映画『マグノリア』(日本公開は2000年)の音楽が好きでよく聞いていた。『マグノリア』は主人公が10人もいる群像劇。映画でもドラマでも群像劇にハマりやすくて、この映画も映画館に見に行ったなあ。でも20年以上経っても私の頭の中に残っているのはどちらかというと音楽の方で、今でも度々勝手に流れ出す。このサントラアルバムも実家のどこかにあるはずだが、気軽に帰って探せないのでもっぱらYouTubeの恩恵にあずかっている。

 

聞き直してみて、あーこの曲もあの曲も好きだったのに、なぜか忘れていた!というのがあって、今日の曲もそのひとつ。

 

Deathly(Aimee Mann)

 

なんとなくAimee Mannのアルバム"Bachelor No.2"のジャケットの方を置いておきたい。

 

Aimee Mann は80年代後半にTil Tuesdayというバンドのヴォーカルをしていたそうだが、私が知ったのはこの映画『マグノリア』がきっかけ。Aimeeの友人Paul Thomas Anderson監督がこのアルバムに収録されている"Deathly"にインスピレーションを得てできたのが『マグノリア』だそうだ。ちなみにAnderson監督は、現在50歳。あれ意外と若い?『マグノリア』の時はまだ30歳くらいだったんだねえ。 

 

前回RoxetteのMarieの声が好きだと言ったけど、Aimeeの声も好き。落ち着いていて暖かくて優しそう。そんな安定の美声で歌われる不安定な心情の歌が好きだ。

 

"Deathly"も相当グラグラ不安定に揺れている。私はすでにトラブルだらけ、何かしてくれようなんて思わないでそんなに優しくしないで、と歌っているようす。そんなことされたら私はdealthy致命的にあなたに落ちてしまうから、ということらしい。まあこうやって歌ってる段階でもう手遅れかもしれないね。

 

最近またよく聞いているせいか、夜中に目が覚めていきなりこの曲が鳴り出した、頭の中で。別に私の心情とリンクしているってわけではないが、再び密かにAimee Mannブームがきたのかもしれない。

 

私は後半に向かって盛り上がる曲をエモいと感じるらしい。"Deathly"も控えめに始まって、すこぶるエモーショナルな後奏で終わる。

 

 

こんな時間だけど、この後もう一記事投稿します。

目指せ、今日中!!