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おはようございます。売れプロ12期の佐藤久美子です。
私は省エネ診断員という資格を2018年に取得し、これまでに約300件の企業の省エネ診断を行いました。診断の内容は、電気・ガス・重油等のエネルギー使用量を把握、現地を訪問して実際の稼働時間・使用方法などをヒアリングしたのち、運用改善や設備更新、導入のアドバイスを中長期的に行う、というものです。
中小企業診断士の2次試験も終わり、合格発表までに他の資格の勉強を始める方、また、すでに診断士に合格している方も相乗効果や自己研鑽で勉強されている方も多くいらっしゃると思います。
今回は、中小企業診断士の勉強をしたことで、どのように自分の視点やアドバイスが変わったかをお話ししようと思います。
1.製造業の工場にて、作業中に倉庫の照明を長時間点灯している場合のアドバイス
① 省エネ診断員の場合
日中は外光を採光しましょう。また、スイッチ付近に照明の見取り図を記載して、必要な個所のみを点灯し、作業が終了したら速やかに消灯しましょう。スイッチ等の切り分け工事や、LED照明への更新を検討しましょう。
② 省エネ診断員×中小企業診断士の場合
倉庫内は、まずは2S(整理・整頓)を徹底しましょう。作業手順書の作成や工程を確認し、余分な倉庫内作業の時間・回数を短縮しましょう。
倉庫内での作業時間が長くなっていないか、人によってばらつきはないか、作業工程、物と人の流れはどのようになっているのか。
事象に対して、その原因を深堀りしたアドバイスができるようになりました。
2.営業車のガソリン使用料金を削減したい場合のアドバイス
① 省エネ診断員の場合
運転時はエコ運転を心がけ、急発進・急ブレーキを避けましょう。不要な荷物はおろし、停車時はアイドリングをやめましょう。定期的なメンテナンスを行いましょう。
② 省エネ診断員×中小企業診断士の場合
ガソリン価格が安いところで計画的に給油しましょう。出発後の突発的な給油により、高い価格で購入したり、到着時間の余裕が無くなり無駄にアクセルを踏みすぎたりしないようにしましょう。
更に、ガソリンが少なくなった時に給油する人としない人、また、減っていることに気付かない人もいるかもしれない。そして、こういったことが組織内での不満に繋がるとほかの影響も考えられるのではないか、クレーム対応などが多く、生産性に繋がっていなかったり、モチベーションが下がっていたりするかもしれない、という視点でも考えるようになりました。
問題の裏返しが解決策ではなく、真の原因を経営者・従業員の方と一緒に考えること、社内では当たり前になっていることが、一歩外から見てみると違うことなど、より具体的で実践しやすい方法を提案できるようにしたいと思っています。
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