F氏には理解出来ないモデラー心理(解決編)
えっと・・・、多くの皆さんから熱いコメントを頂きましたことをまずは御礼申し上げます。にしても、圧倒的な多数意見は、
プラモは自分で作るからこそ楽しいってこと!
まずはストレートなご意見から。
※各コメント中の敬称は略させていただきます。ご了承ください。
自分でつくるからこそ新しい発見もあるし、楽しいと思います。
①奇麗な仕上がりのモノを飾りたいが、自分にはうまく作る腕がないと思っている方。
これは、ありえない∑(゚Д゚) 自分で作らなければ、いつまで経っても上手くならない。
ワだって、下手でもガンバッテいるんだp(^-^)q
②プラモを買ったけど、つくる時間がない。だけど素組ではつくりたくない。
ワだって無い時間をやり繰りしてちょっとずつ進めてるんだぞp(^-^)q
F氏の自己反省的プラモ講座 「検証・・。パーツ破損の原因と対処法」
先日のZガンダム作成日記において、パーツの破損のために作業中断という憂き目にあったF氏ですが、自らのミスをしっかりと検証し、次のステップに向かうための場として、今回の記事を作成いたします。
[破損状況と部位]
Zガンダムの肩関節部分(写真赤丸部)を胴体の肩軸にハメ込む作業中、負荷が掛かり過ぎたため破損。右写真はその残骸のアップ。
[原因]
対象の部位はプラパーツではなくABS樹脂製のため、塗装による劣化症状を起こしていたために、過度な負荷に耐えられずに破損した。
では、ガンプラなどによく使われているABS樹脂は、どのような特徴を持っているのか。Wikipediaの該当ページから説明を抜粋いたしますと・・・・。
◯剛性、硬度、加工性、耐衝撃性、曲げ疲労性など機械的特性のバランスに優れる。原料の配合比率を調整して、それぞれの特性を強調することも可能。
◯表面の美観に優れる。また、印刷特性にも優れる。
◯良好な流動性を持ち、薄肉品などの成形性が良い。
◯有機溶剤には可溶だが、酸性溶液やアルカリ溶液には不溶。
◯耐候性はあまりよくなく、長時間直射日光を当て続けると劣化する。
◯一般に耐薬品性には劣り、アルコール類、鉱物油、強酸、強アルカリなどの付着により劣化し、ケミカルクラックの要因となる。
まあ、ようするに旧来のキットでポリキャップを利用している部分に、硬性や弾力性を加味したプラスチック素材に近いものとして導入されてるってことですね。
ただし、耐薬品性には劣り、塗装がケミカルクラックの要因となるっていうのが大きなネックっていうわけです。
ですから、ガンプラの設計図には、ABS樹脂への塗装を控えるような文言が掲載されてるってわけです。
でも、僕みたいな徹底塗装派は、たとえリスクを背負ってでも塗装したくなっちゃいます。アホだと思われてもね・・・。
しかし、昨年度の比較的後期に作ったキット(ティターンズMk-Ⅱ以降)では、状況チェックをしてもそれほどの問題は起きてません。
また、比較的初期のスーパーガンダムでも同様なんです。いったいZガンダムの塗装は何が悪かったのか。
で、その当時はどういう塗装をしていたのかを思い出したら、答えはみえたんですね。
[ABS樹脂劣化の原因]
この樹脂は、有機溶剤などの浸透性が、プラパーツより大きいためその浸透が劣化の原因になるんです。つまり、シンナーなどの溶剤で直接拭くなどはもってのほかです。
あと、乾燥の遅い塗料(エナメル系など)は、乾燥するまでに有機溶剤が浸透するためにボツですね。アクリル系水性塗料とて有機溶剤を使ってますし、比較的乾燥は遅いほうなので厳しいってことです。
つまり、有機溶剤を浸透させなきゃいい!
そう、比較的無事なキットたちは、塗装のしかたが違ったんですね。Zガンダムのときは、焦って良くない塗装をしていたんです。
何かっていうと、一気に厚塗して時間をかけて乾燥させねばならない状態にしたこと!これが悪いんです!
