万1157者と47者増加しています。合計すると382万者から358.9万者へ減少しています。この数値は、中小企業庁のHPによると、平成30年6月28日に総務省と経済産業省が公表した、「平成28年経済センサス-活動調査」のデータを分析し、中小企業・小規模事業者数の集計作業をとりまとめたもの」とあります。

　総務省統計局のHPによると、「経済センサスは、事業所及び企業の経済活動の状態を明らかにし、我が国における包括的な産業構造を明らかにするとともに、事業所・企業を対象とする各種統計調査の実施のための母集団情報を整備すること」を目的としています。

　経済センサスは、事業所・企業の基本的構造を明らかにする「経済センサス‐基礎調査」と事業所・企業の経済活動の状況を明らかにする「経済センサス‐活動調査」の2つから成り立っています。経済センサスにより作成される経済構造統計は、国勢統計（国勢調査）、国民経済計算に準ずる重要な統計として、「統計法」（平成19年法律第53号）に基づく基幹統計に位置付けられています。

　センサスという言葉は、古代ローマで、市民の登録、財産や所得の評価、税金の査定をラテン語でCensereといい、転じてCensusとなったといわれているそうです。平成21年7月に第1回の経済センサス‐基礎調査、平成26年7月に第2回調査を実施しています。平成24年2月からは、売上高や費用等の経理項目の把握に重点を置いた経済センサス‐活動調査を実施しています。

　次回の事業者数は、令和3年度経済センサスの活動調査で集計しており、令和4年5月頃、速報値、9月から確報値が順次公表される予定です。　経済センサスは、中小企業診断士にとって、顧客の状況を認識する大切な統計データと言えます。

（売れプロについて）

売れプロ10期は、2月6日に第9回の講義が行われました。

3月21日に最終講第10回が予定されています。同期のメンバーは優秀かつやる気のある方々が揃っています。事務局のメンバーも私たちを支援してくれますので、モチベーションも維持できます。

企業内・独立、年齢も様々ですが、社会人として成長したい、必要とされたい思いを持つ方には、このマスターコースはお薦めです。

中小企業の調査統計③