またまた、山荘もの小説を読んだ
今回の作品も、めっちゃ面白かった
頭の中で映像化してるから、自分の中で映画を観てる気分
そう言えば、鬱が酷い時は文章を読んでも頭に入ってこないで、何度も文章を読んだなぁ。
何度読んでも頭に入ってこないので、本を読んでると言う状態ではなかった。
なので、今は本を読むのが本当に楽しい
図書館で借りてるから無料だし、無料で楽しい気分になれるなんて、お得だ
※ネタバレ有り
「ある閉ざされた雪の山荘で」 東野圭吾
俳優を目指す和幸は、劇団「水許」で由梨江に一目惚れし、なんとか由梨江に近付こうと水許の次回作の出演オーディションに受け見事合格した。
和幸は、劇団員以外からは300人に1人オーディションに選べばれた人物だった。
他は全員、水許すのメンバーだった。
オーディションに合格して1ヶ月後、演出家の東郷から手紙が届く。
合格したメンバーでペンションに4日間泊まり、そこでの暮らしを今後の脚本の参考にすると言うものだった。
ただし、このことを誰かに言ったりしたら合格は取り消すとのこと。
ペンションには、みんなで行った。
男4人、女3人。
東郷先生も来るかと思ったが、東郷先生から手紙が届いた。
オーナーはペンションからいなくなり、ペンションを貸し切ってこの7人で4日間を過ごすこと。
ただし、設定は外は雪でペンションからは出れず電話も繋がらない状態。
もし外に出たり電話をしたりしたら、その時点で合格を取り消すとのこと。
今度の脚本は、ペンションで起こるミステリーものにしたいらしい。
ペンションで過ごす役柄は、みんな本人と言う設定で良いらしい。
みんな思い思いにペンションで過ごした。
が、1日目の夜に仲間の女性が殺された。
と言っても姿が見えなくなっただけで、部屋にはペッドフォンのコードで首を締め付けられて殺されたと、紙に書いてあった。
いよいよ、ゲームが始まったなと思った。
本当の殺人ではないけど、今後の脚本に役立てるためなら一応犯人探しやその場に犯人の証拠がないかをなんとなくみんな探す素振りをした。
そして2日目の夜、もう1人の女性が殺された。
今度も、鈍器で殴られた後首を締めて殺されたと紙があった。
殺された順に劇から出番が消えて行くわけだから、なるべく最後まで残りたいなぁと思っていた。
殺された2人は演技が上手かったり美人だったりしたから、最初の方で殺されたのは意外だなぁと思った。
が、仲間が外で血の着いた花瓶を発見した。
先程紙に鈍器で殴られたとあったが、この花瓶で殴られたんじゃないか・・・
みんなは、これが本当に設定なのか気になり始めた。
実は、本当に殺人が起こってるんじゃないのか・・・
もし本当に殺人が起こっているのなら、警察に電話しなきゃいけない。
でも、もしこれが東郷先生の設定なら、電話した時点で合格は取り消しになる。
これは設定なのか、本当の殺人なのか・・・
残りのメンバーが疑心暗鬼になりつつ、残りの日数を過ごさなければいけない。
そして、この中に犯人はいるし、また誰か殺されるかもしれない・・・
うん、ワクワクしたw
うちも、これが設定なのか本当の殺人なのか、分からなくなった
そして、うちが思ってることも登場人物達もきちんと思って不信がっている。
登場人物が思っているくらいだから、この線は違うのか・・・
と、逆に思ってみたりもして
そして、こう言うのって陰が薄い人物順に殺されていくのかと思ってたから、わりと目立つ人間が殺されていくのが意外だった
まずは、これが設定なのか本物の殺人なのかも気になったし、犯人も誰なのか
設定だとしたら、東郷先生の目論見は順調に行っていると言うことか
もしこれが本当の殺人なら、犯人の目的や動機はなんなのか
色んな疑問が頭に浮かんで、何も推理出来ない・・・
はい、1つの謎にしか、集中出来ないタイプです
色んな謎が、多い
良くこんなこと考えられるなぁと、ホント作者には関心するばかりだ
みなさんなら、やっと勝ち取ったオーディションの合格、その設定でペンションに来て本当の殺人かどうか分からず疑心暗鬼になってる時、東郷先生や警察に電話しますか
電話した時点で、やっと勝ち取った合格は取り消しになります。
殺害された人は、ペンションにはいません。
残りの日数を、殺人が起こるかもしれないペンションで過ごさなければいけません。
不合格覚悟で電話をするか、設定と割り切って過ごすか、冷静に推理してみるか・・・
あなたなら、どうしますか
うちはどうすれば分からないので、設定として割り切ってビクビクしながら過ごしそうな気がします・・・