11月5日に蠍座で新月が起こります。

 



新月はスタートで満月で結果が出ると言われます。

 

蠍座は特定の相手などとの一体化を目指す性質があり、人でも出来事にも突き進み一つになりたい気持ちが強くなります。

 

この蠍座にはもともとの居住地となる火星があります。

火星は積極的に行動する原理であり、蠍座にあることでその性質が本領を発揮して、対象となる人や物事に揺るぐことのないエネルギーでぶつかっていく様子が見られます。

 

この蠍座の新月の180度反対の牡牛座でぴったりの度数には反発や革新を起こす天王星があり、さらに90度の角度の水瓶座には制限や制度を守ろうとする土星が緊張した配置にあります。

 

天王星と土星は今年3回起きる90度のスクエアになっています。

前の記事でも言及したのですが、土星と天王星のスクエアは「体制への反抗」や「古くなった制度を壊す」という45年周期の最後の段階にある配置で、この天王星と土星にたいして今回の新月は真っ向から立ち向かうポジションにあります。

 

ここから考えられるに「個人のほうでは特定の対象に一体化するために突き進むのだが、そこには伝統や今までの生活を守る人達と、それを壊そうとして革新的で破壊的な人達との3つ巴の対立をする」という状況が考えられます。

 

あなたが突き進み一体化したい方向は今までの生活を守る側かもしれないし、それを壊す側かもしれません。


もしくは制度と革新の対立には関わらないで自分のテリトリーを守りたいという立場かもしれませんが、そのサバイバルのためには政治的な事や制度的なものとの戦いをしなければいけないといったことも考えられます。


 

この新月の後の満月なのですが、これは月食になりその次の新月は日食となる大きな流れがあります。

 

月食、日食が起きる時期には「死んで生まれ変わる」といった時期であり、この新月が始まりだと考えて年末にかけての大きな出来事の予兆のようになっています。

 

天王星と土星の最後の度数が同じになるスクエアも年末に起こるというのもあるので、年明けまでの劇が幕を開けた状態のように見えます。

 


この新月の中で大きな影響を受けるのが不動宮の牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座で一つのことを集中して行動する星座ですが、この人達は手放さなければいけないことなどが出てくるかもしれません。


 

不動宮というのは生活のパターンなど特定のこだわりがありそれを乱さるのは嫌なのですが、この性質とは違う壊されて手放すといった大きな変化になるかもしれないのでそこにかかるストレスは相当あるのですが、こういうことでもなければ変われる機会はないのかもしれません。

 

後になってよかった変化だったと思えるように迎えてみるといいですね。

 

これから年明けまでいろんな変化が出てきそうです。