スタッフです!
新元号発表になりましたね!
まだちょっと慣れない感じがしますがw平成と同じように使うたびに馴染んでくるのでしょう。
今回の元号の出典は万葉集の
初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風和(かぜやわら)ぎ
梅(うめ)は鏡前(きょうぜん)の 粉(こ)を披(ひら)き 蘭(らん)は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす
訳:
時あたかも新春の好き月、空気は美しく風はやわらかに、梅は美女の鏡の前に装う白粉のごとく白く咲き、蘭は身を飾った香の如きかおりをただよわせている。
意味を知って『たおやかで素敵な和歌だな~』と思ったのですが、この歌に出てくる蘭の花ってなんでしょうねぇ??2月頃に咲く香りのよい蘭で、万葉集が編纂された頃には日本にあった蘭って?スズランとか玉蘭しか思い浮かばないwww胡蝶蘭とかって最近でしょうし・・・・奥が深いなぁ。
それと、万葉集が出典というのも新しい事が一つあっていいですよね。
私達日本人って、伝統的なことに対しては保守的な傾向があるように思うのです。
この性質は良いほうに発揮されれば長く伝統を受け継ぐ力になりますが、悪いほうに発揮されると時代にそぐわない遺物を作り出してしまうと思うんです。
なので、出典を変えるというのは時代に合わせて柔軟に対応していこうという気持ちの表れを感じられて好きです。
正直、『かがやき元年』みたいな元号は私の今の価値観じゃ受け入れがたいですが、いつかの未来にそうなってるかもしれないですしねw
そうやって100年1000年後も「新元号何かなぁ?」って皆で楽しめるといいですよね