イギリスを拠点とする神出鬼没の匿名アーティスト、バンクシー。

彼(匿名だけど男性っていうのはわかっていたはず…)の新作アートがロンドンの地下鉄で公開されました。

 

それについて詳しくはこの美術手帖さんの記事を見て頂くとよいかと。

 

 

 

 

 

標題にある「ロックダウンされたが、立ち上がる」、原文は、

I get lockdown, but I get up again.

作品の一部として書かれた文章です。

 

これを見て思い出す歌はひとつしかありません^^

 

 

この歌のサビがI get knocked down, but I get up again(打ちのめされたが、立ち上がる)

I get lockdown, but I get up again(ロックダウンされたが、立ち上がる)とほとんど同じ~と思ったら、やっぱり^^

 

バンクシーが地下鉄内で作業している動画をインスタで公開していますが、その最後にこの曲が流れてた~♪(ていうか設置作業?普通に人がいる中でやるのね…)

 

Delta Raeの“Stronger Than a Lion”の回の時に、好きな曲の中に「自分、倒されてなるものか」ジャンルがあると書きましたが、"Tubthumping"もそのひとつです。 

 

 

I get knocked down But I get up again

打ちのめされても また立ち上がる

 

に続く、

 

You're never gonna keep me down

 

直訳だと「あんたは俺をダウンさせてはおけないぜ」みたいな感じかな?これがまた私の好きな負けん気、打たれ強さ、または強がり、なのです(笑)。時々思い出す一文なんですよね。自分自身が、倒されっぱなしなんてイヤだって思ってるし、何度でも立ち上がろうとする人が好きだから。

 

以前にも書いたのですが私は1997年はイギリスにいたため、当時イギリスのヒットチャートを賑わせていた"Tubthumping"は何度も何度も聞きました。97年には、Youtubeは存在しないし音楽配信なんていう市場もまだなかったと思う。気に入ったらCDを買いましょう、という時代。

 

"Tubthumping"はちょっとチャラっとしている( いや、いい意味で!)流行歌というイメージなのですが、長年耳に残っている一曲です。当時から失礼ながらタイトルもアーティスト名もうろ覚えだったと思うけど^^;

 

Tubthumping タブサンピング←曲名

Chumbawamba チャンバワンバ ←アーティスト(バンド)名

 

むずかしくないデスカ^^; わたくし、今でもソラでは書けず、、 英語がようわからん日本人の若者(当時の私)にはすっと入って来なくて、なんかニュアンスで覚えてた気がします^^; 何年も経ってからふと思い出して、なんだっけーあのI get knocked downの歌―?って検索したんだったと思う。今は便利よね。歌詞の一部を覚えていれば検索して見つかっちゃうんだから。

 

かのバンクシーも引き合いに出したし、もしかして再ブーム来るかも?

今の状況にもハマる歌詞だと思うし。

 

ただサビは「困難にも負けないぜ」系のフレーズだけど、それ以外ではウィキスキーやらウォッカやら飲みまくってる様子なので、なんかパブでくだまいてる酔っ払いの歌かもしれませんけど(笑)。

 

前後しちゃうけど歌い出しも好き。 

 

We'll be singing
When we're winning
We'll be singing

歌を歌ってる

勝利する時は

みんなで歌を歌ってる

 

後半に何度も繰り返されるサビI get knocked down~の合間にもこのフレーズが入ってきます。さっき聞いてたけどなんかもう泣けてきちゃう。

 

打ちのめされても立ち上がるよ

ずっと倒れてはいられない

 

私たちは歌っている

 

そう、勝利の暁には…

 

歌いたいよねえーーーー!!!!!T^T

 

 

…す、すみません、ちょっと落ち着きます。

 

バンクシーといえば、8月29日から「バンクシーって誰?展」が開催される予定でしたが、来年の夏まで延期されることになったそうです。美術展はぼちぼち再開し始めてるところもあるけどこれは体感型の展示もあるそうで、そうなってくるとコロナが…ってことでああ、もう残念。 

 

 

気を取り直して、イギリス&アート絡みでもうひとつ。こちらも美術手帖のサイトより。

 

 

 

新型コロナ対策としてイギリス政府が文化芸術セクターに2100億円の追加援助をするという話。

ボリス・ジョンソン首相が文化芸術を「この国の心臓の鼓動」と呼んでいるのが印象的でした。

 

「心臓の鼓動」って英語ではなんて言ってるのだろうと思って原文を探してみたところ、たぶんこれだろうなと。

Boris Johnson unveils £1.5 billion rescue package for arts and heritage venues amid coronavirus crisis

 

the UK’s cultural industry is the beating heart of this country

「英国の文化産業はこの国の心臓の鼓動だ」と言ってますね。

 

心臓の鼓動=beating heart。そのものズバリ。

文化産業には劇場や美術館、ライブハウスや映画館などが含まれます。

 

英国的表現のなのかジョンソン首相のお気に入りなのか、ご自身のコロナ闘病後、NHS(イギリスの国民保健サービス)のこともbeating heartと称していました。

 

医療もアートも、国家の心臓。

 

日本だと、どうだろうか…。もちろんそうなのだけど、きちんとそうみなされて、充分な補償を得ているのだろうか。(充分ではないですよね…)などと憂いてしまいましたが、イギリスの文化支援金に関する原文らしきものを読むと、英政府、遅い。という声もあるようだし、日本だって何もやってないわけではないだろうし、隣の芝生が青く見えているだけということも多々あるかと思います。

 

自分個人のレベルでも、もはやそれくらい大事なのかもとピンときてしまったことがあるけど、「心臓の鼓動」だと言い切ってしまうのは少し怖い。

 

 

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