「瀬戸内寂聴の源氏物語」 瀬戸内 寂聴 | じぶんを たいせつに。
2003-10-12 21:49:46

「瀬戸内寂聴の源氏物語」 瀬戸内 寂聴

テーマ: ┣【あ~さ行】
瀬戸内寂聴の源氏物語 全1冊 (シリーズ・古典)/瀬戸内 寂聴

¥1,575

枕草子が書かれた時代と時を同じして11世紀の初期頃に源氏物語は誕生しました。
全五十四帖からなり、大きくは3つの場面に分かれています。
まずは源氏の華やかな前半生が書かれており、続くは紫の上の死などの苦悩。
ここでは内容の書かれていない"雲隠れ"という章があり、光源氏の死を思わせています。
そして最後、主人公は薫へと移ります。
この中で"橋姫"から十帖は、舞台が宇治に移るため、通称宇治十帖といわれています。

原作者である紫式部は、ユネスコ世界偉人暦に日本人として初めて選ばれた人です。
源氏物語を読めば、それだけの価値があることがすぐにわかります。
心理描写も絶妙な上とても洒落っ気があります。
登場する女性も可愛らしい人が多く、中でも夕顔や若紫など特に可愛く光源氏が溺愛したのも頷けます。

瀬戸内さんの訳はとてもわかりやすく、作中で数多く読まれている和歌などは訳されたものの隣に原文が添えられておりその雰囲気を味わえます。
源氏物語は一言で言えば愛と罪の物語です。
それらは時間とともに人々の間に巡ってくるもの、そんな風に訴えている印象を深く受けました。


命こそ、消えるはかないものだけど
二人の愛はいついつまでも

(命こそ 絶ゆとも絶えめ 定めなき 余の常ならぬ なかの契りを)



★★★★

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