梶原父だす。2021RCS開幕戦スピンオフ「悠(しゅう)編」です。
結論から言えば、彼は頑張ってくれました、レースで走ってくれたことが、しかも完走してくれたことが素直に嬉しかった。
思い返せば、、
デビュー戦となるはずだった2020RCSグラチャン、グリッドに置いてきたヘルメット、寄付金となったエントリー代。。
RCS、そんなイヤだったかな?
グラチャン時、グリッドに入るよう説得する親の姿がYouTubeで配信されています。「お菓子を食べたら出てくれるの?」と聞けば、「出る」と言うから与える。与えたら「やっぱり走らない」とすまし顔。子供を信じるあまり減りゆくお菓子、走らず食べて増えゆく体重。ギブアンドギブ。積み重なる虚言。呆然と立ち尽くすしかない親。若干のイラつきを添えてそんなやりとりを繰り返しています。。
音声、拾われてなくてよかった。
ただ、走りたくない気持ちは彼にしかわからない。お菓子食べるのに走らない、走らないのにお菓子食べる、走ってほしい気持ちを前面に押し出してイライラしてしまい、思えば可哀想なことをしたなと反省。
そんな反省から、彼にしか理解できない、走りたくない気持ちを尊重し、出走を拒否するようであれば無理強いはしないと誓った今回。
3歳ラストとなる2021RCS開幕戦、朝も早いし寝不足で挑めば余計に走らなくなる可能性が極めて高い、よし、前日入りしよう。
前回のグラチャンから本開幕戦までの約3ヶ月、そこそこ走るようになってきたし、走るとそこそこ速い。兄の練習にもヤル気満々で付き合う。心の成長もみられる。
でも、「次のレース頑張ろうね」と窺うと「イヤダ、ハシラナイ」と連呼。なぜだ、なぜなんだ。
ただ、それでも彼がRCSを軽快に走り抜ける姿にかすかな希望を抱く私たちは、レース前日のサマランに。練習でなら走ってくれるんじゃないか、そんな淡い期待をよそにして、やっぱり、ほら、プロテクターすら付けていただけず。「イヤダ、ハシラナイ」、彼の意志は固い。暗雲モード突入。
そんな彼、宿泊先のビジネスツインで大暴れ、壁に掛けてある気温計を落とし、叱ったそばから絵画を落とす。どうかレースで暴れてください。就寝。
そして開幕戦。初春の暖かな日差しのもと、七分咲の桜に「ハロー、サマーランド」。
「着いたよー、練習するから防具着けよかー」「付けない、走らない」「走ってくれたら仮面ライダーのベルト買ってあげるし、プライムビデオで仮面ライダーどれだけ見てもいいよ」
揺れる想い、見えない何かとの葛藤。
腕を差し出してくれたのでプロテクターを着けようとすると引っ込める、まだ戦っている。
「走ってくれたらディズニー連れてってあげるよ」
装着完了!ここまで15分。
あとは冒頭のとおり。
さっこままの粋な計らいもあり、予備予選、本予選、決勝、全て完走、ありがとう。
ありがとうRCS、ありがとうサマーランド!
そしてオマリーズのみなさま、いつも温かく見守っていただきありがとうございます。
最後まで読んでいただき感謝です。
以上自己満ブログでした。
追伸
「今回は誰もお手伝いに当たってなかったですね」
いや、普通に当たってましたから、しゅうエントリーしてますから。
内輪ネタです。