こんにちは



今回は先月、小児がん治療後のフォロー外来の時に主治医の先生に骨髄移植について質問したことについてです!

まず、骨髄移植というのは骨髄にある血液の材料を作る造血幹細胞という細胞を移植する治療法です。材料を作るといってもこの細胞がどんどん自分と同じコピーを増やしていって、増えた細胞が免疫にかかわる細胞だったり、赤血球だったりに分化することで血液の材料となっています。

今回僕が疑問を持ったのは老化と造血幹細胞との関係性について。

幹細胞というものは無限に増殖可能な細胞だけど、年を取って肌の再生力が落ちてきたり、内臓の機能が弱ってきたりする老化の原因の一つとして、この幹細胞の増えるスピードが衰えてきたり、増殖できなくなってきたりすることが挙げられるんじゃないかなーと思ってます。

この老化現象は血液細胞においても同様で免疫力の低下なんかがわかりやすいと思います。加えて、免疫細胞のバリエーションの減少や慢性的な炎症反応なども挙げられると思います。

ではもし、移植してきた造血幹細胞が老化とともに増殖能が衰えるとしたらどんなことが考えられるのか?
ドナー側(提供側)とレシピエント側(もらう側)の年齢に注目して考えてみました。
一番の問題が生じるとしたらドナーがレシピエントよりも年齢が高いケースに当たると思います。

この場合、もらった造血幹細胞の寿命がレシピエントの寿命に対して短いことが予想され、何かしらの弊害が出てくる可能性があると予想しています。

僕自身、30歳くらいの離れた父から骨髄移植を小児の頃に受けているため、

安心材料として+今後に備えるため
主治医の先生にこれらのことについて質問してみました。

でも、骨髄移植後の健康状態などの細かい統計は現状取られていないみたいです。統計を取るとしたら、ドナーとレシピエント間での年齢比較を細かくとる必要性が出てくるから、加えて長期間の追跡調査も必要だから、本格的に動くとなると莫大な時間と労力がかかりそう...


日本ではドナー側の年齢には制限がありドナーバンクからの移植では高齢の方がドナーになることはなく、このようなことが直接的に健康を害する事例は僕が調べた限りは見つかりませんでした。

ポジティブな答えは得られなかったけど、改めて自分の目標についても考えるきっかけとなり、質問してみてよかったです!


自分自身の体の事なので疑問に思ったことは答えが得られる得られないにせよ今後も積極的に質問していこうと思います!!


結局、自分の中でこの先どうなるのかという不安は払拭されなかったけど、自分が統計の中のポジティブな数字の一つに貢献できたらなーと思います!




最後までご覧いただきありがとうございます。
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最近、X(旧ツイッター)などで既存の確立されたがん治療法について批判や不安をあおる非科学的な観点での投稿を見受け、さらにはそれに賛同するようなコメントも多数見受けられました。僕自身、知識を持った事柄についての内容でしたのでその真偽を判断することができましたが、SNSを利用している以上、自分が知らない事柄については知らないうちにフェイクニュースや不安を煽る手助けをしてしまう可能性もあることを再認識させられました。

加えて、ブログへの投稿についても意図せず、誤った情報や不安を煽ることにもつながりかねないことも再認識させられた中で今回の投稿をしました。

今回の記事についてはあくまで僕の中の理解の範疇で投稿させていただきました。事実と異なる点があったり、詳しい方がいらっしゃればご指摘、コメントよろしくお願いいたします。

*この投稿は治療法に対しての批判や不安を煽ることを目的としておりません。
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