クリアーシャアザク~リベンジ! その2
今回は、去年作った時のように時間的な制約がないんでのんびりですね・・・。なんで、1日がかりで作ったのは・・・
足だけですね・・・!
今のところこんな感じです。まずはクリアーパーツ部分はこんな仕上がり。で、足の基部はっていうと表裏こんな感じで塗り分けてます。
ベースはタミヤのガンメタルで、その他バーニア部は焼鉄色とメタルカラーのステンレス、シリンダーはシルバー、あとは気分的にメタルカラーのカッパーとブロスでアクセントつけています。
で、左右を比較するとこんな感じです。右足のシャドーはリアルタッチマーカーのレッド1,スミ入れは同じくブラウンを使用しています。
にしても、ガンダムスプレーのシャアピンク・・・・。なんかイメージより濃いような気がするけど、まあいっか。
で、足裏ですね。ディスプレイ用の機体ということで、ありえないくらい派手に塗り分けてます。普通に考えればブロスはいらんよね・・・。
で、左脚の機械部分。メタルカラーで彩色し、磨いた後にTOPコート光沢を吹いてます。こうすると、メタルカラーの固定だけでなく、ガンメタルの光沢度も増すんで、いい感じですね。
あ、当然去年のバージョンより派手です。塗り分けは・・・。
とま言いつつ、右脚まわりも準備中。にしても、昨日は風向が悪くて、外向きに吹いた白サフが部屋に逆流するんで大弱り・・・。
よく生きてるな・・・。
デジラマアンケートの集計結果
えっと、投票を頂いた皆さんのデータを1位に2ポイント、2位に1ポイントとして集計した結果でございます。
第1位 合計11ポイントの圧倒的な支持
Zガンダムのハイパーメガランチャー発射シーン!
1位で支持してくれた方 ヒロヤンさん BADLUCKさん 幸福パパさん ゼータさん
【作者より】
意外!やはり、MS人気は画像処理の手間や構図のよさでは勝てなかった・・・・。
実は、このデジラマは、所要時間30分でこさえたもの。スーパーガンダムのほうが4倍以上の手間がかかってるんですけど・・・・。
まあ、みんなZが好きなんですね・・・。
同率2位 2作品 各4ポイント

これもまあ、ニューガンダムはそれなりに苦労したから納得だけど、ティターンズMk-Ⅱ&ハイザックは30ふん作品。
まあ、元の写真が良かったといえばそれまでなのかも・・・。
総じて、作者のお気に入りは、まったく支持されないのはしゃーないかな。やはり私は、、マイナー派ということで・・・・。
で、Zに1位投票をなさった方には、ピクセル数の大きい画像をプレゼントします!メッセージをお楽しみに・・・。
クリアーシャアザク~リベンジ! その1
最近、プラモをいじっていなかったんで、どうもモヤモヤして日々を送っておりましたFでございます。
まあ、イロイロとコラム中心でブログ更新はしてきたけど、それだけではいかんでしょう。
ということで、プラモ作りを再開するまで、ブログもあえて放置しとりました。
で、今日から復帰するということは、プラモを作り始めるってことっす。
お題は、昨年の10月に作ったシャアザククリアーバージョン。
百式はしばらく放置して、出来ることからやっていきましょうっていう算段でございます。
ちなみに去年の奴は人からの依頼品、今回作るんが、僕の持ち物っていうことになります。
で、去年の反省から・・・・。
まずは、クリアーパーツを意識しすぎて、外装にまったく塗装をしなかったことでフラストレーションの塊になったこと。
なんで、今回は塗装することにしました!
今日は、晴れたり雪降ったりと忙しかったんで、晴れ間の見えるうちに塗装作業!
こんな感じで、白サフを吹いてから、シャアピンク(ガンダムカラー使用)で塗装です。ただし、塗装するのは右半身だけ!
イメージとしては、往年の名キット1/72メカニカルモデルっぽいものをつくろうかという企みです。
例によって、ざっくりランナー塗装ですが、クリアーキットはゲート処理の際に白化するのが好都合です。あとからシャアピンクでごまかしやすいのがこのクリアーキットの特徴ってことっすね。
まあ、白サフでさえランナー単位で処理するF氏・・・・、邪道だけど今までもそれでやってきてるんですよね。まあ、気合で何とかします(笑)。
で、次の反省点。
内部パーツの塗り分けが控え目すぎて、いまいち外から目立たなかったこと。
30周年記念キットのように無色のクリアーパーツならいざしらず、淡いオレンジのこのキットの場合、せっかく塗っても目立たなくなるケースが、前回は目立ちました。
まあ、例によって黒鉄色で塗るか・・・・、パス!
