この通信を書いたのは今から13年ほど前です

当時は左翼勢力が強く、市が主催する「平和を考える講座」で、毎回、反日・自虐を主張する講師を呼び講演会が行われていました。反原発もをテーマになり市民を洗脳していました。

思想的に中立であるべき地方自治体が左翼一辺倒の講座を20年も続けていたのです。この動きをやめさせようと始めたのがUNKの会でした。

この偏向講座も我々の努力の結果消滅しましたが、当時、左翼の連中と熾烈な論争をしたことを今では懐かしく思い出します。何かご参考になればとご紹介します。よろしければご覧ください。

原子力発電に関しては13年前も現在も世論は分断され変わっていないと思いますが皆さんはいかが思われますか。


UNK通信第3号                   H14731

 

 第3号をお届けします。

 

毎日暑い日が続いておりますがお元気のことと拝察します。UNK通信も第3号となりましたが、前回ご案内のように婦人会員が集まらずもたついております。

 

そもそもこの会を作ろうというのは次のような事情からでした。浦安市に20年近く“平和を考える講座”があり、毎年、平和に関する講演を市民向けに行っています。ところがこの講座の内容が極めて偏向したものなのです。特定の政治団体の宣伝をするような講師によるもので、公共機関たる浦安市が税金を使ってやるようなものではありません。市に対して文句を言ったところ「そういう方に是非企画・運営委員になってくれ」と言われ昨年から委員になっております。ところが委員は14名おり多数の左翼委員に牛耳られ、改革は思うようにいきません。そこで方針を変更し、別にUNKの会を立ち上げ良識ある講座を独自にやろうということになったのです。本日添付した資料はY委員と電話で話をした後、原子力発電について私の意見をY委員に手紙で言ったものです。

 

このような問題について皆さんは如何お考えか、ご意見があればお聞かせください。                             以上



“平和を考える講座”資料             平成
14731

 

「原子力発電」について・・・Y委員への手紙

 

前略 先日は映画にお誘い頂き有難うございました。いろいろ考えさせられる興味ある映画でした。私の感想を後日お送りしますのでご高覧下さい。ところで先日電話で原子力発電のはなしをしましたね。かねがね私は我々の講座が一方に偏っていると再三申し上げております。その例として講座が始まってから(昭和62年)原子力発電反対の講座は10回以上行われているのに、これを擁護する賛成の講座は1回も開かれていないという事実です。現在、日本の電力の約4割近くが原子力発電からという事実があります。国は有識者を集め我が国の長期エネルギー政策を策定しています。その中核にあるのは原子力です。このような現状から我々も原子力発電は本当に大丈夫なのか、反対派が言っていることは本当なのかと真剣に考えるべきだと思います。その為公共機関たる浦安市は市民に賛否両論の情報を提示すべきで、一方に偏った講座を税金を使ってやるべきではありません。(私費でやるのでれば問題はありません)

 

Yさんが個人として原子力発電に反対されるのに何の問題もありません。しかしその反対意見が無知から来ているとすればそれは大きな問題です。日本が被爆国であり核に対して特別な感情があることは理解できます。しかし電力問題のような国民の幸せに直結することを、感情で処理するのは大変に危険です。日本の戦後の不幸は、国民生活に重大な影響を及ぼすような問題を、野党が政治闘争の材料として利用するようになったことです。原発問題については野党を支持する所謂左翼平和勢力及び左翼マスコミが「原発の恐怖」を間断なく世論に訴えかけ、世論も少なからぬ影響をうけています。人間は未知なるもの、得体の知れないものに不安と恐怖を抱くものです。

 

外国の例を見ますとフランスは原子力発電の割合が76.4%にもなっています。フランス人に原発について尋ねると概ね肯定的な返事が返ってきます。これはフランスの学校がきちんとした原子力の教育プログラムを持ち、子どもたちに義務教育の段階で基本的な知識や、中立的な情報を教えていることによると考えられます。日本ではこのような知識・情報を学ぶ機会がない為、闇の中の手探りのような恐怖に駆られている面が見逃せません。勿論、推進する側で不利な情報の隠匿などがあってはなりません。一般の市民に正しい情報の開示が絶対に必要なことは言うまでもありません。推進派に立つにしろ反対派に立つにしろ、是非を論議することには基本的な知識が不可欠です。単なる感情だけでは判断を誤まることになります。

 

私の言わんとすることは充分にご理解頂けたと思います。もし原子力についてもう少し勉強してみたいと思われるのでしたら次の本をお読みになることをお勧めします。『原子力のわかる本』吉田八束著、オーエス出版社

 

大分長くなりましたが、我々の講座が浦安市の税金を使う以上、左右何れかに偏ることなく(賛否両論ある場合、両者を紹介する)市民に偏らぬ良質な情報を提供するものであることを切に願うものです。私の真意をご理解いただけるものと信じております。連日猛暑が続いております、どうかご自愛のほどお祈りします。

草々

 

尚、試料中にある映画は“えっちゃんのせんそう”というアニメ映画です。一見良心的な良い映画のようですが、いろいろ考えると問題の映画のようです。機会があったら是非見てください。