世間は4連休ですが巣ごもり。去年は一日取るだけでも大変だったんですが…今では…
有給を取って宿毛南風に乗る1泊2日の旅。メインを終えた翌日は高知観光して帰ります。
宿毛始発の南風に乗るため再び宿毛へ。駅は市街地の外れ。宇和島方面への延伸計画もあったようですが、この先延伸できないさせない構造になっています。
2019年ダイヤ改正以降、宿毛まで乗り入れる特急は高知間(あしずり)と高松間(しまんと)の2往復で本州乗り入れは廃止。※土佐くろしお鉄道に乗り入れる南風は中村―岡山間の上り1本のみとなります。※南風の土佐くろしお乗り入れは2020年3月のダイヤ改正で廃止。
宿毛駅と南風号の先頭。
どん詰まりの車止めから南風号と土佐くろしお鉄道普通列車との並び。かつての銀座線渋谷駅のように、延伸させない構造の終着駅に川式ホーム。
振り子式で思いっきり傾いた南風号から太平洋が見られるのもこれで最後と車窓に耽っているのも束の間、車内に巨大なオオスカシバが
ゴキブリよりも嫌いな蛾に冷や汗をかきながら高知で途中下車 はりまや橋まで歩いて丁度12時。からくり時計と流れるよさこい節を鑑賞し、
とさでんに乗って車内で一日乗車券を買おうとしたところ、こういう時に限って五千円しかなく運転手さんに断られましたが、乗客の人がくずしてくれました。高知の親切な方に感謝 お礼して知寄町一丁目下車。
高知観光でまず訪れたのは地球33番地というところ。道路も地球33番地通りとダイナミックな名前
ということで、ここがその地球33番地天を仰ぐような印象のレトロ感あるモニュメントが立っていますが、周囲は普通の住宅地と川…。壮大な名称とは裏腹に地球規模的凄さが感じられません…。ここがどんな場所なのか、
日本の経緯度通過地点をまとめてみると…。国土が狭い日本に10度単位、5度単位で交差するところがあることすら貴重なところ、さらにここは経度・緯度の度・分・秒"3"が同じ数字で12個も並ぶというまさに奇跡のポイントなのです。
案内にもその凄さを赤字で示しています。実際のポイントはここではなく対岸だそう。そしてこんな壮大な場所に淡泊すぎる最後の注釈…
測量の方式が世界標準に変わったためだそうで、測り直した正式な133度33分33秒の地。陸地上でないのは若干惜しい気がしますが、それでも数字が12個並ぶところは世界中でここを含む10ヶ所のみ(広大な中国にも無い)。さらに他は地理的・環境的に到達困難な場所ゆえ簡単に行けるのはここだけ。
45億6千年前の地球誕生の歴史から見れば、経緯度という概念が生まれてから今日に至るまでの時間なんてほんの一瞬。さらにここが地球33番地に選定されてからではなおさらです。そんな一瞬の奇跡の地点に立てるありがたみを感じながら…。
(2019年2月24日)