ある程度、メリハリのあるタミヤのガンメタルを内部骨格のベース色にチョイスします。ただし、ABSで樹脂パーツをタミヤのスプレーで塗るには細心の注意が必要。
上記のパーツは、極めて薄く表面塗装ののち、3~4回の重ね塗りで出来上がるくらい、薄く塗って仕上げてます。
そして、内装の色分けは、前回より派手めにします。というのも、目立たんきゃ意味ないから。
カッパーよりもゴールドの比率が高くなります。
まあ、オレンジ系のクリアーパーツでは、カッパーは負けてしまって目立たんというのがその理由です。
骨格だけで見たら下品な感じになるでしょうが、それはしゃーない!
まあ、どうなるかは今後の気分次第ですが、前回よりどこまで彩色を多くするかお楽しみに・・・。
てなわけで、予定よりも1ヶ月早く始動します。なにせ、ダッチ氏が5月上旬にビックな企画を考えてるんで、せめて2キットくらいは新作ないとね・・・。
では、頑張ります!
戦争を知らない子供たちが育てた、インフレを知らない子供たち③
さて、Bさんとの話の続きです。
(4)校内暴力から陰湿ないじめへの変化
まあ、集団があればそこから外れる人間は、いつの時代でもあるもんです。暴力とかいじめとかいう問題、僕らの世代になかったかっていうとそんなことはない。
イジメっ子は現に存在していましたね。
ただ、集団で1人を攻撃するよりは、1:1ってケースが多かった気がする。しかも、分かりやすい口撃(対本人へ直接暴言)とか、タイマン勝負的な展開がほとんどで、周囲の無関係な人たちは留め役に回るかイジメっ子を悪と捉えて無視またはおびえてるっていう感じが多かったかな。
まあ、社会から外れた奴が1人(少数)暴れる校内暴力の時代でしたね。
でも、今のいじめってかなり違いますよね。集団で1人を目に見えない陰湿な手段で追い詰めていくケースが殆んどです。
この傾向を感じたのは15年ほど前、塾勤めで中学生を指導していた頃。今は、アラサー世代の人たちの青春期の頃からです。
最近の犯罪でもそんな傾向があるような気がします。いいことではないけど、アラフィフ世代の傷害事件の場合は単独犯が多く、アラサー世代だと集団暴行がやけに目に付くってBさんとも一致しました。
ここでBさんは、面白い喩えをしました。
「ウルトラマンや仮面ライダーと戦隊もの、どっちで育ったかの違いでしょう。」
これは、僕も理解できた。強大な敵に1人で立ち向かうウルトラマン・仮面ライダーに熱狂した僕らの世代と、集団で1人に立ち向かう戦隊もので育ったアラサー世代以下・・・。
これが、いじめの質を変えた・・・、まあ主因じゃないけど、さもありなんって感じますね。
Aさんの言ってた扱いにくい部下。
巨人の星やあしたのジョーなどの根性論や、経済成長期からバブル期を経験した成功への貪欲な努力心や向上心。そんな考えは、彼らの世代にはうっとうしいものらしい。
だから、頑張らなくてもいい緩くてもいいって感じる惰弱な者同士に連帯感が生まれ、その勘違いしてる平和を乱そうとするものに対して、必要以上の敵愾心を持つ。
そのアラサー世代以下でも、真に実力があるものは徒党を組まずに1人でのし上がっていく。それができないものは、弱い者同士のコミュニティを作り上げる。
現に、指導しているBさんの息子さんは、学校でのいじめや嫌がらせに対して、
「周りの考え方から外れた奴をいじめてるケースが多いですよ。例えば、一生懸命勉強する奴のノートや教科書を集団で破ったり捨てたりとかね・・・。」
と教えてくれました。はあ、嘆かわしいですね・・・。
Bさんは、Aさんの悩みにそんな考えを示してくれました。そして、僕の考えにも付け加えて・・・・、
「F先生は、ヒトという生物が万物の霊長として生物界の頂点に立ったのは、努力する心と向上心で自らを進化させたからだって、よくいいますよね。」
はい。生徒を奮い立たすたとえによく使います。
「ヒトが努力や向上心を失ったら、ただの裸の猿だっていうのもすごくわかりますよ・・。」
「付け加えるなら、裸の猿だから群れを作りたがるっていうことですよね?」
あ、それは思いつかなかったなぁ、でもドンピシャ!
