【これまでのあらすじ】
麻美からの話を受けて、高木は一緒に『ケータイ販促7つのルール』を作ります。
※ここからがキモです!「右肩上がり流 ケータイ販促術」が明らかになります。
【本編】
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【ケータイ販促7つのルール】
1、会員登録をしてもらった翌日には必ず「お礼メール」を送る。
2、「お礼メール」は、返信がもらえる文章にして、特典はつけない。
3、「返信をくれたお客様」には、返信して「メル友リスト」に加える。
4、「メル友リスト」のお客様には、えこひいきして大事にする。
5、全リストへの一斉配信は月1回。
冒頭に必ず「メール解除の告知」を入れる。
6、メル友リストへは「手紙メール」として、一斉配信は「チラシメール」として作文する。相手との距離を大事にして、馴れ馴れしくならないようにする。
7、どんなメールでも、それを見て来店したお客様には、必ずアドレスを教えてもらうようにして、翌日に「来店感謝メール」を送る。
※「アドレスカード」への記入
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麻美「できましたねぇ!店長。これでバッチリじゃないですかぁ。」
紙に書き出すと、考えていることが整理されるというが、この「ルール」は、まさに今回の失敗と、麻美のアイディアが生かされた結晶だった。
麻美「これで、明日からやりましょうね、店長。」
…そこで思い出したことがあった。
今朝、『M-uchi(ミミウチ)』の営業担当と話した「アドレスの所有権」についてだ。
高木「あのさ、麻美ちゃん。例の『アドレスの所有権』についてだけど…」
麻美「ぁあ、ありましたね、そんなのが。」
高木「どうしたら良いと思う?」
麻美「もぅ、しょうがないんじゃないですか。も一回、始めからってコトで。」
麻美は、あっさりと言った。
高木「ぇえーー!」
麻美「それがイヤなら、今のお客様に聞いてみるって感じですかねぇ。」
高木「…聞くの?」
麻美「そう!聞くの。それからシステムを止めればイイじゃないですか?」
どうやって聞くのか?見当がつかない。
麻美「聞き方が分からないみたいだから、まずは私がやってあげます。その代わり、今後もゴチさせてもらうってコトで。」
ということで、翌日から麻美にケータイ販促の担当をやってもらうことになった。