「 ニコラ・テスラ秘密の告白 」より | 触媒

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読んだ本の宣伝と転載

直感と妄想による推論が1%ほど含まれております。
個人的な解釈による思い込みなどを、
後にふり返って検証に使ったりしてます。

感想と推論はおおむね、
仮説立てと妄想に基づいた個人的見解であります。
あまりペタしません。

ニコラ・テスラ秘密の告白


2013年 1月20日 成甲書房 初版発行


ニコラ・テスラ 著 宮本寿代 訳


帯より


日本語訳 初公刊


天才か?狂気か?

悲運の発明家、その頭の中のすべて


かなり面白い本であります。

YOU TUBEの動画などで、

ご存知の人も多いと思いますが、

天才の意外な一面を

たくさん知ることの出来る本であります。



―― 転載 開始 ――


P232 解説より


交流の実用化に貢献した「テスラ・コイル」の

発明者としてもテスラは著名である。

火花放電を利用して

数百キロボルトの高電圧を発生させ、

自由な送電を可能にしたテスラの業績は、


今日の電気事業の発展に計り知れない

貢献をした。しかし、

ニコラ・テスラという人物の全体像を知った者には、

それは彼の業績のほんのごく一部分でしか

ないことがわかるだろう。


テスラは1912年にエジソンとともにノーベル賞候補と

されたことから、「エジソンと肩を並べる発明家」と

評する向きもあるがその評価には

冥界のテスラも不満であろう。


エジソンなどとは比較にならない、

桁外れの器の発明家であった。


というのも、彼の見果てぬ夢であった

「世界システム」の構想は、

地球そのものの電気振動と共振(共鳴)して、

莫大なエネルギーをほとんど無料で、

しかも無限に得ることの出来るものであった。


だがあまりにも革新的であり過ぎた。

フリーエネルギーが地球上のどこでも

無限に得られるとなれば、当然、

それまでエネルギー供給を独占していた企業

(ロックフェラー配下のスタンダード石油)や、

アメリカ合衆国の国益と真正面から対立することになる。

これこそが、テスラの名が科学史から抹殺された理由である。


究極兵器開発の背景


テスラの「世界システム」が再び熱い視線を

集めている。兵器としての、それもレーザー光線や

素粒子ビームの威力をはるかに超えた

究極兵器としての「世界システム」の利用である。


実はテスラの死後、ホテルの彼の居室から

FBIが奪い去った書類の大半は

この究極兵器(スカラー兵器、または重力波兵器)に

関するものであったといわれている。


FBIの捜査官は究極兵器の秘密が漏れるのを

恐れて、テスラの死後、いち早く彼の論文類を

押収したのである。


もちろんテスラ本人も「世界システム」が

人類の平和にとって両刃の剣となることを承知していた。


それでも彼は「世界システム」が人類を

必ず幸福にするであろうと深く信じていたのである。

事実、本書Ⅱ部第三章でも、


「莫大な破壊力を持つ軍備を完璧に整えれば

戦争状態がなくなるであろうとの議論が

行なわれてきた。私自身も長いあいだ、

そのように考えていた。

しかし今となってはそれは深刻な誤りである。」


        (中略)