(5)最後に雑感
Aさんの抱えた問題は、社会や親の育て方にも原因があるのはそのとおりでしょう。Bさんが補足してくれたように、兄弟構成の変化もそれに輪をかけています。
ただ、悲観的な状況に流されて、自らの向上心を失いさまよう人々。それは、自らで律することはできないでしょうか?
若さゆえの過ちなんて言葉は、もうそろそろ通用しない年代に脚を突っ込んでいるのでは?
僕は、個人の力で道を切り開いていくことができる強さを身につけていくことが、混迷の時代を切り抜けるすべの一つと思いますけど、どうでしょうかね。
ガンプラRGブランド考察②
(2)アドバンスMSジョイントと組みやすさ・・・
では、2つ目の懸念材料・・・。RGは、初心者でも満足いく仕上がりになり、上級者も満足できるキットとして開発されたそうだけど、ホントにそうなっているのだろうかっていうことっすね。
確かに、ランナーにあるゲートは、キャビゲート・アンダーゲート・クサビゲートとゲート跡の処理がしやすいような工夫がなされています。
しかも、超多色成形なんで、彩色を全くしない素組でもMSの雰囲気が再現できる。HGを作ったことのある人なら、それはもう体験したことでしょう。
しかし・・・、組みやすさとはそれは別。
半分は興味本位でRGを買って、実はいまだ積みプラっていう方々多くありません?
MGと同じくらいのランナー数で、あの1/144サイズ。正直、老眼が進行した僕ら世代は絶対に無理!だから、僕個人は購入していないんです。
作った友人に聞いても、楽しく楽にサクサク組めたとは誰も言っていなかったですね。
まず、外装の細かいパーツが色分けの関係で多すぎて、なくしたり破損するケースが多かったこと。これは第1弾のファーストの時はひどかった。
古くからの読者の方なら、僕がZプラスを作っていた頃(2010年10月)、バンダイに発注した部品が届かないってブチギレていたことをご存知でしょう。
その理由は、RGファースト関係のパーツ請求(有料無料どちらも)が、お客様センターに集中していたから!
そのくらい、部品の管理が難しい。つまり、初級のユーザーがサクサク作るには程遠いキットってことです。
また、アドバンスMSジョイントの強度はかなり厳しいらしい。ポーズをイロイロと楽しむと、部品が破損しまくるって泣いてた友人もいたんですよ・・・。
しかも、外装パーツはスライドするたびに外れるから、結局接着したって・・・。スナップフィットの意味無いじゃん。
そういう意味合いで考えると、初級ユーザーにはかなりハードルは高いかもしれない。
じゃあ、ヘビーユーザーは満足できるかっていうと、これもなかなか難しいらしいですね。まあ、バチ組で作る分には問題はないのですけど・・・、改造がしにくい。
MGユーザーの僕から言うと、MGキットはHGほど改造の自由度は大きくないのです。というのは、あの内部骨格が形状変更のかなりの妨げになるからですよ。
HGのように関節以外は空洞のキットなら、手足を伸ばしたり縮めたり、太くしたり細くしたりっていうプロポーション改造がある程度楽ですが、MGでそれをしようと思ったら、内部骨格までやらなきゃならない。
僕が、MG百式の改造でかなり思案しているのは、そういう要素があるからなんです。
RGもしっかりした内部骨格であるアドバンスMSジョイントがありますね。しかも、強度はスケール上、当然のようにMG以下!
つまり、肩や腰アーマーなどの形状変更や外装のパテ盛り加工はできるけど、それ以上の改造は厳しいってことです。しかもあのサイズ・・・。
まあ、RGの位置づけがHGとMGの中間なんですけど、ホントに中途半端。HGの自由度もなく、MGの重厚さにも届いていない。
物珍しさで、シャアザクまでは売れただろうけど、第3弾以降はかなり考えないと厳しいような気がします。
(3)塗装どうしますか?
まあ、これに関しては塗装しなくても多色成形の関係で、かなり仕上がりは良いとのことです。シール関係を活用するなら、部分塗装はしてもバーニアやバルカン口くらい。気にならないならしなくてもいいとのこと。
ただ、ファーストのビームライフルの持ち手が白いのが気に入らないって言う人は塗るかな?
