春日神社 

《古代遺跡がある地域=印内(いんない)》

 当社周辺は、印内台遺跡群など後期旧石器時代の石器類や平安時代の和鏡などが出土し続けている地域です。

◇鎮座地:千葉県船橋市印内494

◇最寄駅1:西船橋駅~170m
(JR&東京メトロ東西線)

◇最寄駅2:京成西船駅~250m

◇御祭神:春日大神

◇御朱印:あり

 

 

 

【表参道】

 当社進入路は、国道14号線に面しています。商店が立ち並ぶ中、調剤薬局のお隣ですが、うっかり通り過ぎてしまいそうに狭い間口です。

 

◆一之鳥居

 地元の方々から「春日山」と呼ばれる、小高い丘に鎮座します。

 

 

◆鎮守の森

 南下りな緩斜面の境内は巨松が数十本林立し、森厳である。

by千葉県神社名鑑

 

 

 

 

◆二之鳥居

 こちらは、社号が書かれた叉木です。印内八坂神社のそれと寸分たがわない造り。

 

 

◆1つめの石段

 

 

 

 

◆次の石段へのアプローチ

 

 

◆2つめの石段

両わきには、 獅子児鍛錬型の獅子山があります。

 

 

◆水盤遺構

 水の気配はまったくありません。

 

 

 

【社殿】

◆拝殿

御祭神:春日大神

屋根には「三つ巴」が装飾されています。

 

 

 当社の本源は、奈良県の春日大社

 ◇当社祭神:春日大神

 →①武甕槌命、②経津主命、③天児屋根命、④比売神命、の総称です。

 

◇①&②=藤原氏の守護神

 

◇③&④=藤原氏の祖先神

 

 春日大社の社伝では、「武甕槌命は白鹿に乗り、柿の木を杖として鹿島神宮を出立。その11か月後、三笠山に鎮座した。」と伝えています。

 

 

 

 

◆当社祭神のこと

『八百万の神』や『猫の足音』など、定評ある神社検索サイトでは『春日大神』としています。

 しかし、御朱印拝受の際に、いただいた『由緒』では、《祭神=天児屋根命》と、1柱のみが記載されていました。御祭神は、1柱なのか4柱なのか・・・。

 

 

 

 

 

 

◆本殿

 本社は、江戸時代・寛延2年(1749年)に建立されました。

by当社由緒書き

 

 

◆神紋

 本殿の屋根についていた神紋。

「下がり藤」は、藤原家の家紋です。

ちなみに、船橋市内では『八王子神社』も同じ神紋です。

 

 

 

 

◆境内社

右から天満自在大神社、熊野社、駒形大明神、山王大権現、古峯神社です。

 

 

 

【もうひとつの参道】

 表参道から10数mほど東側に行くと、春日山に上がれる別ルートがあります。

 

 表参道が石段+土の路面だったのに対して、こちらは石段+アスファルトです。

朱色柵の左手=春日神社境内

黒色柵の右手=西船緑地公園

 

 

緑地はたんなる山林ではありません。

緑地公園として整備されています。

 

 

◆春日神社への連絡路

 

 

◆路傍の燈籠と岩

 

 

 

【参道ではないけれど】

◆春日山裏手

 京成西船駅方面からも春日山に上がって行けます。左サイドは崖。

 

麓から見上げた風景が美しかったので、上がってみたところ、気持ち良い道でした。

 

 

◆落葉のじゅうたん

 ここを抜けるとアスファルトの道に変わります。

 

 

 

【御朱印】

アート書家・ 矢野華風さんによる墨書です。

 

 当社御朱印は、これまでイベント時のみの限定的なものでした。

しかし、2022年6月から常備されるようになりました。書置きです。

 

※印内八坂神社近くの『理容タカナカ』さんにてもらえます。

初穂料300円。常備体制になってからの「授与者第1号」=筆者

とのことでした♪

 

 

 

 

【参拝ルート】

2022年 6月 1日

START=東京メトロ・西船橋駅~350m~勝間田公園(=旧・勝間田池)~30m~葛飾神社・表参道~①葛飾神社~裏参道~450m~②葛羅の井(=葛飾明神 御手洗の井)~300m~③葛飾明神 元宮~250m~④印内八坂神社~130m「タカナカ理容店」(御朱印を受ける)~850m~ ⑤印内春日神社 ~170m~東京メトロ・西船橋駅=GOAL

 

 

 

【編集後記】

◆印内の地名由来

いくつかの説があります。中でも、以下の2つが有力と言われております。

 →大きな寺院か倉院の敷地内の意。

 →大寺院の雑役に従事する人々の居住地に因む。

by船橋市デジタル・ミュージアム

 

 

◆維持管理

 当社は無人社ながら、境内の維持管理はきちんと為されていました。静寂な境内では、良い雰囲気を味わうことができました。(了)