バスケで「あの選手、キレがあるな!」と思われるために、多くの選手は
「どうすればもっと速く動けるか」と考えがちです。
もちろんスピードは重要ですが、実はそのキレを生み出すには、
「止まる」能力が最も大切なんです。
「Go(加速)」の前に必ず「Stop(停止)」がある。
これは、すべての人間が動き出す時の物理的な真実です。
だからこそ、質の高いストップを習得することこそが、あなたのパフォーマンスを
劇的に向上させる鍵になります。
なぜ″止まる″ことが″キレ″に繋がるのか?
ゼロからの爆発的な加速を生み出す
人間が大きな力を発揮できるのは、静止状態からの初動、
つまりゼロの状態から動き出す瞬間です。
これは、静止摩擦力に打ち勝つために瞬間的に大きな力を加える必要があると同時に、
筋肉が等尺性収縮から等張性収縮へ移行する「等尺性収縮期」で、
大きく筋力を発揮しやすい状態にあるためです。
特に、地面を強く押し出すための脚の筋肉(大腿四頭筋、ハムストリングス、臀筋群、ふくらはぎ)が、
最も効率的に力を発揮できる関節角度(股関節、膝関節、足関節)に調整されていることが、
この爆発力を生み出す鍵となります。
止まることの重要性
ドライブやカッティングでディフェンスを置き去りにするあの爆発的な「Go」は、
ただ単に動いている状態から加速するのではなく、
一度安定して止まる(ストップ)からこそ生まれる推進力です。
完全に一瞬でも「止まる」ことで一度重心が安定し、
身体が最も力を発揮しやすい角度や姿勢を作り出すことができます。
そこから地面を強く蹴り出すことで、大きな推進力が生まれます。
逆に不安定な状態から無理に加速しようとしても、力は分散され、
相手を抜き去るほどのパワーは出ません。
これは、「ストップ&ゴー」という動きの原則であり、減速して静止に近づくことで、
再び「ゼロからの爆発的な加速」の利点を最大限に引き出すことを可能にします。
ボディコントロールと安定性
質の高い「Stop」は、単にブレーキをかけるだけでなく、
次の「Go」に繋がりやすい姿勢を瞬時に作り出すことを意味します。
不安定な状態で止まると、次の加速に大きなロスが生じます。
股関節をしっかり使い、正しい重心で安定して止まることができれば、
すぐに次の方向へ体重を乗せてプッシュオフできるため、
より効率的でキレのある「Go」が可能になります。
予測不能な緩急
「止まる」という動作は、ディフェンスにとって最大のフェイクにもなります。
相手が「このまま来るだろう」と予測している状況で一瞬ピタリと止まる。
ディフェンスはその動きに対応しようと重心を固めますが、
その瞬間に爆発的な「Go」で加速することで、簡単に相手を置き去りにできます。
止まることで生まれる「間」が、ディフェンスの予測を外し、
あなたのプレーをより効果的にするんです。
これがバスケにおける「キレ」の正体であり、緩急の使い分けの真髄です。
まとめ
✅「Stop」を極めることが、「Go」の可能性を最大限に引き出し、
バスケにおける真の「キレ」を生み出す。
✅静止状態から最大の力を発揮しやすい関節角度と筋肉の連動を利用することで、
爆発的な加速を生み出すことができる。
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