八日目の蝉、毎回観たいのに見逃していて、ようやく録画することが出来た
予備知識としては、小さい頃誘拐されて、誘拐犯の女性に育てられて引き離されたことだった。
一体、どんな話なのか・・・
たぶん感動するんだろうなぁと思いつつ、ツレと一緒に観ました
※ネタバレ有り
「八日目の蝉」
既婚者の丈博と不倫していた希和子。
希和子は妊娠したが、丈博にまだ離婚してないし今産まれては困ると言われ中絶した。
が、中絶したせいでもう子供が一生産めない体になってしまった。
その後、丈博は奥さんの恵津子との間に子供が出来る。
丈博を諦めるために、一目で良いから子供を見たい・・・
そう思った希和子は、2人が赤ちゃんを置いて2人で車で出掛けるのを見計らって、家の中に入った。
赤ちゃんを見ると愛しさがこみ上げてきて、誘拐してそのまま自分が育てることにした。
が、女で一つではなかなか育てることも出来ないし、いつ誘拐がバレるかも分からない。
希和子はエンジェルホームと言う宗教団体に入り、そこで生活することにする。
この中にいれば、食料も大丈夫だし周りに人がいるし、身分も外にバレることはない。
が、ある日警察がこのエンゼルホームを見学したいと言って来たようだ。
マズイと思った希和子は、エンジェルホームを薫と名付けた子供と一緒に飛び出す。
行く宛がなかったが、ある島で過ごすことにした。
子供と2人、幸せな日々が続いた。
どうか、ずっとこの子と一緒に過ごせますように・・・
希和子は、毎日祈った。
が、ある日この島にある伝統的なイベントの写真が、新聞に載った。
そこには、希和子と薫の写真があり、全国区の写真なので自分が捕まるのも時間の問題だと思い、希和子はまた別の場所に引っ越そうと思ったのだが・・・
既婚者の愛人になったのも悪いかもしれないけど、旦那さんはその後普通に家族が上手く行っていて、不倫相手は子供の産めない体になってしまって・・・
丈博が一番悪い気がするけど、子供が欲しかったのに子供が一生産めない体になるって、なんか可哀想
誘拐は良くないけどさ、本当は自分にも子供が出来るはずだったのにと思うとやりきれないよね・・・
映画を観て、本当に愛情もって育ててるのが伝わって来た
少しでも長く子供といられるように、本気で毎日祈ってたんだろうなと思う
いつ捕まっても、おかしくないからね・・・
本当の母親の恵津子は、まともに料理をするタイプでもなくヒステリックだった。
子供は0~4歳の間誘拐されていたんだけど、その間子供と一緒に過ごせなかったら子供がこんなに懐かないんだとヒステリックに叫んだ。
その度に、薫こと恵理菜は
「お母さん、ごめんなさいお母さん、ごめんなさいお母さん、ごめんなさい」
と、何度も何度も謝った。
自分のせいでこの家族が上手く行ってないんだと、ずっと自分を責め続けて成長して行った。
それにしても・・・
子役の子が小春そっくりで、めっちゃ感情移入しちゃった
めちゃめちゃ、可愛い・・・
小春の年齡とも同じで、子供が母親に
「薫、お母さんと結婚する」
とか言ってて、小春もよく
小春「お母さんと、結婚する」
って、言ってくれてるなぁと思った
子供の可愛さが凄く引き出されてて、子供ってなんて尊いんだろうって思いながら観てた
ツレも映画観ながら、ちょいちょい小春を抱きしめてた
可愛い子供と過ごせるって、貴重な時間なのね
普段は、毎日一緒にいるのがキツく感じると思ってたけど、そんな時間すらも本当は貴重な時間なんだな・・・
と、映画を観てじんわりと思いました
子供と過ごせる貴重な時間、大切にして行きたいと思います・・・