「白夜行」に続いて、一気に読んでしまいました。
今度は「幻夜」。
もちろん図書館有効活用wです![]()
今回も「悪女」登場![]()
コトの発端は、阪神淡路大震災。
大地震に襲われて廃墟となった街で、水原雅也は叔父・米倉敏郎を手にかけてしまう。
衝動的に叔父の頭に瓦礫を振り下ろし、嵐が過ぎ去ってから呆然とする雅也。
はっとして辺りを見回すと、すぐ近くに若い女性が立っていた。
呆然と雅也を見つめる女性。
見られたか?
慌てて近寄るも、彼女は逃げてしまう。
次に出会ったのは、避難所の中だった。
新海美冬、と名乗る彼女。
美冬は雅也の行動を見ていたのか。
確かめたくて雅也は彼女のあとをつけ、遭遇した危機から見冬を救う。
それがきっかけで言葉を交わすようになった2人は、家族を亡くした者どうし。
新しい生活を始めるために東京に向かう。
ところが「新しい生活」は、恐ろしいまでに美冬の策略に満たされていた。
美冬に疑いを向ける刑事・加藤。
一匹狼を思わせる加藤は、独自の捜査で美冬にある疑いを抱く。
そして雅也もまた、「あの日」の事実を確かめるため、美冬のもとに向かう。
美冬は一体何者か。
最終目的は一体何か、、、。
こんな感じでしょうか。
また「白夜行」雪穂に続いて、美冬が見事な悪女っぷり
そんな人いないって![]()
とツッコミたくなります
私が知らないだけで、実は本当にいるのかなぁ、、、?
でも雪穂も美冬も、友達がいなくて気の毒に思います![]()
地位も名声も美貌もあっても、一緒に喜べて、一緒に悲しめて、一緒に過ごせる友達がいないってさみしくないのでしょうか?
内面は孤独でも、地位や名声や美貌があれば、さみしくはないのかな?
凡人の私にはわかりません
この作品、「白夜行」の姉妹版だそうです。
確かに主人公の身元がよくわからないという点で、続き物と読めてしまいます。
謎の悪女・美冬。
美冬の過去に疑いを持つ人物がいなくなることで、更に続ける余地はできたし。
まだまだ悪女、続く![]()