いまから11年とちょっと前。それは始まりました。



きっかけは今思えばほんのささいなこと。





以前の母は、明るく前向きで家事も仕事もバリバリこなす、いわゆるステキ主婦でした。


愛読書は『心の基地はおかあさん』。当時流行っていた子育て本です。


そんなできる女ゆえ、かなり身勝手ででしゃばる癖もあったようです。おそらくそのことが病気発症の原因のひとつではないかと私は思います。





私が小学5年のころ、母は地元の小さな会社に経理のパートで働き始めました。


仕事のスキルはかなりのもので、さらに気がきく、ということで社長に気に入られ、気がつけば社長の秘書のような存在になっていました。


これは私の推測ですが、どうも母はあの会社を支えているのは自分だ、と思っていたようです。



それから2、3年たち、それまでよかった会社の業績が一気に悪化。そのことで母は思い悩んでいたようです。家でも落ち込んでいる日が多くなってきました。でもまだ病気、というほどではありませんでした。


そんな日がしばらく続いたある日…詳しい経緯は知りませんが、社長から大声で叱責されたのだそうです。

倒産間近で社長も気が立っていたのでしょう。





その日から、人が変わったようにうつ状態へと入っていきました。





何もする気がしない、母を励まそうとして話しかけても上の空。ただ、布団を被って寝ている日々が続きました。







「うつ病かもしれない…。」











母の妹がうつを患っていたことがあり、病気の発見はスムーズでした。母自身もそう気づいていたようです。



ただ、それが10年以上も続く、曇った日々の始まりだったなんて、誰も思ってもみませんでした。


母がうつになって10年以上がたちました。

そのあいだ、いいときもあれば悪い時もあり、晴れたり曇ったり。


正確にいえば、いつもうつ病ってことには変わりなかったから、ほとんど曇りかな。んでたまに雨や…嵐。

あ、でもたまに晴れの日もあったよ。治ったんじゃないかと思うくらいに調子いいとき。


ま、そんなときに限ってすぐに大雨降るんだけどw

たぶんね、母はうつ病っていうけど、躁鬱も入ってるんだと私は思うよ。


だから、晴れの日が続くと怖い、そのあとに大雨警報が用意されているみたいで。


そんなこんなで早10年。



いろんなことがありましたが、今、母は生きてます。




ちゃんちゃん♪



↑といってしまえばこのブログ終わりですね。短っ。


えと、次回からちょっとずつ10年間やらなんやらを、私の記憶が残っている限りでお話したいと思います。




うちの母は「うつ病」です。




・・・自己紹介の前に突然ですね。すみません。はじめまして。ウラネコと申します。

母の病気のことですが、今初めて話しました。


ここでは母の病気のこと、私自身の考えを綴って行きたいと思います。


さて、母がうつ病と診断されて早10年がたちますが、私自身、そのことを日常で話題に出すことはありませんでした。

親がメンヘラーだというのが言いづらいとかいうのもありますが、言ったところでどうにかなるものでもない、どうもならないのなら言わない方がいいと思ったからです。

別所でブログもやっていますがそこでも話題に出したことはありません。


今回、このような形でブログをはじめさせてもらったのにはわけがあります。

最近、フリーター、家を買う。というドラマが面白くて見ているのですが。

ドラマの中でも母がうつという設定で、うつの症状や、家族の心境といったものが描かれており、

それを見ていて、「こんな考え方もあるんだ」と勉強させられたり、「うちだけじゃないんだー」と思ってすごく気持ちが軽くなったりしたことがありました。


今まで私は、病気のことは言わない方がいいと思っていたのですが、このようなブログを書くことで、同じようなことで悩んでいる方の気持ちが少しでも軽くなればいいなー、と思ったのがきっかけであります。

また、ここで今までのことを整理することによって、私自身、少しでも前にすすめたらいいなと思ってもいます。


ということで、内容が内容だけに暗くなりそうですが、そういうブログにはしたくないので、できるだけラフな感じで書いていけたらなと思います。いまどき言葉や駄文が目立つと思いますがお許しくださいませ。