ニムロデとセミラミス 中編 | 現役食口Unrestorableの不信仰告白

現役食口Unrestorableの不信仰告白

Unresorableは「救えねえ奴」という造語です。
これは自虐的な意味もありますが、自分を救うのは自分の責任を果たすしかないと反語的に捉えて作りました。
皆様の批判、意見等は返答できないかも知れませんが、ご自由に書き込んで下さいませ。
よろしくお願いします。

続き…


出典は不明ですが、ニムロデとその妻にまつわる話が、あるホームページで以下のように言われています。



「ニムロデの母セミラミスは当時、世界でもっとも美しく、また堕落した女性であった。ある時、この町で暴動が起こったが、セミラミスが暴徒たちの前を通り過ぎると、暴徒たちはこの美しいクシュの女を見るために暴動を止めてしまったという。来るべきメシヤの預言を知っていたクシュは、セミラミスによって子をもうけた。このクシュによる子ニムロデこそ彼らのメシヤであった。クシュは死ぬ時、子であるニムロデとその母セミラミスを結婚させた。近親相姦である。ニムロデはすでに人々から神として崇められていたし、クシュもニムロデをもうけたことによって崇められていたので、セミラミスは『天国の母』として崇められるようになった。
 また、ニムロデの妻は偶像崇拝を始めた女祭司であった。彼女は「奇跡的に妊娠した」と主張して、タンムズという息子を産み、「彼こそ民の救い主である」と宣言した。その宗教は全地に広がり、人々は天の女神が救い主であるわが子を抱いている像を拝むようになった。そうした偶像は世界各地で発掘されている。古代の人々は、この母子像を礼拝し、聖水を注ぎ、宗教儀式を受けることによって、罪が清められると信じた。このタンムズはその後、野獣によって殺されたが、後に生き返ったと伝えられた。
 旧約聖書にも、イスラエルの一部の民が「天の女王」のための供えのパンを作ったり(エレミヤ書7・18)、天の女王のためにいけにえをささげたり(同44章17~19、25)、タンムズのために泣いたり(エゼキエル書8・14)したことにより神の怒りを受けたことが記録されている。考古学者たちは、イスラエルを悩ませたバアル崇拝がタンムズ崇拝と同一であったと考えている。カトリックのマリア崇拝や聖母子像や、仏教における慈母観音像など母に抱かれた子の像は、バビロンの母子礼拝が原型となっていることを、多くの古代史研究家たちが指摘している。聖母子崇拝は、キリスト教の三位一体とはまったく違う思想であり、サタンが人を惑わすため、神を侮辱するために作り出した反逆の思想なのである。
 ニムロデがバベルに塔を建てている間に、ノアの息子の1人であるセムがニムロデに裁きを告げるためにやって来た。セムはニムロデを殺し、彼の体をいくつかの部分に切断し、使者を遣わしてすべての異教の神殿に送った。使者は「バアル、モレク、チューンなどの礼拝には、これと同じ裁きが来る」と彼らに伝えた。やがて、それらの宗教は地下にもぐることになった。
 エチオピアの伝承では、セムはノアに命じられて、アダムのミイラを埋葬するためにエルサレムに行き、突然地面が裂けた場所に葬り、そこをゴルゴタ(どくろ)と呼んだ。ゴルゴタは、後に第2のアダムである主イエスが十字架にかけられた場所である。
 旧約聖書に「アブラハムはベエルシバに1本のぎょうりゅうの木を植え、その所で永遠の神、主の名を呼んだ」(創世記2・33)とある「ぎょうりゅうの木」は、「アシラの神殿」とも訳されている。アブラハムは神との記念樹としてその木を植えたのであるが、後にアシラ神が祭られるようになったのである。アシラ神は枝を払われた太い木を立てたもので、男根を表した。セミラミスは後にニムロデの体の断片を集めたが、どうしても見つからなかったものがある。それは彼の男根であった。セミラミスは彼の男根を呼び戻そうとし、そのシンボルとしてオベリスクを作った。バチカンやワシントンに建てられているオベリスクの原型は、これである。
 もともとバアルとは柱のことで、英語のバーと同じである。ニムロデのシンボルはX十字で、このマークは悪魔崇拝者のシンボルとなっている。現在のローマカトリックがいう「Xmas」の本当の意味は、ニムロデの誕生を祝うことにあり、XマスのXはギリシャ語のクリストスの頭支字だというキリスト教会の教えは、まやかしに過ぎない。このバアル教は、1つのゴールに向かっている。バアルによってコントロールされる「世界を統一する宗教的政治的な連合組織」である。これは世界中のあらゆる宗教・政治・言語を1つにしようという試みで、「塔のある町バベル」の再建運動にほかならない。この計画はソロモン時代のフラムから綿々と受け継がれ、聖書の使徒言行録にもその魔術を行う者たちが登場する。オカルトすなわちサタンの悪霊による一致を意味しているこの「塔のある町バベル」再建運動は、イルミナティの世界統一運動にほかならない。
 ニムロデは、多くの国々で様々な名前で知られてきた。バアル、オシリス、ジュピター、バッカスなどなどである。またセミラミスは、アシュタロテ、イシス、ダイアナ、イシュタール、ヴィーナスなどで知られている。」



ニムロデとセミラミスは「神格化」されたようですが、それが邪教になったと思えば、現統一教会にも皮肉なお話です。

クシがメシアの降臨の預言を知っていたと言いますが、「油を注がれた者」という意味でのメシヤはサウルがサムエルによって王と承認された儀式に由来すると考えられているはずなので、この時代に「メシヤ」と同義的な意味の言葉と、メシヤ思想自体が当時に存在したのかは疑問であります。

「王」すらいなかった時代なので「世の人々を統べる者が来る」(もしくは「全てのものを治めよ」?)ぐらいの予示だったのではないかというのが個人的な意見ですが、事実は分かりません。

以前、紹介したエジプトの神、オシリスとイシスの伝説の中に、オシリスの体が14に分断され、男根だけが見つからなかったという内容は、上記引用文のニムロデの伝承と一致します。

歴史の中で神話が融合する事はよく見られますが、起源が同じだとすれば、上記の主張通り、オシリスとニムロデは同一人物と見る事も出来ます。

ローマで信仰されたミトラス教も実はニムロデであるという説もあるようです。

バアルも兄弟に殺され、女性神によって生き返った経緯を持ちます。



後編へ続く…


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