15、個人主義は弱い者の味方 | 終着駅に降りる

終着駅に降りる

一人暮らしも慣れたけど、今は、守るべきものが何もない・・・

 

私は、自分だけの時間が好きです。

自分の時間がない集団や組織は、大嫌い

自分に会う、個人主義的な生き方をして来ました。

振り返ってみて、確信するのは、

矢張り、個人主義的に生きるべきだと思う

・・・と、今日も勝手なことを書きます。

 

残忍で過酷な歴史を生きて来た西欧の人たちが、

心の拠り所にしたのがイエスの言葉

「汝の隣人を愛せよ」

この言葉を脈々と受け継いだ人たちによって、

個人主義は進化したと思います。

 

鉄壁の封建体制から、自由と人権を勝ち取り

個人を尊重し、個性を認め合う社会へ成熟しました。

未だに、階級制度を享受する人たちや、

根強い他民族への差別意識もありますが、

低所得者には、セーフティーネットが設けられ、

生活困窮をなくす強い意志があります。

コロナ禍のロックダウンでは、

就労者に賃金の8割が保障されました。

 

一方の日本に、階級制度はありません。

建て前では、顕著な民族差別もありません。

人々は、単一民族ならではの仲間意識があり、

個人主義とは真逆の、集団主義的な考え方です。

でも、横並び意識の強い日本型の集団主義は、

自分たちだけの安全安心を求めながら、

集団のお荷物になる弱い者は、切り捨てます。

 

コロナ禍では、雇い止めで収入のなくなった、

貧困層の困窮が浮き彫りになり、一時金を支給しました。

でも、その後は貧困層への対策がありません。

セーフティーネットの制度もありません。

貧困層を分断して放置する社会は、

先進国でなく、民主主義でもありません

 

個人主義的な考え方は、弱い者に味方をする

日本の偏狭な集団主義は、弱い者を見捨てる

せめて、自分自身が強くならねば・・・

(つづく)

 

貴女にとっても、貴方にも

今日が良き日であります様に・・・