長岡弘樹原作の同名小説をフジテレビ開局60周年特別企画として2020年1月4日、5日の2夜連続で放送。“風間教場”と呼ばれる過酷な警察学校を舞台に、風間教官の鋭い観察眼と、容赦のない指導と、極限状態に置かれた生徒たちのそれぞれの成長する姿を描く。独眼の主役・警察学校教官風間公親に木村拓哉を起用。生徒役には 工藤阿須賀、大島優子、川口春奈、三浦翔平、葵わかな、富田望生ら。脚本は君塚良一、演出は中江功。視聴率は1月4日が15.3%、1月5日が15.0%を記録した。
舞台は神奈川県警察学校。初任科短期課程第198期、植松教場の訓練生は入校から1ヶ月、警察手帳を貸与され担任教官の植松、助教の服部、実技担当の須賀の各教官の元で厳しい訓練を受けていく。そんな中、教官の植松が病気休職する間、代理としてやってきたのは風間公親という白髪交じりの初老の男性教官。右目は義眼、一切笑わない風間は “警察学校は、警察官として適正のない者を篩にかける場” という信念を持ち、不適格者には容赦なく退校届を突き付ける冷徹な人物である。卒業まで 残り5ヶ月間、訓練生たちは、風間の元で無事に警察官として卒業できるのだろうか
この主演の人は、私個人的にはそんなに(昨年のグルメ連ドラとかは観てない)…のですが(^▽^;) 『教場』は原作が好きなので、見逃さないよう、楽しみにしていました。なんといっても、主人公・風間公親のキャラクターが抜群に良いんですよ “鬼のように” 厳しくて、逸脱する生徒には容赦しない…それなのに、冷静沈着で生徒のこと(将来)をしっかりと見据えている。といった類い稀なる教官なんですよね。なので、何故彼が正規教官ではなく、短い間の代理教官なのか 不思議なくらいですよ。
生徒役には工藤阿須賀、大島優子、川口春奈、三浦翔平、葵わかな、富田望生、味方良介、林遣都、井之脇海、村井良大、西畑大吾ら。このうち5人は中退、卒業生は6人でした。特に、印象深いのは、工藤阿須賀、大島優子、三浦翔平の3人で、中退組でも 富田望生は意外に良かった。しかし、原作本に忠実なストーリー展開は、視聴者を飽きさせませんね。木村拓哉の風間公親役も、観る前は違和感があるな…と思っていましたが、髪は白髪で、義眼の右目を隠すためのサングラス着用と、なかなか堂に入ってました。やっぱり、映画やドラマは原作、脚本、演出が大切なんですよねぇ~
フジテレビ開局60周年特別ドラマ「教場」(2020年1月4日、5日)
脚本 君塚良一
演出 中江 功
音楽 佐藤直紀
出演 木村拓哉 (風間公親)
工藤阿須賀(宮坂 定)
大島優子 (楠本しのぶ)
川口春奈 (菱沼羽津希)
三浦翔平 (日下部准)
味方良介 (都築耀太)
葵わかな (岸川沙織)
富田望生 (柄元佑奈)
村井良大 (石山広平)
佐藤仁美 (服部京子)
高橋ひとみ(小野春江)
小日向文世(四方田秀雄)