夫の祖母は明治37年(1904年)生まれ、夫が学生時代に亡くなったのでお会いしたことはないが、話を聞くたびに一度お会いしたかったなと思う方である。


52歳で夫を癌で亡くしその後10年間大阪で一人暮らしをされていたが、横浜に住んでいた夫の家族と同居することになり、以降、亡くなるまで家族の転勤について回られていた。


夫は男の子ということでとても可愛がられていたらしい。でも他の家族には疎まれていたみたい。そして小学生の夫も自分にばかり過干渉な祖母を次第に疎ましく思って優しくできなくなっていたらしい。それが今は心残りみたい。せつない。


先日、夫がポツリと、ばあさんは住んでいた大阪から出て色々転居してお友達もいない中、なにが楽しみだったのかなぁと呟いていた。小学校から帰ってきたら縁側でタバコを燻らせていたなあ。あとは五木ひろしか、と。


大阪のお墓参り、当分行けていない。夫はおばあちゃんのことちゃんと思ってるよと伝えに今年こそお墓参りをしようと思うアリクイな日々。