算数・数学教育の問題点
1週間ほど前、小6の生徒に中1内容の正負の数を指導してきたんですが、思うところあって、
掛け算・割り算を指導したあとに、足し算・引き算という流れで説明してみました。
小学校低学年から中学年において、演算の指導順は足し算→引き算→掛け算→割り算という順で指導するわけですが、分数計算の段階で、そこは違うと思うF氏です。
例えば、1/2+1/3=5/6っていう計算。通分という考え方が身につかないと、2/5って分母&分子それぞれを足し算する子が多いんですよね。
皆さんの周りにそんな子はいませんでしたか?
でも、掛け算だと分母・分子をそれぞれ掛ければいいから、子供たちに馴染みやすい。割り算は、掛け算の逆だから分母と分子をひっくり代えしてかけりゃいい。
そこがわかったら、通分の意味が理解しやすいんですよ。
演算の難度としても、掛け算や割り算のほうがレベル低いんです。なのに、なぜ足し算や引き算を最初にするんでしょうね?
中1の正負の数も同様。掛け算・割り算の符号の変わるルールから説明して、あと数字部分は小学校と同じと話しました。
そして、引き算の符号チェンジのからくりを、掛け算的発想で説明したら・・・
生徒は大納得!
今日の宿題チェックでも全問正解でした。
学校教育は、どうもつまらん原理に流されてないでしょうか?なにか理由付けがあろうとも、生徒が分かりやすい順をもっと考えて欲しいものですね。
