『RECCE レキ 最強特殊部隊』
The Recce
2018年 南アフリカ [115分]
監督:ヨハネス・フェルディナンド・バン・ジル
製作:ジャック・ウィリアムズ
製作総指揮:ジャック・ウィリアムズ/ヨハネス・フェルディナンド・バン・ジル
脚本:ヨハネス・フェルディナンド・バン・ジル
撮影:ジャック・ファン・トンダー
編集:ジャック・ル・ルー/ロネル・ルーツ
音楽:グラハム・ワード
キャスト:グレッグ・クリーク/クリスティナ・フィッサー/マリウス・ウェイヤーズ/グラント・スウォンビー 他
[解説]
南アフリカの特殊部隊「RECCE(レキ)」をモデルに、たった1人で敵地に潜入した男の死闘を描いた戦争アクション。1981年。南アフリカは10年以上にわたって南西アフリカとアンゴラの国境地帯で戦闘を続けてきた。RECCEの凄腕隊員ヘンクは偵察と暗殺のため敵地アンゴラに潜入するが、無事任務を終えた矢先、敵の襲撃に遭う。連絡の途絶えたヘンクを本部は戦死とみなすが、傷を負いながらもなんとか生き延びた彼は、愛する家族が待つ故郷へ帰るため孤独な戦いを繰り広げる。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2020」上映作品。(eiga.com)
いわゆる"部隊"は登場しませんから、あ〜いったスーパーアクションを想像しちゃいけません。むしろ内面性に訴える人間ドラマという感じで、身重のカミさんを残してまで任地に赴くヘンクの死闘と、生存を願っていても事実は判らず、喪服で新生児を抱かなくてはならない妻の嘆きと、任務中に見做し戦死となるも帰還する一心で足掻いて足掻いて這いずり回る過酷さがやり切れないビターな映画です。
勇猛果敢な突撃隊員風のビジュアルより泥水すすっって長らえる彼の姿は、哀愁を誘います。←地味な映画です。