マックかと思ったら
マックカフェだった
ビックマックとコーラ
言いかけて
様子が違うのに気がついた
カフェラテＳサイズ
ホットで
あぶない
あぶない
花粉の薬でやられてる
麻布十番で降りるはずが
六本木一丁目まで
乗り越したし
俺、大丈夫？
上野駅はざわついていた。
私はチケットを駅員に見せ、何があったのか、私のチケットの新幹線は何番線に到着するのかを確認した。
駅員は私の質問には答えなかった。
「今すぐ２０番線にくる新幹線に乗って下さい。この後は1時間以上来ません。」
私は駅員に対して質問事項がいくつかあったが、それを飲み込み２０番線へ走った。
新幹線は山手線のように混んでいた。
とりあえず、目的地にはたどり着けそうだ。
さて、帰れるのかな？
コバルトブルーのボタンのような顔の左耳の横に少ないと表示されている、そもそも耳はないのだが、花粉が少ないのは大変結構な事なので出来ればもう少しハッピーな感じのアイコンが望ましいと思う反面、じつは私はコバルトブルーのボタンが好きなのだ。
帰国してから
フェイ フィーバー♪
サタデーナイトは
フェイ フィーバー♪
クシャミ連発
フェイ フィーバー♪
鼻が詰まって
フェイ フィーバー♪
息ができない
フェイ フィーバー♪
眠れないのよ
フェイ フィーバー♪
痒い眼をこすりながら
日本橋の司法書士事務所へ
先生に書類を渡し
そのまま
有楽町の交通会館へ
２０年かよっている耳鼻科
アレグラからはじまり
タリオンになり
数年前からザイザルだ
「先生ザイザルより強い薬ないっすか？」
先生は自分のマスクをズラした
口髭をはやしていた
なぜ先生はマスクをズラしたのだろう
「点鼻する？」
点鼻…
２０年前
点鼻をして鼻が詰まって以来
花粉用点鼻は避けてきた
しかし
先生は口髭をみせた
そして点鼻の話をした
私はすぐに決断した
「お願いします」
「薬局で点鼻もらったら
すぐしてね、片方2回づつ、明日からは朝だけでいいから」
薬局で点鼻をするのか
点鼻をもらった
その場でするのか
「雨の日、調子良かったら、ザイザル飲まないで
点鼻だけしてね」
点鼻優先なのか
ザイザル飲まないでいいのか
一階の薬局に行き
処方箋を渡し
椅子に腰かけた
薬を待っている人達を見渡した
誰も点鼻はしていない
名前が呼ばれた
支払いを済ませ
もう一度
椅子に腰かけた
ナゾネックスという点鼻薬を
袋から出した
名前があやしい
薬を待っている人達
誰も点鼻はしていない
先生は口髭をみせた
口髭をはやしていたのを２０年かよっていたのに
知らなかった
先生はマスクをズラした
そして点鼻の説明をした
迷いはない
私は左右2回づつ噴霧した
保安検査場でボディチェックをうける爽やかナイスガイの私は出張中ビジネスが終わると治安維持の為に尖沙咀の街を毎晩パトロールしている。
なぜだろう？
気にしない
just do it.