昔、夫婦で同じ大手キャリアの
携帯電話を所有していた。

家族間通話無料など
家族の割引はあったものの
基本料金が高く
通信費に悩まされていた。

結婚前から各々が所有していたので
契約開始期間はバラバラである。

2年の契約期間が先に終わり
継続か解約かの選択期間になった生物は
私にこういった。

「二人で解約して安いところに変えよう
 嫁分の違約金払っても数カ月で取り戻せる」

節約にはなる。
確かに大手キャリアの基本料金は高い。

わたしのも解約、と言われても
メモリーや画像保存とか
連絡先の移動とか
友人へ事前連絡とか
次の機種選びとか
計画的に準備をするタイプのわたしには
急なことで非常に困った。

10年以上所持していた携帯番号と
メールアドレスを手放すのは
とても抵抗があった。
しかし専業主婦が大手キャリアを使い続ける
選択肢はないらしい。
安いが正義、
そんな感じで数日で強制的に解約させられた。

その後は時間が解決してくれた。
最初は慣れず苦労したけど
友人たちにも連絡はついたし
不要になった画像やメモリーも整理がついた。

通信費は大幅に下がり
家計にもいい結果になった、
と思うようにした。





それからまた2年後…





契約の継続か解約かの
選択期間になり
生き物がとった行動は…












昔と同じ大手キャリアに乗り換え













選んだスマホの金額が高く
通信費は元に戻った

無駄な解約をさせられた
あたしの番号とアドレス返せ