こんばんは。
日曜日は
このナットの
大きなテーパー角を削るために
旋盤を改造しました。
今回はテーパー角度は
スライドを90°+15°回転する
必要がありますが、
ハンドルが干渉する為
今までは縦送りハンドルを
取り外しテーパー送りと
横送りのみ使っていました。
ところが
今回はどうしても3軸
必要だった為、
改造部品をつくります。
M8×100の高ナットが
ホームセンターに無く
ジュラルミンで作りました。
同軸精度を上げる為に
下穴はφ6.5ドリルの後
φ6.8までボーリングし
両側タップ加工しました。
機械に取付て
長いホロセットを
ネジ込み延長。
そこへハンドルを取付ました。
一つ欠点として目盛りを
読む基準位置がなく
精密な寸法合わせが出来ません。
加工は外径φ7になった所で
縦送りをロックネジで固定し
あとはテーパー送りで削りました。
テーパー送りの前進端が
φ7に仕上がるようセットすると
量産が出来ました。
つぎに裏返して表側は
80°回転させましたが
ハンドルの干渉はなく
中凹加工に移れました。
表はφ7.5狙いで残します。
無事加工を終ました。
旋盤は軸延長により
体が当たって
軸が破損する恐れが
あるので速やかに
元に戻しました。
機械の改造部品を
作る事が出来るのも
卓上旋盤の良い所です。
ではまた。