逆に言うと、塗装しようという気力が萎えてしまいます。まあ、カラーバリエーションモデルつくるならいいのですが、普通につくろうとしたら、
別に成形色活かしてもいいじゃん!
っていう気持ちになってしまうくらいのよく言えば完成度が高い、悪く言ったら面白みのないキットですな。
というわけで、写真はRGシャアザクの素組・・・。この色分けはMG2.0以上の細かさです。
しかも、ゲート処理はかなり楽らしいので、ヤスリがけまで要らないっていう人もいるんです。
まあ、簡単フィニッシュ派の人々にはこれ以上はないシリーズって言えますね。
だから、改造の自由度の無さもあって、イロイロいじる派には向かないかもしれないような気がします。
例のY電機のK氏も購入した人たちに「塗装しますか?」って聞いたところ、0回答・・・。
まあ、完成度が高いのも良し悪しってことですね。
(4)まとめとして
現状のRGの方向性としては、中レベル以上のアラサーユーザー対象のキットと言えるのではと僕は考えます。多分、バンダイの思惑とは違い、購買層はかなり狭くなるのではなかろうかと・・・。
素組派にはちょっときついところはかなりネック!MGなら素組派でもそこまでひどいストレスはないような気がしますしね・・・。
あと、今後のMSラインナップが決め手。明らかなのは1/144ならば、F91~V~WのダウンサイジングMSはかなり困難っていうこと。そういえば、Vシリーズも、HGって言いながら1/100だったしね。
そうすると、SEEDなどの21世紀アナザーかZ、ZZ、逆シャアあたりがターゲットかな。νガンダムあたりならいいかもね。
何にしてもRGブランド、HGやMGがかなりブランドとして成熟している以上、同じような感覚では成功しない。そんな気がしますね・・・。
ご、ゴーマンですか?
戦争を知らない子供たちが育てた、インフレを知らない子供たち②
(3)戦争を知らない子供たちの末裔
前回の(2)のAさんとの話を、Bさん宅で話してみたところ、Bさんもほぼ同意見でした。ただ、Bさんがいうには、
「兄弟の構成によっても、気質の違いは結構あるね。一人っ子ほどその傾向は強いんじゃないかな?」
「特に、他人の意見に耳を傾けないとか、自己主義は一人っ子に顕著に見られますよ。」
っていうお話です。それを感じてなのか、Bさんのご子息は兄弟3人です。
厚生労働省(旧厚生省)の平成10年度版厚生白書には、各年代の兄弟の数に関して、このような数値データが記載されています。
まあ、簡単に解釈すると、アラフィフ世代の兄弟数の平均値(中央値)は2.83人。以下アラフォー世代は2.07人、アラサー世代だと1.63人という感じで分析できます。
つまり数字的には、僕らの世代はほぼ3人兄弟が主流、対してアラサー世代は半数近くが一人っ子っていう現状なのです。
数字データーはありませんが、僕らの親たち世代(昭和一桁~15年頃出生)の場合は、兄弟は6~8人は当たり前っていう時代でした。これは、軍国主義下における殖産政策の影響もあるのですが、厚生白書では次のように分析をしています。
a.貧しい時代は子どもをたくさん産むことに経済合理性があった。
乳幼児の死亡率が高く,老後の生活を子どもに依存している社会では,子どもをたくさん産み育てることは,結果として,生き残る子どもを持つ可能性が高まるという意味でも,「立身出世」して一族の面倒を見,老後を安泰にしてくれる子どもが出る可能性が高まるという意味でも,また,農業等の家内労働力が得られるという意味でも,経済合理性にかなった行動であった。
現在でも途上国ではこのような状況が見られる。
衛生状態がよくなり,生まれた子どもが生き残る確率が高くなると,いわば歩留まりを考えて多めに子どもを産んでおく必要がなくなる。
また,所得格差が小さくなり,「出世」する子どもだけが経済力を持つわけでもなく,逆に社会が豊かになるにつれ教育など子どもを育てることの負担が増してくると,子どもを多く産むことの経済合理性は,貧しかった時代に比べてはるかに低くなる。
「日本も昔は貧しかったが,たくさん子どもを産んでいた」とか,「途上国では今でも貧しくても子どもをたくさん産んでいる」といわれることがある。
しかし,貧しい中で多くの子どもを産み育てていたのは,昔の方が「母性」が豊かで愛情が深く,最近の若い世代が「母性」を喪失し利己的になったから,ではなく,個々人が意識しているかどうかは別にして,昔は,以上に述べたようにたくさん子どもを産むことに経済合理性があったからではないかと考えられる。
b. 多くの兄弟姉妹に囲まれながら育つ家族の姿は,人口転換期の世代に特有である。