まあ、うまくいっていたキットは最初に薄くサフなり塗料を塗っていて、即時乾燥させてから重ね塗りしてたって事っす。
つまり、表面に塗料の膜を構成させて上塗りの浸透をガードしてたっていうことなんすね。Hi-νガンダムあたりの頃は真面目に調べて、次のような処置をしてました。
下塗り材、表面仕上げ材でABS樹脂対応のものは何かを調べました。結果、サーフェイサーかTOPコートがよいことに気が付きます。(缶横の用途を拡大するとABSって書いてます)
で、ラッカー系塗料ののりを考慮してサーフェイサーを選択。しかも、超薄く皮膜を作るように重ね塗りをしました。
まあ、大雑把に書くとこんな感じです。
で、正しい塗装テクは、このコトブキヤのサイトでご確認ください。↓
でまあ、コトブキヤのサイトにも、ABS樹脂を塗装したいって思う人は多いって書いてますね。どうやら僕だけではないみたいでホッとしました。
ただ、リスクが減るっていうだけで0になるわけではないですから、塗装の際はコトブキヤサイトにもありますように、自己責任でお願いします。
まあ、今回のような失敗は、よくある話です。ただ、リスクを恐れて、マダラ塗装するとかいう見苦しい手抜きのような作品を作るよりは、1パーツ40円のリスクを背負ってでも、ABS樹脂フル塗装に挑戦する。
それが僕の考えですね。
ただし、皆さんにはいつものように「オモロイから試してみてください」的な言い方はしません。上記のようなリスクがある以上、僕はやっても皆さんにはおすすめは出来ないっす。
ただ、挑戦することは止めませんから・・・。
人間の向上心は貪欲、挑戦して失敗する角に成功がある・・・。
Zの鼓動・・・てかっ? その6.5
しばらくぶりのZ編・・・。といって、部品調達ができたわけではありませんが・・・
ショート編ですが、その後いじったとこのご報告・・・。
まずはビームライフル。シャドー入れをしました。あと、エネルギーパック部分はシルバーでハイライトを入れてます。
Zガンダムくんは完成後、いつものあの店に販促部隊として展示予定なんで、それに向けて手入れしてるって感じです。
あと、WAVEさんのバーニアパーツを2ついじって付けてみようかと・・・。焼鉄色塗装後に、メタルカラーのステンレスで塗ってから磨いてます。
さて、これをどこに付けるかっていいますと・・・
ここですね。実はZガンダムではありません。どこだかわかります?
正解はGディフェンサー。どうも尾翼部分が寂しかったんで、後退用のスラスター増設してみました。これでますます、重力下仕様とは程遠くなったような(笑)。
で、うまくいったら裏取引で今日あたり部品が手に入ります。そしたら、Zガンダムの最終型がお披露目できるかもですね・・・・。
あとですね。昨日の「F氏には理解出来ないモデラー心理」なんですが、今晩あたり続編アップします。コメントまだの方は、あっちの記事のコメ欄にお早めに・・・。一応、午後5時くらいまでは待ちますんで・・・。
F氏には理解出来ないモデラー心理(疑問編)
最近、ブログ関係の細かな手入れをよくしています。
例えば、TOP下のバナーを増設して過去記事へ行きやすくしたり、当然テーマを再編したりしてます。
あと、過去記事でも現在の視点で編集しなおすなんていう地味な作業も実は、やってます。
過去記事を見たときにつじつまが合わなくなる部分や、微調整したキットのページに写真を追加したり、追加記事を本記事に組み込んだりと、まあ暇なんだなと思われるようなことやってますわ・・。
一応、過去の製作日記など手入れしましたんで、お暇な方は観ていただけると幸いです・・・。
で、本題なんですが、そんな作業中にブログ広告にあった
模型製作代行業
の項目を何気なく見たんですが・・・。
まず思ったこと。
受注費用が高い!
MG1体(3000~4000円クラス)の制作費がフル塗装で4万円以上もするって、法外じゃないかな・・・。
確かにハンドメイドで、塗料費や追加パーツ代などを考えれば+3000~5000円は納得出来る範囲。あと、人件費で3万2000円以上取るんですかね?もしくは、綺麗につくる技術料?
次に思うのは、作例の作り方、
すべてベタ塗り!
っていうことは、シャドーやウエザリングは受注しないってことっすかね?まあ、無料でメタルパーツ付けるっていうサービスはあるけど、イタズラに変なパーツつけられるとなんか玩具っぽい。
でも、商売として成り立っているんですから、需要はあるっていうことなんでしょう。
どんな方々が注文しているんでしょう?例えば、こんな状況の人かな?
①奇麗な仕上がりのモノを飾りたいが、自分にはうまく作る腕がないと思っている方。
②プラモを買ったけど、つくる時間がない。だけど素組ではつくりたくない。
ってとこなんでしょうかね?
金出してまで、他人に作らせてまで、プラモを完成させる心理・・・。
理解できないっす!
ちなみに、僕は利用する気はさらさらないっす。だって、プラモは自分で作るものだから・・・・。
どんなに下手でも、手作りすることにプラモは意義があると思うんですね。僕も去年の4月くらいまではうまく作れる自信はなかったけど、少しづつ勉強したり練習したりして今にいたってます。
まあ、まだまだ大したレベルではないけど、自分で作ったものには愛着が生まれる、そんなもんじゃないっすか?
自分で作るなら素組でも最悪いいと思いますよ。だってプラモだから・・・・。まあ、友人同士でうまい人にたのむっていうのはアリかな?
