おつかれ~
タイトルからはGP3などの内湾ポイントを連想しそうですが、いえいえ、パラオの内湾域なんてある意味普通...。
他サービスでは行けないマングローブ水域と渓流も我々のテリトリー♪
ある意味魚治の真骨頂の一つ!?
ちゅうことで本日は比較的観察しやすいパラオの淡水魚特集です!
まずはマングローブ域へ!
(写真はテッポウウオ)
正直な話、パラオのマングローブ域にはクロコダイルが生息しております。
当然我々が潜っている水域にも生息しているのですが、何回も何回も潜って安全を確認しオープンとなった水域ですが、今のところ遭遇率0%です♪(^^;)
コインサイズの頭部から尾柄部にかけてオレンジがかるシマシマの魚。
これはクロホシマンジュウダイの幼魚。
幼魚から成魚までこの水域で見られます!
成魚はこのシマシマが消えて黒の水玉模様になります。
一見テンジクダイに似た感じの透明な魚はナンヨウタカサゴイシモチ。
場所によっては結構群れているのでワイドネタにもOK♪
倒木や水中に没した枝葉をじっくり探して見て下さい。
小さなワニのような魚が逆さまに着いていたらヤエヤマノコギリハゼの可能性高し!
小さなハゼだからって、スルーしちゃわないで下さい!
1cmちょっとしかないけど実はこれで成魚のマングローブゴマハゼです。
背びれの青・黄・黒のトリコロールカラーがポイント♪
マングローブ域の主。
倒木の下に身を潜めているオーバー40cmサイズのハゼはホシマダラハゼ。
一説によると60cmクラスもいるとか!?
そんなマングローブの主も可愛い時期が♪
ホシマダラハゼの幼魚は身体を横切る白いバンドが特徴です。
この環境でしか見られません!!(今のところ)
マイコハゼというサツキハゼ属の仲間です。
比較的撮りやすい場所にいる今がチャンス!
などなど、マングローブ域はブログでは紹介しきれないネタがまだまだいます♪
そして、そして、まだまだ続きます!
午後からは魚治のマル秘ポイントへ!!
ここは元々コンパクトロード(パラオ本島一周道路)の影響を受けていない本来の自然が残された渓流でした。
勿論渓流に生息する魚種も豊富な川。
しかし、ある理由で、一時期土砂の流出がおこり河床に赤土などが堆積し、ボウズハゼ類が減少の傾向を辿っていたのですが...
久しぶりに訪れてみると。
なんと!
復活してました!!
茶色くなってしまっていたポットホールの岩肌も本来の花崗岩の黒っぽい色に戻っています!
パラオの淡水環境の自浄能力は以外と高かったようです♪
さて、問題の魚達ですが...
パラオの渓流の基本種!
パラオの渓流では絶対抑えて欲しいフデハゼは沢山おりました♪
この色彩はオス個体。
本種は比較的見やすい種でもあるので、渓流を訪れるチャンスがあれば是非観察してみて下さい!
体側の横シマが特徴的なカエルハゼ。
本種も比較的環境の変化に強いタイプのハゼです。
身体の後半が鮮やかなオレンジ色のハゼ!
アカボウズハゼのオスですが、以前はフデハゼと混同されていました。
本種は土砂の影響を受けるような河川からは急速に消えていく種で、この川の個体数も減っていましたが、個体密度がまた元に戻ったようです♪
こちらはそのメス個体。
ボウズハゼ全般に言えますが、メス個体は極めて地味です。
そしてそして!
一旦この川から消え幻となっていた種...
頭部から尾びれまで半身が赤いボウズハゼの仲間はカキイロヒメボウズハゼ。
復活していました!!(≧∀≦)
今回は、とりあえず一つのポットホール(滝壺)で2個体観察出来ました♪
夕方近くになるとご覧のように赤が強くなってくることがあります。
そして更に!
ヒナハゼ属の一種Redigobius oyensiがなんと滝の上にも生息していることが判明致しました!!
本種は完全な淡水環境に生息する種ですが、こんな山の上の方にいるとは自分も知りませんでした(^^;)
ちゅうことで魚治のマル秘ポイント完全復活です!!
今回紹介出来なかった種もまだまだ沢山おりますよ〜
パラオの淡水魚を自分の目で見たい人はぜひリクエストして下さいね~♪
ただ、道なき道をそこそこの距離歩いて行くことにはなりますが...(^^;)
最後になりますが、年末年始のお写真を快くご提供下さった鎌倉潜水さん、鎌倉魔王さまありがとうございました!!
そんじゃあおつかれ~