何だか良くわからないうちに始まって終わった帝王切開。

まずはなぜベビ子の心拍が低下したのか。


手術の承諾書にでかでかと書かれていたのは、

胎児機能不全による緊急帝王切開術適応

の文。

まず私、胎児機能不全すらポカーン。
スミマセン、看護師なのに。



調べましたところ


胎児がお腹の中で元気な状態とは言えない状態


真顔


ざっくりやな。



とりあえず、赤ちゃんにとってよろしくない状況にお腹の中がなっていて、それにより赤ちゃんが苦しんでいるかもしれない状況、ってことです。
簡単に言えばね。


で私の場合も切ってみなきゃ分からないと言うことでしたので、緊急帝王切開になりました。
結果的にヘソの緒が巻いてる訳でもなかったのですが、原因なく心拍が低下することはあり得ないので、帝王切開してよかったとのこと。

おそらく私の場合。
臨月に入ると羊水は少しずつ減少傾向になるのですが、元がそこまで多くなかったのではないか、とのこと。
つまり、産まれるギリギリまで欲しい分量の羊水がなくなってしまい、ベビ子のお部屋のスペースが少なくなる。
それにより、ベビ子の体と子宮の壁の間などにヘソの緒が挟まれて圧迫を受けたことにより、ベビ子への血流も減少、低酸素状態を招いてしまっていた。

らしいのです。
確かにお腹自体も小さめでしたけれど、何よりも急激に胎動が大人しくなりました。
これはあとから思い返せば程度なのかもしれないのですが、確かに、前ほど痛くなかったんです、胎動が。
でも胎動が無いわけではないので、狭くなってきたんだね~、産まれる準備だね~とかのんびり過ごしておりました。

コンスタントに胎動の強さが続くくらいの気持ちでいた方が良いのかもしれません。


しかもたまたま検診のタイミングで心拍が低下したから発見できたものの、もしヒットしなければ...考えるだけでゾッとします滝汗
ベビ子のタイミングの良さと、先生の早い決断に感謝です。
非常に驚いたけど...





さて、オペ後の経過です。
病室に戻ってきて、少ししたらシバリングが始まりました。
俗に言う悪寒です。

ベッド柵握りしめていないとエクソシストみたいになっちゃいそうなレベルのやつ。
それを押さえようとするから体に力入って傷に響く!
でもガタガタ震えてるのも気持ちが悪い!
2時間くらいの間、震えて→治まって→また震えて...を繰り返してました笑い泣き
それでも38℃弱ぐらいにしか熱上がりませんでしたけど。

しばらくして震えが治まって、そこから痛みとの戦いです!

でも今すごいんですよ!
持続で沈痛麻酔薬が点滴されてるんですけど、『痛くなりそう』とか『痛い!』って言うときに自分でボタン押して痛み止めを増量できるんです!
画期的!
無痛分娩とかそういうシステムだった気がします。

ただ痛みがゼロになるわけではないので、一晩ほぼ眠れませんでした。

点滴も一度漏れたし...チーン



カーテンを見ながらまだ暗いから日の出時刻は過ぎていないのかーとか考えてました(原始的)。


そうそう、オペ終わったあと、病棟師長さんが来まして。

『やまゆ。さん、スマホ貸して!赤ちゃんの写真と動画撮ってきてあげるから!』

と(笑)



お腹の痛みとシバリングの中スマホのロック画面を解除して渡したのを覚えてます(笑)

そして生まれたてのベビ子の写真と動画を納めたスマホを持って師長さん帰還。



『超可愛いのよ!ほら!』



と。
いやいや、師長さんのノリの方が可愛いかも知れなかった(笑)

そして。



『LINE開ける?持っててあげるから報告したい人に送っちゃって!』



と師長さんをスマホスタンドにしながら旦那と母に産まれましたLINEを送ったのでした(笑)







一晩痛みに耐えた私。
でもまだ母や旦那からのLINEに返信する元気は出ず...。
熱がずっと38℃位出ていて、正直誰とも喋りたくない感じ。
寝返りさえ打てない。

追加で痛み止めの点滴追加してもらったりしたけれど、熱は下がらず。
シバリング無いだけ全然楽でしたが(笑)


ようやく朝が来たけど...ただそれだけ。
この痛いのや苦しいのがあとどれくらい続くのか、絶望感しかないチーン


日勤帯の看護師さんに引き継ぎされて、『午後おしっこの管抜いて、歩いてみましょうか』とか言われてしまい...




無理無理無理無理!!!
笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

やめて!
死んでしまうわ!
ゲローゲローゲローゲローゲローゲローゲローゲローゲローゲローゲロー




でもやまゆ。良い子だから『はい...滝汗』とか答えちゃってるし...。


確実に死亡フラグ。


それこそ絶望的な気持ちで午後を迎えるのでした。。。




続きます!