植木監督退任。
最後のセレモニーに植木さん自身からこの宣言が出たときに、会場の空気が変わった。
たくさんのお客さんが入ったに関わらず、
0-4と非常に不甲斐ない試合結果にやけっぱちになっていた私は
セレモニーも耳に入らず、話をほとんどしっかり聞いていなかった。
しかし、明らかに落胆する声が周囲から聞こえてきたから、
思わず近くのサポ仲間に監督が何を言ったのか聞き返してしまった。
(話聞くの中断させてごめんなさい!)
嘘でしょう。
嘘だといってほしい。
突然の知らせに仲間は全員号泣。
私はどう解釈していいのかわからず凍りついた。怒りすら覚えた。
トリさんやアキさんも解任して、植木さんまで退任させるなんて。
実は前日の契約期間満了選手の知らせの件で、
どうして要となる選手を年齢だけでやめさせるのかと怒りを覚えていたけれど、
植木さん解任の件で一線越えたような気がする。
今まで応援する気持ちに一度も揺らいだことはなかったが、
このとき初めて少しぐらついた。
確かに最初にあげたJ1昇格は達成できなかったけど、
13チーム中11位だったのが、今季はほぼ15チーム9位に留まったのだから
それだけで十分成長したから、そのことを評価してもよかったんじゃないかと思うのだけれど・・
第一11位だったチームがJ1昇格を達成すること自体が相当難しいことなんじゃないのか。
ザスパを誰よりも知っている植木さんじゃなかったら、他に誰がいるんだ?
他の監督に変えて結果が出なかったら、また同じことを繰り返すの??
そんな事を当時はいらつきながら考えたりしてたけど、
「J1昇格・中位以上」が達成できなかったら身を引く覚悟であるということは
シーズン前から言ってたし(今季のイヤーブック参照)、
自ら監督退任を決めたのは、まさしく「有言実行」だったんだよな・・
その辺の言い訳ばかりの監督よりもずっと漢だよ植木さん・・
ちなみに今朝宿泊先で読んだ上毛新聞には、
植木さんは3年ザスパ草津の監督をつとめてきたけれど、
その中で選手の起用について偏ってしまうことを感じており、
上位に行くには選手を大幅に入れ替えるか、監督が代わるかを考えたとき、
自ら退任することを選んだと書かれてあった。
今後の見通しのことも書かれていたけれど、これはもっとはっきりしてから書きましょう。
で、試合内容だけど・・
今まで見た中で、8月の湘南戦と同じくらいのやられっぷりで
鳥栖戦や広島戦で見てきた勇敢な戦いぶりはどこへ?皆そんなに正田スタが苦手?(^_^;)
と思ってしまったほどだった。
やっぱり植木さんやトリさん達の件を事前に聞いていたから、
肩に力が入りすぎてらしさが出せなかったか、突然のことで精神的ダメージが大きかったか
その影響でああいう結果になってしまったと無理やり解釈している。
あの様子は明らかにらしくない戦いだったし。
でもこれで逆にふっきれたのではないでしょうか?
もう他チームの結果から、順位は2桁に下がる心配もなくなったし、
仙台戦では昇格のことは忘れて試合を楽しんでほしいです。
とにかく事実として最終戦は、来週の仙台戦です。
仙台戦が終わるまでは、監督とザスパを去る選手4人には
ありがとう、さようならの言葉は言いません。
・・って書こうとしたら笹川さんも「ザスパ探検隊」で同じこと書いていたけど(爆)
アキさんもトリさんも「このままでは終われない」って言ってますね。
特にトリさんは「あと1年やりたい」と具体的な数字を出してる。
こんなコメントを聞いてると、ザスパの人事担当の方も「このままじゃ終われない」って思って、
二人を戻してくれないかなと思ってしまう・・(汗)
そんなたらればの話は置いといて、
私も今季のザスパを悲しい結末のまま終わらせたくはありません。
来週の仙台戦は勝ってうれし泣きしてハッピーエンドで幕を閉じたい!!
応援もっと気合いれていきます。
ちなみに先ほどいろいろ検索していたら、こんな言葉を見つけました。
なんとなく感じるものがあったので、貼っておきます。
「成功は約束されたものではない。
でも、成長は必ず約束されていると思う。」
(引用元:「いい言葉ねっと」)
数年して振り返ったとき、今季がザスパ草津の成長期といえる年であることを願っています。
長くなりましたが、このへんで。
ではでは。
※文章が長くなったので、写真はのちほど載せます。
肝心の最後のセレモニー写真はありませんがご容赦ください。