でも、中級以上のレベルのモデラーなら、それも恥ずかしいと思いますね。人に頼むより、自分で悩みながらこさえる方が成長につながるから・・・。
でも、現実頼んじゃうモデラー(コレクターじゃなくてね)って、昔の知り合いにいたんだなぁ、これが。
僕は、プラモ作りは自己啓発の一つと考えているんで、悩みながら少しでも自分の力で前に進むほうがいいと思うわけです・・・。
ちなみに、何社か広告をみたり、代行業に手を染めている人のブログ見ましたが、客観的に費用対効果まで考えると・・・・、
自分で悩みつつ作った方がましだな・・。
ていうのが僕の感想です。
皆さんは、模型作成代行業って頼みますか?また、誰かにつくってもらいたいって考えますか?
忌憚ないご意見待ってます・・・。
なお、頂いたコメントはある程度たまってから読んで返答するか、次回の記事に取り上げるかのいずれかの方法で対応しますんで、ご了承ください。
F氏のお気楽(かな?)プラモ講座 「オリジナルデカール作成」
さて、今回のテーマは、ある程度PCの環境がないと厳しいかもしれませんので、そこは勘弁してください・・・。題して、
デカールに困ったときの話・・。
ガンプラに限らずデカールを貼って仕上げるのはプラモの常道。なのですが、イロイロと問題が生じることがあります。例えば、
「ガンプラのマーキングシール、厚ぼったくて貼りたくない!」
「貼りたいデカールが手に入らない!近所に水転写デカールが売ってない!」
「オリジナリティーあるデザインを作りたいけど、どうすれば?」
なんていうことがあるっていうことっすね。
で、僕が直面した問題はアムロ仕様のガンダムMk-Ⅱを作ったときのこと・・・。そう、カラバのデカールがないっていうことですね。
で、こういうふうに作ってみたわけなんです。
赤丸の部分が、自ら作ったデカールです。これらは、市販デカールでも再現されていないんでつくるしかなかったんすね。
では、どうするかっていうと、
使うのは、ガイアの「おうちdeデカール」です。
はがきザイズ2枚入りで630円、これはインクジェットプリンターで印刷したものを水デカールにできるっていう優れものです.。
まあ、このタイプの商品はいろいろありますんで、ご興味のある方はググッてみてください。
で、使い方は簡単!Zプラスの脚部デカールを例に説明いたします。
まずは、専用台紙にインクジェットプリンターで、鏡面印刷をかけてデカールの図案を印刷します。ちなみに、もとの図案はフォトショップエレメントでつくっておきます。
この図案は、フォトショップのレイヤー込み作成ファイルをそのまま印刷したものです。変にjpg、gif、pngなどのような画像ファイルに変換する必要はありません。
ちなみに、大きさはmm設定で測ってサイズ調整が必要ですからご注意・・・。
もちろん、文字だけでもいいのですが、絵心のある人ならオリジナルの図案をここで作るのもありですね。例えば、上の参考画像にはシャレで作ったスレッガーGM隊用のマーク(オリジン版)があるのお気づきですか。
こういうこともできるんですね。
次に、接着剤シールを貼り付けたデカールを、ギリギリまでカットし、右の写真のように貼りたい部分に接着させます。
そして、水で湿らせた綿棒で紙の上から水をしみこませると、そのうち厚紙がずれてきます。そうっすると貼付けはOKっす。
あとは水分を吸い取って、乾燥したらTOPコートっていう算段ですね。
まあ、文字系の時は、この方法で十分かなっと。弱点は、白はアウトっていうことっすかね(インクジェットには白色インクは存在しないから)。
ただし、他メーカー製では白対応のものもあるようです。
もちろん、マーキングシールをスキャンしてデカール化する荒業もやれます。
Hi-νガンダムを作ったときに、νガンダム用のデカールを探しに行ったんですが購入できず。なので、本キットのマーキングシールをスキャンして赤く着色加工して作っちゃいました。
この方法の時は、スキャンのしかたがポイント!台紙の緑色が嫌ならモノクロスキャンで、フォトショップで加工するのがいいっすね。
というわけで、これを活用するには画像処理ソフトとスキャナーが必要なのが難点でしょうか。ただ、お持ちならいろいろと作れるんで楽しいっすよ。
ちなみに、敬愛するダッチ氏は5指可動マニュピュレーターの受注をやっていますが、僕はこのフォトショップの元画像作成を承っています。
フォトショップインストール済なら対応できますんで、お気軽にお申し付けください。
始動、MSN-00100? プロローグ
今、私の机上には・・・・、
こういう市販パーツとか、こういうジャンクパーツがある。そうこれは、次回作への準備なのだ。
いくら北海道でもあと1ヶ月半もしたら雪解けだろう。そうすると、塗装できる環境が整うはず。しかし、今回扱うMGは10年落ち。かなりの改造が必要・・・。
そのために、このようなパーツを準備し、
ワザワザ、部品取りのためにMGネモを購入した(もっとも、部品になるのは完成した飾ってるほうだけど)。
そう、次回作は・・・・・。
百式である!
