未来へ向けて歩んだ軌跡 -2ページ目

これからの旅の決意の弱い「おれ」からの出発


初めての方はもし宜しければ目次からご覧ください。
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過去のことから現在に向かって書き進めています!

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バックパックをゲストハウスに預けると、ゆっくりと海岸へ向かった。


オーストラリアに降り立ってから、別にやることも決まっていない。

強い陽射しを浴びながら、ただ気持ちの赴くままに生きていくだけ。



バスに乗り込み、海外へ降り立った。

ケアンズってすごくきれいな海が広がっていると聞いていたけど

自分の目の前に広がる海はそうでもないな…。


間違えたんかなぁ。

自分の今の英語力でも素敵な海岸のことぐらいはきけると

思っていたのが、さっき道を尋ねた方にはちゃんと伝わって
いなかったのかもしれないなぁ。


それにしても人が全くいない…。
完全に間違えたんだろうな。


確かに、「静かで素敵なビーチはどこ?」って聞いたけど

ここまで誰もいない場所は、全く人気もなくて素敵ではないんじゃないかな…。



まぁ、いいや。

とりあえず、旅人のお伴であるブルースハープをポケットから取り出して

ゆっくりと吹いてみた。



適当に吹いているのにずいぶん素敵な音が出るもんだな。

ゆっくりと吹きながら、これからのことを考えてみた。

これから長く続く旅に向けて、おれはどうなっていくんだろうか。


もともと人みしりが激しいのに一人旅で、しかもインタビューなんか

できるんかなぁ。なんてどんどんと気持ちが小さくなってきた。



ブルースハープのこの寂しげな音がいけないんだろうな。

単に長旅の一日目と言うことでちょっとブルーになっているだけだろうか。


なんか。異様に腹も減ってきたけど、周りに店は全く見えていない。

喉も渇いてきたなぁ。


一人旅をするのも数年ぶりかな。



タイに初めて行った時に、ゆっくりと自分に何度も何度も

語りかけていた。


あの時の方がただ真っすぐな元気さがあったような気がする。

なんだか、アフガニスタン、イラクでの出来事がどこか遠くに

行ってしまっている。


ただ、静かに波音を聴きながら、ふと考えていた。


もっとおれって夢を追いかけたりしてたよな。

熱くて、馬鹿みたいに騒いで周りを盛り上げてばかりいたのに。

いつの間に、こんな落ち着いた小僧になってしまったんだろう。



これが大人になるってことだったら、嬉しくもなんともない。
ただ、面白味の無い人間になっていくだけじゃないか。



そんな風に自分を責めてたらちょっと元気になってきた。


よし、行こう!

長旅をしようと考えている人間にしては、あまりに懐具合は

寒い状況だが、気持ちだけは大きくなってきた。


そして、自分にとっての何かしら「タカラ」を見つけよう。


この日から始まり、オーストラリア、ヨーロッパ、アフリカ大陸縦断と

続いていくとまでは、考えていなかった。


旅の始まりの一日目。


さてと、そろそろ腰をあげようか。くだらない生活のことや

悩みなんか捨ててね。