旋盤の縦送り軸延長 | なんでもありのモノづくり

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2024年こそ
作り溜めたシャーシのボディを塗装していきます。

こんばんは。


日曜日は

このナットの

大きなテーパー角を削るために

旋盤を改造しました。



今回はテーパー角度は

スライドを90°+15°回転する

必要がありますが、



ハンドルが干渉する為

今までは縦送りハンドルを

取り外しテーパー送りと

横送りのみ使っていました。



ところが

今回はどうしても3軸

必要だった為、

改造部品をつくります。

M8×100の高ナットが

ホームセンターに無く

ジュラルミンで作りました。



同軸精度を上げる為に

下穴はφ6.5ドリルの後

φ6.8までボーリングし

両側タップ加工しました。



機械に取付て

長いホロセットを

ネジ込み延長。



そこへハンドルを取付ました。

一つ欠点として目盛りを

読む基準位置がなく

精密な寸法合わせが出来ません。



加工は外径φ7になった所で

縦送りをロックネジで固定し

あとはテーパー送りで削りました。



テーパー送りの前進端が

φ7に仕上がるようセットすると

量産が出来ました。



つぎに裏返して表側は

80°回転させましたが

ハンドルの干渉はなく

中凹加工に移れました。



表はφ7.5狙いで残します。



無事加工を終ました。



旋盤は軸延長により

体が当たって

軸が破損する恐れが

あるので速やかに

元に戻しました。




機械の改造部品を

作る事が出来るのも

卓上旋盤の良い所です。


ではまた。