とまいうわけで、そろそろ真面目に百式作る気になっています。まあ、今まで手を出さなかったのはこのキットがあまりにも納得いかないから・・・。なんせ、今風のMG標準から考えると・・・
①マニュピュレーターの5指可動ができない。
②腰がスイングしない。
③肩関節の動きが単調。
④また関節のスイング機能がない。
⑤足が、つま先とかかとの2分割になっていない。
っていうことが不満なんです。しかも、金メッキバージョンは派手すぎ!メッキ落とすのが手間!
なんで、今回のキットは、ダッチ氏に探してもらったバリュート付きキット。こいつはメッキ仕様ではないんで楽に彩色できるからです。
まあ、①はいつものように、他キットの流用で片付くにしても、②~⑤はかなりの改造が必要。そのために、半年前から構想をねって部品の調達をしていたんですね。
でも、思ったほど簡単でないんでここ2日ほど思考停止・・・。
で、こいつの作成日記は塗装に入れる時期まではボチボチと工作中心です。しかも、超不定期になります。まあ、気がついたら有るかなっていうことでお見逃しなく。
しかも、すぐやるかっていうとそうでもないっすね。
さらに、間違ってMGデルタプラスが出たら、次の流れとしてMG百式Ver.2.0なんていう可能性もあるからどうなるやら。
本来の気ままプラモブログらしく、気長にやっていきますわ・・・。では・・・。
算数・数学教育の問題点
1週間ほど前、小6の生徒に中1内容の正負の数を指導してきたんですが、思うところあって、
掛け算・割り算を指導したあとに、足し算・引き算という流れで説明してみました。
小学校低学年から中学年において、演算の指導順は足し算→引き算→掛け算→割り算という順で指導するわけですが、分数計算の段階で、そこは違うと思うF氏です。
例えば、1/2+1/3=5/6っていう計算。通分という考え方が身につかないと、2/5って分母&分子それぞれを足し算する子が多いんですよね。
皆さんの周りにそんな子はいませんでしたか?
でも、掛け算だと分母・分子をそれぞれ掛ければいいから、子供たちに馴染みやすい。割り算は、掛け算の逆だから分母と分子をひっくり代えしてかけりゃいい。
そこがわかったら、通分の意味が理解しやすいんですよ。
演算の難度としても、掛け算や割り算のほうがレベル低いんです。なのに、なぜ足し算や引き算を最初にするんでしょうね?
中1の正負の数も同様。掛け算・割り算の符号の変わるルールから説明して、あと数字部分は小学校と同じと話しました。
そして、引き算の符号チェンジのからくりを、掛け算的発想で説明したら・・・
生徒は大納得!
今日の宿題チェックでも全問正解でした。
学校教育は、どうもつまらん原理に流されてないでしょうか?なにか理由付けがあろうとも、生徒が分かりやすい順をもっと考えて欲しいものですね。
ハイザックのお手入れ・・・ その2
東日本・西日本の太平洋側は降雪ということで。
大変っすね!
でも、北日本の日本海側の我町は、1日ぽかぽかと晴天でした。
ど~も、スミマセン・・・。
てなわけで、ハイザックの手直し作業は終了です。
最近、ちょっとやみつきの自然光撮影です。この色は、薄い部分がタミヤのNATOグリーン、濃いところはクレオスの暗緑色の上にスモークグレーを吹いたものです。
え?渋すぎるって?
これが設定色っすよ! 「出典:ガンダムの常識-宇宙世紀MS大百科地球連邦軍編P096」
って、TVアニメの明るいグリーンはなんかイメージと違うんで、量産型ならこのくらいの色でちょうどいいかなって思いますね。
で、例によってスジボリ堂のドライデカールを最低限の範囲で貼っております。
で、新造マニュピュレーターは非常にしっくりいってGOODです。このポージングで、なかなか決まってくれてますね。
あと、リックディアスのときに分かりにくかったなんちゃってドライブラシですけど、今度は結構わかるんじゃないでしょうか?胸周りのエッジ部分に施しています。
あと、モノアイのテカリ具合も自然光なんで映えますね。この細工もダッチ氏のアドバイスですよ。
え?デジラマっすか?う~ん、こいつには考えてなかったな・・・・。シャーナイ!
カミーユ「殺すことは・・・なかったんだ、殺すことは、なかったんだ。」
手入れ前のハイザックでの撮影でした。
