「これほど大きな悪と戦うために、

果たして何ができるだろうか。

火薬の発見を考えてみよう。火薬の発見ほど、

革新的かつ急進的な展開を導いたものはないと言ってよい。

かりに、その時代に生きていると想定してみよう。


戦争状態は終わり、騎士の鎧兜が嘲笑の的になり、

かつては大いに意味があった身体的な強靭さや

技能が比較的価値のないものになると

私たちは思わなかったのだろうか。


実際には火薬ができても

戦争状態は終わらなかった。

むしろまったく逆だった。


何よりも強靭な動機となってしまったのだ。

また、戦争状態は何らかの科学的あるいは

観念的な発展によって抑圧されることもないと

私は考えている。


もちろん世界情勢に大きな変化がない限りの

話ではあるが。なぜそう考えるかというと、

戦争はそれ自体が科学になっているから、

そして戦争には人間が持ち得る

もっとも重大な感情が関わっているからだ。」


このように述懐し、戦争という巨大な悪の

現実的な分析と、科学者としての

立ち向かい方を披瀝(ひれき)しているのだ。



テレジオダイナミクス

遠隔地球力学による人工地震実験


ニコラ・テスラのあまり知られていない

”業績”の一つに「人工地震」があるが、

1890年代に行なわれたこの試みは

ニューヨーク全市を壊滅させかけた。

テスラは力学的エネルギーを地中に伝播させる

この技術を「テレジオダイナミクス (遠隔地球力学)」と

呼んでいた。


この実験でニューヨークの街を壊滅させかねない

事故が起こったのは、テスラがニューヨークの研究所で

振動物理と機械的振動装置の

研究をしていたときのことだった。


高調波共振の原理のデモンストレーションの

ために造った装置により、

人工地震が引き起こされたのである。

『ニュー・ドーン・マガジン』誌から引用する。


テスラはマンハッタンの研究所で機械的振動装置を

製作し、その威力を確かめる実験をしていた。

その実験の一つで、予想外の事故が起こった。


テスラは圧搾空気で駆動する強力な

小型振動機を鋼鉄の柱に取り付けたまま、

他の仕事のためにそこを離れてしまった。

すると、外の街路がぐらぐら揺れ始めた。


揺れはどんどん激しくなり、壁の漆喰が崩れ落ちてきた。

さらには水道管が破裂し、窓が割れて、

重い機械を床に固定していたボルトが

外れ始めた。研究所の真下の地盤の深部の

砂質層がテスラの振動装置の周波数に共振し、

小規模な地震が発生したのである。


やがて、研究所の建物自体も揺れ始めた。

警察が研究所の中に入ったとき、

テスラはハンマーで装置を叩き壊していたという。

すぐに止めるにはそうするしかなかったのである。


テスラは後に同様の装置で

「エンパイアステートビルを崩壊させることもできる」と

豪語している。

それだけでもかなり大胆な発言だが、

「大規模な共振を起せば地球を真っ二つに

することもできる」とまで言っていた。


新たな世紀が始まるのと時期を同じくして、

テスラは大いなる災いをもたらすことになる

電力の無線伝送実験に着手した。


ニューヨークからコロラド州のコロラドスプリングズに

移り、自分の理論を発展させるために新たに研究所を

建てた。そしてこの研究所で、史上最大のテスラ・コイルが

造られることになる。


彼はこの装置を「拡大送信機」と名づけた。

この装置は出力300キロワットの能力があった。

申請した特許が認可されるまでには

10年以上の歳月がかかることも珍しくない。


テスラが拡大送信の特許を手にしていたのは

1914年のことだった。

テスラが1900年に「自然媒質中の電気エネルギー伝送」

という名前で申請した特許も、認可されたのは

1905年のことだった。


テスラは1899年5月から1900年初めまで

コロラドスプリングズに滞在したが、

このときに”人生最大の発見”であると

自ら考えていた「地球定常波」を発見している。


だが、この発見こそが、

彼を凋落させていくことになった。

テスラの理論は簡単に言うと、

「地球定常波」を発生させて任意の節に

エネルギーを送り込めば他の任意の節で

取り出せるというものであった。


テスラはこの実験のデモンストレーションを

少なくとも2度行なっており、その一つでは、

約40キロ離れた場所にあるエジソン社最大の電球を、

電線を用いることなく200個点灯させている。


最上部に大きな銅球を取り付けた

約60メートルの支柱が研究所に建てられ、

地中に電力が送り込まれた。

この装置には最長40メートルの稲光を

発生させる能力があり、約25キロ離れた

クリップルクリークの町でも放電の轟きが

聞こえたという。


報道によると、外を歩いていたコロラドスプリングズの

住人は、テスラの地球送電装置の作動にともなって、

足と地面の間にスパークが生じる驚くべき光景を

目撃することになった。


町のあちこちで、水を飲むために蛇口の栓を

捻ろうとした人たちが、火花が走るのを目撃している。


実験塔から30メートル以内の場所では、

装置が切られた後も長時間に渡って

電球が光り続けたという。


これらの実験では数度にわたって雷雨が発生し、

州全域で数百件の火災が発生した。

蹄鉄を通じて電気ショックを受けた馬たちが、

厩舎から逃げ出した事例も、

少なくとも一件報告されている。


他にもさまざまな動物たちが影響を受けた。

数年後、地元紙は、この実験で

蝶が感電して「くるくると哀れに回り続け、

羽が『セントエルモの火』の青い光芒を放っていた」

という話を伝えている。


コロラドスプリングズでの実験の最中、

テスラはある電波を受信し、それが

別の惑星からの信号であると確信した。


今日ではこれは、彼が偶然、電波天文学を

発見したのだと考えられている。


しかし、当時この主張は、

多くの科学ジャーナリストから失笑を買った。


「電波出力」の実用性が証明されたと

主張していたことや、奇行が増え続けていたこともあって、

テスラはマスコミから典型的な

「マッドサイエンティスト」とみなされて奇人扱い

されるようになってしまう。


テスラが科学の世界に蒔いたさまざまな革新的技術の種が、

今後どんな果実をつけるのか、はたまた、

闇に葬られて日の目を見ないままなのか、

それは定かではない。


だが、この時代の天才が現代に託したものは

何もスカラー兵器やHAARP兵器などの

危険なものだけではない。


地球規模でエネルギー危機が叫ばれている現代、

フリーエネルギーの構想などは

人類の未来に果てしない希望を与えるものである。

そのためにも本書の随所で展開される

テスラの思想に、現代の私たちはあらためて

注目する必要があるだろう。


―― 転載 終了 ――


天才というのは、通常人の百年先を行っているので、

その時代の一般の人々には

なかなか理解されないのかもしれません。


以上であります。 ありがとうございました。