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さてさて、前回の僕のブログに対して、2名の方から熱いコメントをいただきましたんで、2回に分けてご紹介しつつ僕の考えをまとめていきましょう。
1 ■同意見です
ガンダムの説明を求められた時は、「戦争に巻き込まれた、少年達の成長を描いたヒューマンドラマ」って答えてる(o^-')b 「ロボットアニメだろ」って言う人には、「兵器が、たまたま人型をしてるだけ。
今の時代なら、ムサイや、木馬が空母で艦載機がモビルスーツだよ。」って答えてる(o^-')b
1 ■同意見です
ガンダムの説明を求められた時は、「戦争に巻き込まれた、少年達の成長を描いたヒューマンドラマ」って答えてる(o^-')b
「ロボットアニメだろ」って言う人には、「兵器が、たまたま人型をしてるだけ。
今の時代なら、ムサイや、木馬が空母で艦載機がモビルスーツだよ。」って答えてる(o^-')b
センさんのコメントは、いわば僕らの世代の代表的なガンダムへの受け止め方ですね。そこには、「機動戦士ガンダム」以前のアニメーションが、そういった描き方をしなかったことが理由としてあるわけなのです。
つまり、僕らの世代が「機動戦士ガンダム」に出会う前、少年期にどんなアニメーションなり特撮を観て育ってきたか。今の若い世代とどう違うのか。そこにジェネレーションギャップを解く鍵があるっていうことですね。
では、ガンダムに出会う前に幼少時から僕はどんなTV番組を見て育ったか。ちょっと羅列してみましょう。なお、( )内の年号は初回放映時を表しています。
◯ウルトラマンシリーズ:ウルトラQ(1966年)~ウルトラマンレオ(1974年)
◯仮面ライダーシリーズ:仮面ライダー(1971年)~仮面ライダーストロンガー(1975年)
◯マジンガーシリーズ:マジンガーZ(1972年)~UFOロボグレンダイザー(1975年)
◯ゲッターロボ(1974~76年)※Gを含む。鋼鉄ジーグ(1975年)
◯長浜監督ロマンロボットシリーズ:勇者ライディーン(1975年)、超電磁ロボ コン・バトラーV(1977年)、超電磁マシーン ボルテスV(1977年)、闘将ダイモス(1978年)、未来ロボ ダルタニアス(1979年)
※勇者ライディーンは前半部は富野監督であったが、便宜上ここに記載する。
◯サンライズ名古屋テレビ枠(現メーテレ):無敵超人ザンボット3(1977年)、無敵鋼人ダイターン3(1978年)
※この放送枠の3作目が機動戦士ガンダムであった。
◯宇宙戦艦ヤマトシリーズ:1(1974年)、2(1978年)、新たなる旅立ち(1979年)※他に劇場版
◯NHKアニメ:未来少年コナン(1978年)※宮崎駿監督作品、キャプテン・フューチャー(1978年)
我ながら、よく観てるもんですな(笑)
で、まあスパロボ黎明期のマジンガーシリーズ、ゲッターロボ等のダイナミックプロ&東映動画作品は、いわばウルトラマンや仮面ライダーと同様のフォーマットを持った勧善懲悪および1話完結型の展開です。
このフォーマットは、勇者ライディーン、コンバトラーVくらいまでは引き継がれていきますが、ボルテスVやザンボット3あたりからストーリー構成に変化が出てきます。
ボルテスVでは1年間を通じた大河的なストーリー構成を導入し、敵の美形キャラ将軍(プリンス・ハイネル)は、地球側のボルテス操縦者(郷3兄弟)と腹違いの兄弟であるという、悲劇的などんでん返し(?)が待ってました。
ザンボット3では、主人公サイドの神ファミリーが異星人の末裔という設定で、地球人から疎まれながら防衛の任を担うという都市破壊に対するアンチテーゼなども織り込んだ、当時としては斬新な作りでした。
で、忘れていけないのは、宇宙戦艦ヤマトの存在ですね!
ヤマトが導入したのは、キャラクターの人間関係を織り込んだ複雑な人間ドラマ。これが、当時の中高生層に受けたんです。
ようするに、僕らの世代は勧善懲悪を基本にした子供向けフォーマットに始まり、中学生くらいになって飽きた頃にちょうど鑑賞に耐えるアニメが登場してきたっていうことですね。
まずはヤマトがそのきっかけを作り、スパロボサイドはボルテスV~ザンボット3で人間を描くドラマ性を導入し、それが「機動戦士ガンダム」へと繋がって、ヒーローロボから兵器への脱却をはかったという流れでしょう。
なもんですから、宇宙世紀ガンダムシリーズは、あくまでもロボットはMSという兵器であって、物語の中心は人間ドラマであるという作劇がされていると僕らの世代の多くは受け止めています。
では、若い世代はどのようにしてガンダムに出会っているのか・・・。それは次回にて。