参院選、どこへ行った?鳩山、小沢氏の「政治とカネ」問題。 | 日刊 鼠小僧

参院選、どこへ行った?鳩山、小沢氏の「政治とカネ」問題。

 鳩山由紀夫前首相、小沢一郎の両氏が参院選前に首相、幹事長を揃って辞任したのは「政治とカネ」の問題だった。金銭疑惑を抱えたままでは選挙は負ける、というのでダブル退任だった。だが、いざ参院選に突入すると「政治とカネ」問題はどこかに吹っ飛んでしまったようだ。

 民主党は自らが辞任したことで「けじめはつけた」(菅直人首相)としている。だが、それも選挙戦略の「目かくし」だったようだ。
 鳩山、小沢の両氏ともに各地を遊説している。そこでは「政治とカネ」の問題にはふれることはない。
 有権者の間からは「潔白を主張するなら演説でも説明すべきだ」など、疑問、不信の声があがっているという。

 「役職を辞めただけで『政治とカネ』の問題が解決するのだろうか。2人は説明をつくしていない。政治家の厚顔無恥ぶりにはあきれてモノがいえない、という声をきく。選挙で支援を呼びかけるのもいいが、その前に説明しなさいということでしょう」(政界事情通)

 民主党はこの問題には触れたがらない。辞任で解決ずみとする一方で、選挙公約で「企業団体献金の禁止する」としたことで、説明責任をのがれ乗り切ろうとしているかに見える。

 ただ、小沢氏が菅首相の消費税増税への言及や昨年の衆院選のマニフェスト(政権公約)の修正に反対。物言いをつけている。9月末の党代表選でも戦う姿勢を鮮明にするなど、執行部と対立し事実上の分裂選挙となっている。党内の一部からは、「しばらく静かにしているんじゃなかったのか。有権者に『政治とカネ』の問題の反省のかけらすらない、と誤解されかねない。〈選挙が〉やりにくいよ」と参院選への影響を懸念する声も出ている。

 小沢氏には、新聞の投書に「晩節を汚してくれるな」という意見も寄せられている。検察審査会の判断が残されている。