レオパレスの施工不良問題が金融市場にも影響を及ぼしつつあるという記事がありました。
https://ameblo.jp/uniketsu/entry-12440752394.html
施工不良問題で、入居率が下がると、サブリースしているレオパレスは、『逆ザヤ』となるリスクをはらみ、
サブリース賃料の低下
↓
ローン返済の滞り
↓
焦げ付きリスクの高まり(不良債権化?)
となるようです。
ただ、これは、普通のことで、特に驚きもありませんし、不動産投資の範囲内です。
じゃあ、なぜ、金融市場にも影響を及ぼすのか?
ここから先は、新聞を読むまで知りませんでした。
レオパレス物件への融資を裏付けとした証券化商品があり、入居率の低下により、これら関連商品の信用力に影響を与えるとのこと。
これらの証券化商品は、主に2000年代前半から半ばにかけて、レオパレスが施工したアパート向け融資を裏付けとしたようです。
因みに、当初の発行金額は約620億円だとのこと。
主に機関投資家向けに販売したようです。
機関投資家向けの金融商品であれば、一般peopleが知らないのは、無理もないかもしれませんね。
それにしても、この証券化商品、過去に似たようなものがあるな〜と思ったのは、私だけでしょうか?
その似たようなものとは・・・
⬇️(出た、矢印が・・・)
⬇️(これは、ひょっとして・・・)
⬇️(次回に・・・)
⬇️(続くのでは・・・)
と思った、あなた!
ちゃんと下に書きます。
この証券化商品、サブプライムの証券化商品と似てませんか?
あの商品は、信用度の低い人に対する住宅ローンのリスクヘッジとして、証券化商品にして、販売しました。
結果的には、それが、仇となり、サブプライムショックからリーマン・ブラザーズの破綻へとつながりました。
住宅ローンとアパートローンという種類の違いはありますが、本来なら、融資されるべきではないような信用力の低い人にも融資していた、というのであれば、サブプライムローンの証券化商品と殆ど変わりませんね。
融資の証券化商品って、日本にもあったんですね。
※それは、お前が無勉強なだけじゃとかいうツッコミは、遠慮いたします(笑)。
今回のレオパレス問題がきっかけで、証券化商品に対する信用不安が高まると、『レオパレスショック』になるのでしょうか?
以前のサブプライムショックは、サブプライムローンを証券化商品として、世界中にばらまいたため、大騒ぎになりましたが、あの時、問題になったのは、証券化商品の総額が一体いくらなのか、わからないということだったように記憶しています。
今回、レオパレス物件関連の証券化商品が、いくらあるのか、はっきりしていれば、それ程大きな問題とはならないかもしれませんね。
それにしても、こういうのを見ていると、『歴史は繰り返される』ということなんでしょうか?
2007年サブプライムショック
2008年リーマンショック
もう、あれから、10年以上経過しています。
因みに、サブプライムショックの10年前、
1997年は、アジア通貨危機でした。
まあ、あまり心配していませんが、レオパレス問題が、レオパレスショックの引き金とならなければ、良いんですが・・・。
なんか、以前のセミナーで主催者である大和ハウス工業の偉いさんが、『もう、いい加減にしてくれ、と言いたい!』と話しておられましたが、このようなネガティブな話は、まだまだ出てくるんでしょうか?
今日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。