そこから彼女は、
これまで自分がどう育ってきたのかを、
実の父である上司さんに語ったらしい。


ずっと2番目のお父さんが、
実の父親だと思って育ってきたけど、
その人が亡くなってしまった時に、
本当のお父さんは別だと知らされたこと。


でもその時に結局、
実の父親が誰なのかを聞けずにいて、
そのまま3番目の父親がきて、
その家族でやっていけると思ったら、
母親の心変わりから家族が別々になることになって、
今は3番目の父と弟と暮らしていること。


それを聞かされた、
実の父である上司さんは、


『…そうか…本当に苦労を掛けたんだな…すまなかったな…』


そう言って、
彼女に深々と頭を下げてきたらしかった。



続きはまた後で~☆

つづく