10年前と同じ港で松山の港から広島へ渡るあの日から約10年私を待つ人に会いに行った松山で私はフェリーを待ちながら孤独と不安に包まれた船の上でまるで奇跡みたいに朝方の虹を見たことを憶えている時の流れを感じながら10年の中で起きた出会いと別れが私を形成したことに感謝する10年後の私は晴れた空を見て一句詠めるほどに期待に胸がいっぱいで同じように広島の地へと波間を抜ける