第1回「裏には沖縄人の米国アレルギー ~八重山商工・大嶺投手の強行指名ロッテ」 | ズバズバ勝手に裏読み!最新ニュース裏のウラ           就活時事問題対策にもぴったり

第1回「裏には沖縄人の米国アレルギー ~八重山商工・大嶺投手の強行指名ロッテ」

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9月25日の高校生ドラフトで強行指名の末、ロッテが交渉権

獲得した八重山商工・大嶺祐太投手(18)について、伊志嶺

吉盛監督(52)が翌日、国体終了後に同校で行われる予定の

初交渉に、 出席しない方針を示した。

まさかの強奪劇から一夜明けても怒りは収まらない。昨夜

深夜2時近くまで寝付けなかったという指揮官は「どうも、やり

きれないんだよね」と首をかしげ、ソフトバンク入団の夢が消え

大嶺は、精神的なショックから早朝練習に姿を見せなかった。

ロッテからはバレンタイン監督、瀬戸山球団代表が初交渉の席

着く予定も、 伊志嶺監督は「監督と球団代表には会いたくな

い」と語気を強める始末。欠席の意思は、永野スカウトが “指名

予告”をした25日の電話でも伝えており「もういいでしょう。アメ

リカ人とは、言葉も気持ち も通じないよ」と言い放った。事実上、

堂々たる“門前払い”を宣言したことに。
 

  

以上が公表されている事実だ。このまま読むと単に仁義を尽く

さずに急な指名を強行したロッテ球団への不信感から、伊志嶺

監督がへそを曲げているように思える。実はそれだけではないと

裏読み男は考える。

 

監督の年齢をよく見てほしい。52歳だ。1972年の沖縄返還の

ときには既に18歳になっている。まさに日本敗戦後から続いた

米国による沖縄占領統治時代真っ盛りの時期に青春時代を過

ごした人物。さらに彼に対して教育を施した教師たちは、太平洋

戦争のど真ん中を生き抜いてきた人々。当然理不尽な体験もし

ただろうし。身内を亡くした人も多いだろう。そんな境遇の教師が

子供たちにどういうことを教えるかは容易に想像がつくはず。


決して沖縄の民間人を守ろうとしなかった帝国陸軍・海軍への

不信感、民間人にもかかわらず無差別射撃で殺戮を繰り返した

米軍の非道。すべてが彼の心の奥に深く刻み付けられているの

だろう。

 

最近になっても沖縄駐留米軍の横暴な振る舞いや、米軍人犯罪

甘い対応など、沖縄県民にとって米国は憎むべき存在となっ

ている。韓国や中国で反日感情があるのと同様に、沖縄県民には

ひっそりと反米感情があると思うのが普通だ。さらには本土で勝手

なことをする日本政府に対しても、強い不信感があるはず。

 

そこへもって今回の首都圏球団による勝手な強奪劇。しかも監督

米国人。沖縄県民ならば、もしかすると誰でも反感を抱いたかも

しれない。伊志嶺監督による今回の発言には、こんな事情が隠され

ていると、あなたは思わないか。

 

余談だが、相思相愛と伝えられていた福岡ソフトバンクホークス。

沖縄県と九州という距離的・文化的な近さと、球団の魅力が大きな

影響を及ぼしたのはもちろんだろう。しかし、この球団のオーナー

・孫正義と、監督・王貞治は双方とも出自が日本ではないことを忘

れてはならない。沖縄人が微妙な感情を抱いている「内地人」では

なく、かつて戦時中に沖縄と同様に苦汁を舐めた地域に由来する

家系の出身であることは、もしかすると秘かな決め手だったのかも

しれない。 

 

こんなこと・・・絶対に本業じゃ言えない、書けないのである。

 

 

 

 
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