■ ちょっとした 「セール」 で命取り!?
先日 Yahoo! のある記事が目を引きました。
ミスタードーナツの 「大衆食堂化」
よく利用される方はご存知だと思いますが、私は勉強不足でした…
ドーナツの他にも、飲茶や点心といったアイテムもあったよね??
ぐらいのイメージでしたが、現メニュー表を見てビックリ!!
ラーメン、チャーハン、パスタ、サンドイッチ、ホットトースト …
確かに 「大衆食堂化」 というタイトル通りかもしれませんね。
”模索”とも”低迷”とも言われているようですが、個人的には良い試みだと思います。
なぜかと言うと、、、
以前の様な 「値引きセール」 に走らなかったから。
ミスドが頻繁に「100円セール」を実施していたのを覚えておられますか?
かなり乱発していた印象だったので、多くの人がこんなレッテルを貼ったでしょう。
ミスドのドーナツは100円以上だと高い!
いくら「ちょっとしたセール」とはいえ、やり方によってはとても危険です。
せっかくの商品価値を自分で落としてしまいます。
安売りした時の価格 = 本当の価格
こういった誤解は、なかなか解けるものではありません…
実施回数を増やせば増やすほど、会社やお店に対する信頼性はドンドン下がっていきます。
では上手なセールの実施方法は何だと思いますか?
そもそもセールなんてやらないこと?
本当はそれが一番良いのですが、どうしてもセールを組むとしたら、とてもカンタンな方法があるんです。
それは、、、
セールを行なう理由をしっかりお客さんに説明すること。
「○○という新商品を出すので、まずはお試しとして」
「アンケートを書いてくれた方にお礼として」
「お店のことを知って欲しくて」
こういった”ワケ”をたいして出さずに行なうセールが、実は非常に多いです。
近所のスーパーで見たことはありませんか?
「とりあえずセールやってるっぽい感じ」
理由の書いていないオツトメ品も、この類に当てはまります。
セールを行なう理由は、もちろん上記の例なんかだけでは足りません。
信頼性があり、納得できる理由を後に続けてください。
じゃないと、お客さんにこんな風に思われてしまいますよ??
また安売りするだろうから、その時に買おうかな~
ミスタードーナツから学ぶ、とても良い教訓ですね。