保険販売員は、悪者ではない。 | ママが知っておきたいお金のこと。FPオフィス希 nozomi 浦久保 美加のブログ

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先日、最新の保険商品情報を得るため、某出版社から発売された「よい保険、悪い保険」という雑誌を購入し、なんだか複雑な気分になったファイナンシャルプランナーの浦久保です。

保険商品の長所短所、オススメの保険なんかの情報を求めて購入し、確かにその点は良かったのですが一つ気になることが。

それは、雑誌の冒頭。
とにかく「保険の販売員に騙されるな!」というメッセージ。
上のようなイラスト付きです。
これじゃ、保険の販売員は、全員下心しか無いみたいに感じます。
ここまで、意地悪しなくていいんじゃない?
保険の販売員だって、お客様のためを思って少しでもいいプランで長く続けていただけるようにって、心を砕いて活動してらっしゃる方がたくさんいるのに。
この雑誌を読んだ人、一体何を信じたらいいのかわからなくなりそう。

確かに、保険証券を拝見していると、「あー、これはヤラレチャッタな」と思うものもあります。

これを見極めるのは難しいんですけど、ある程度自分でも保険について勉強するか、信頼して相談できるFPなり、保険の販売員なりを見つけるしかないんですよね。

保険の販売員に限らず、商業活動している以上、利益を求めるのは当然です。
銀行員だって、デパートの店員さんだって、家電量販店だって、お客様に買っていただくために選んでいただくために、知識を磨いたり、話し方を研究したりしているのです。
「騙して買わせてやろう、ひひひひ」なんて思ってる人、そんなにいないとおもいますよ。
この雑誌の編集の仕方に疑問を持つし、この出版社に対してこそ、不信感を持ってしまいました。

バランスを欠いた表現は、何も知らない消費者にとっても不利益しかありません。

たくさんの良心的な保険販売員さんを思い出して、悲しい気持ちになったのでした。