貧しい時代には,たくさん生まれた子どもたちも乳幼児期に死亡し,成人するころには平均して2人程度しか残らない。
豊かになる過程の人口転換期では,以前と同じように子どもをたくさん産み,しかし乳幼児の死亡率は低下しているので,生まれた子どものほとんどが大人になるまで生き残る。
現在の中高年世代の多くが郷愁を感じる,大勢の兄弟姉妹の中でもまれながら育つという家族の姿は,日本の伝統というよりも,人口転換期の世代にのみ特有なものと考えられる。
現在,地球規模では人口の爆発が問題になっているが,これは,豊かになる過程で,多産少死の人口転換期にある国が多いということを意味している。したがって,経済成長による貧困からの脱却と女性の地位の向上,そして家族計画の普及が,人口爆発を解決する鍵と考えられる。
と、長い引用となりましたが、現代の場合は兄弟が多いことは逆に、扶養する親世代に経済的な負担を強いる状況になるので出生数が少なくなったこと。
そして、戦前民法下における家族主義の崩壊から個人主義(大家族から核家族化への変貌)重視への変革も一因あることでしょう。
で、アラフィフ世代の親たちは戦中派、アラフィフ世代の育った時代は高度経済成長期。
つまり、我慢や貧困を知る世代が、貧困から豊かさへの脱却をはかる社会に巣立つ世代を育てていたっていうことですね。
しかも、兄弟数が多いから、家族という社会の最小単位の中で集団の利益と個人の意思のバランス感覚を身につけることが可能であったということになるでしょう。
さて、アラサー世代は、親の世代は哀しいかなアラフィフ世代の上の方。個人を重視する風潮と豊かさを体験した世代。
だから、その子供たちには輪をかけて束縛や全体主義的な価値観は押し付けて育てていない。しかも、子供らに養ってもらおうなんて思っていないから、子供は1人でいいとかのびのび自由に育てばいいとか、そんな傾向で育てたような気がする。
これが、アラサー世代の一般的な傾向に影響しているだろうっていうのがBさんの主張なんです。
つづく
第2次ジャブロー降下作戦
昨晩は、ダッチ氏と共にジャブロー降下。ついに、とりしま・りー氏ともお会いすることができました。
で、ジャブローの入り口には、体育座りしたアッガイの後ろにガンダムに切り落とされたズゴックの腕があったりします。
なんでも、ジャブローだから必要だろって、さる方が製作してプレゼントしてくれたそうです。
このこだわりは、素敵っすね。
で、今回のお供たち。左の写真がダッチ氏の作品。僕的に初見だったハイゴックの水中迷彩仕様、感動ものでした。
あと、お店でウケてたのは、ガンタンクの08小隊OP仕様。なにせ、ウインチまで可動するもんだからすごい!
しかも、ダッチ氏はワザワザジオラマベースから外して持って来るっていうところがいいっすね。
で、右の写真は、Hi-ニューガンダムと例によってアムロMk-Ⅱ。まあ、カラバリキットっていうことでそれなりに注目ってとこっすかね。
で、気持よくカクテル三昧のため、ただいま二日酔い状態(;^_^A
今日の仕事、大丈夫かな・・・・。まあ、3時までにはさめるでしょう。
ところで、例のデジラマアンケートですが、とりあえず今週末まで集計は放置します。まだ未投票の方は、どうぞよろしくお願いします。
ガンプラRGブランド考察①
まあ、今更っていう感じですけど、ガンプラのジャンルにHG・MG・PGに続く第4のブランドとして昨夏にRGブランドが登場しました。
コンセプトは、HGのサイズ(1/144)に、MG並の可動域と精密さを盛り込んだ、新世代キットという感じで、価格帯も2650円と、初期のMGファーストガンダム1.0やザク1.0並に設定されています。
ただ、単純に1/100のキットを1/144にダウンサイジングしたというわけではなく、MGのような内部骨格をストレスなく組み上げるような工夫(アドバンスMSジョイント)や多色成形キットなど、ある面ではMGをも上回る機能が内蔵されたバンダイの意欲作と言えるでしょう。
例えば、その内部骨格をMGと比較してみましょう。
【ファーストガンダムの比較】
一見、それほどの大差ないように見えますが、MGで表現されている骨格のモールド関係はRGではかなり省略されています。肩やフクラハギなどを比較すると一目瞭然でしょう。
あと、成型色に注目。RGの場合金属的な質感のある色合いですが、MGではそうでもない。まあ、OYW版は2005年度のキットなんで、そこまで気を配ってないとも言えますが・・・。
そして、パーツ数。部品総数はMGよりはやや少なめですが、外装部品は逆にMGの約2倍!
