「世界が終わるまでは」WANDS

 彼らが最も脂ののった時期に発売された楽曲で、詞・曲・アレンジがこれ以上ない位、完成された曲。 
 バスケットアニメ「スラムダンク」のエンディングテーマ曲として使用されたこの曲は、一見「スラムダンク」の世界観とは全く関係ないように思えてしまうけど、詞を深読みすると実は「スラムダンク」の世界を客観的に表現している、実に巧みな詞だと思う。

 

 例えば、以前紹介したオープニング曲ZYYG「ぜったいに誰にも」や、BAAD「君が好きだと叫びたい」の方が、スラムダンクの世界を直に表しているけど、「じゃあスラムダンクで印象に残っている曲は?」と一般的に質問すれば、前2曲よりもこの「世界が終わるまでは」と答えると思う。

 

 この曲を聴くだけでスラムダンクの世界に浸れるような錯覚を起こすくらい、詞とメロディがピタリと一致していると思う。
 
 誉めすぎと言われようが「良い曲はいい」ということで(笑)。

 

 



 

「もう一度TENDERNESS」KIX-S

 以前紹介した「MANISH」と同形態ユニットのため、「どっちがKIX-Sで、どっちがMANISHかわからん」という方もいるくらい、ドラムやキーボードの音が似てるし、顔も似てる。

 

 このKIX-Sは、もともとはB’zの妹分的な存在として売り出したロックユニットで、メンバーは安宅美春(G)さんと運動神経抜群の浜口司(Vo)さん。彼女らが注目を浴びるようになったのはドラマ主題歌「また逢える…」のヒットから。暫くして「もう一度TENDERNESS」がTVアニメ「機動戦士Vガンダム」のEDとして使用され、「LOVIN’YOU」で一気ブレイクする。

 

 俺的にはこの曲のイントロのシンセリフのフレーズとギターカッティング、伸びのあるボーカルが好きなので、この曲を選んでみました。ちなみにアルバムバージョンもアップされていましたが、後から無理矢理つけたような長いイントロがイヤなので、シングル盤を。