なんで、上記写真のシャアザクの場合でもMG2.0とランナー数は大差なし。しかも、MGなら同じシャアピンクランナーが複数の色で細かくパーツ分割されて表現されてるというシロモノです。
とまあ、RGシリーズはバンダイがガンプラ30周年を迎えた昨年、新たなユーザー層を掘り起こすためのブランドとして立ち上げたってことがわかります。
が、しかし・・・・
僕はこのブランドが定着・発展するかどうか疑問符を付けているのですよね。今回のゴーセンは、その辺を考察していこうかっていうわけです。
(1)RGの購買層の年代ターゲットは?
間違いなく、対象年令15歳以上キット。つまり、MG購買層で1/144派の消費者をターゲットにした商品でしょう。つまり、HGキットの可動やキットの精度などに不満を持つある程度高い年齢層をユーザーとして考えているように感じます。
確かに、HGファーストやシャアザク。発売以来年数が経ち、さまざまな工夫をしなければ売れなくなってきていますね。しかも、発売年度が古いだけに、今の感覚では稚拙な作りがかなり目立ちます。
しかし、MGへは安易に移行しづらい。それは、MGが初期とは異なり高価格商品化が進んでしまったためでもあります。
前述のように、「究極のガンプラを作る!」を合言葉に開発されたMGブランドは、初期こそ2500円の価格帯でモナカ的な部分を多分に持ち合わせたキットでしたが、HGとの差別化のため、内部骨格の再現と可変MSの完全変形をコンセプトに取り入れてきています。
Ver.2.0が登場するキットなどは、そのあたりの差別化が1.0と比べて顕著です。しかしその弊害として小売価格の高騰を招き、手が出にくい商品になりつつあるのです。
つまり、HGに近い値段でMGに近い精度を持つキットに需要があるとバンダイは判断したから、商品化されたっていうことなんでしょうね。
でもね、僕みたいにMG中心に作るタイプの場合、なかなか1/144には手を出したがらないってこともあるんです。特に40代以上なら、ある身体的な問題と絡んでその傾向はありますね。
なので大胆に一言。
ターゲットは20代後半~40代前半であろう!
実は、懇意にしているお店の店員さんからもそんな情報を得ています。そのくらいの年代の人達が買っていったてね・・。
ということは、あれです。RGブランドが継続するためには、その年齢層にあったMSを発売する必要があるっていうことなんですね。
まあ、旧キット・HG・MG・PGの各ブランドとも、第1作はファースト、第2作はザク(HGはガンダムMk-Ⅱ)っていう感じで、世代を超えて人気のあるMSから出してきましたが、3作目以降他のシリーズへ移行。
僕の記憶のあるとこでは、初期のHG・MG・PGとも3作目はZガンダムだったりする。これは、不思議な一致。まあ、当時はファーストについで高年齢層に人気あったのはZシリーズだからっていうあったからなんですけど。
で、今回はエールストライクガンダム!
第3弾がSEED系というのは予想外でしたね・・・。
しかし、購買ターゲットを20~30代と考えれば納得のいくところ。というより、これは明らかに20代がターゲット。
つまり、RGブランドは、SEED世代に重点をおくという意思表示ではないでしょうか?
僕が懸念しているのは、その発想。もっと高年齢層をターゲットにした商品を発売するといいのにと思う。ガンダムやシャアザクの売れ行きがそれなりに好調だったのは、思い入れ深い世代を中心に、下の世代も飛びつきやすいMSのだったから・・・。
実際、Y電機のガンプラコーナーのHGでは、今一番売れてないシリーズはSEED系だったりするんで、売れ行きはかなり厳しいと思う。
悪いけど、思い入れ深い世代以上の世代は、多分買わないんじゃないかな・・・。それを予想しつつ、エールストライクを出すのは、ある種のかけだと思う。
成功したら、アナザーガンダムを中心としたラインナップになるだろうし、失敗したらMGのようなファースト中心の路線になるような気がしますね。
ただ、ファースト中心だとRGでは再現しにくいMSもかなりあるからきついでしょうけど・・・。そうなると、先細りの危機が懸念されるっていうことです。
あと、これはまったくの邪推だけど、バンダイは実は、HG~PGと同様に第3弾はZガンダムを出したかったんじゃないかな?
でも、アドバンスMSジョイントの現在の技術では、完全変形を達成できないから断念したような気がする。
そう、実はアドバンスMSジョイントこそがRGの売りでもあり、アキレス腱でもあるのだ。
つづく
戦争を知らない子供たちが育てた、インフレを知らない子供たち①
先週、家庭教師先のご父母の方々とじっくりと話す機会がありまして、イロイロと感じる興味深い会話があったものですから、今回から数回はいくつかのエピソードを絡めて書いていこうかなって思い立ちました。
(1)あるギャップ
社会科の公民(政治経済)の用語で、インフレーション、デフレーション、スタグフレーションっていう言葉があります。それぞれの意味はっていいますと・・
・インフレーション(インフレ)・・・特定の経済部門の価格上昇にとどまらず、一般的な物価水準が継続的に上昇し、貨幣価値が下落すること。
・デフレーション(デフレ)・・・貨幣および信用供給の収縮によって、貨幣供給量が流通に必要な量を下回ることから生ずる一般的物価水準の下落のこと。生産水準の低下と失業の増加が起こり、景気後退や不況に結びついてゆく。
・スタグフレーション・・・景気の停滞にもかかわらず、一般物価水準が継続的に上昇している状態。
まあ、用語の大まかな意味は、中3生以上の方々でしたら学校教育の中で学習しているワケですから、今更ここまで書く必要はないことなんですが・・。
じゃあ、感覚的に分かっているのかっていうと、10代中盤から20代にかけての印象度っていうか体感では、僕や親御さんのようなアラフィフ世代とアラサー世代以下では大きなギャップがあるんですよね。
僕らの世代は、そのころデフレがピンとこなかった世代。
アラサー世代以下は、インフレがピンとこない世代。
この感覚の違いが精神的発達と人間としての価値観に大きな影響を与えているっていうのが、ある親御さんのご意見なんです。
(2)扱いにくいアラサー世代
会社の管理職をなさっているAさんは、最近のアラサーの部下たちについてこのようにぼやいていました。
「業務に関して、及第点ならよしと勝手に思い込んで発展性がない。」
「ちょっとでも気に入らないことがあったら、すぐに辞めていく。」
「打たれ弱い。こっちが目をかけて厳しい言葉で励まそうとしても、言葉じりの厳しさだけを受け止めて、内容を聞こうとしない。ひどい奴は、叱ったとばかり逆ギレする。」
「言われた自分の不備を反省する前に、言った上司を非難し、なおかつ似たような意見のグループを作って集団で対抗しようとする。」
まあ、僕もこのボヤキには同意見ですね。最近、僕の主張に逆恨みのような対応をする連中は、まさにこの世代でしょう。
なんて話をしてたら、Aさんの奥様も参加。僕の話を受けて、こう申し上げてました。
「自分が大好きで始めた趣味にすら一生懸命になれないなんて、信じられませんね。趣味だから楽してもっていう考え方なら、仕事もそうなると思うしかないですね。一事が万事って言いますから・・。」
もちろん、全員が全員ではないですが、こういう傾向が強いっていうのは、親御さんとも一致。これが、若い世代に対する、僕ら世代のある種の価値観なのかもしれません。
ただし、それは彼ら自身の責任とは言えないっていうのが根深いところです。
彼らが青春期を送った1992年頃~2000年代初頭、まさにバブル崩壊後の平成大不況の真っ只中です。バブル期の業績が伸びていれば、自然に給料が上がっていくという価値観が崩壊し、努力の積み重ねが成果につながるという精神性がまったく形をなさなくなった時代でもあるのです。
努力しても、頑張っても何も得ることはできない・・・。
成功者なんて、一握りの奇跡的な人たちだけ・・・。
それなら、自分のしたいように生きて、楽しみたい。
デフレ期に育ったことはこういった努力の価値を極めて希薄にしたのではないか、それがAさんご夫婦と僕との会話の区切りでした。
つづく




















