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ビデオ『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』

2020年ディーン・パリソット監督作品。キアヌ・リーヴス、アレックス・ウィンター主演。

 

 

いやあ、くだらなかった!

しかも、悪い意味で(苦笑)。

 

『ビルとテッド』シリーズの第3弾。

ではあるのだけど、前作から30年も経過しての続編。

 

『ブレードランナー』とか『マッドマックス』とか『トップガン』とか、

異常に長いインターバルを経た続編も珍しくないのだが、

まさかこのシリーズでとは。

 

内容は、売れないミュージシャンのビルとテッドに、

地球滅亡の危機を救う任務を担うことになる内容

 

 

そのタイムリミットが77分25秒。

その間に、世界を救う音楽を作らないといけない。

 

あれ?もしかしてリアスタイムサスペンス?

 

そうとも言えるのだが、

このシリーズの原点は、タイムリミットもの

時間の感覚なんて最初っから皆無なので、

その辺はどうでも良い。

しかも、基本的にタイムパラドックス的な問題は無視している。

潔い。

 

 

とにかく、くだらない!

「くだらないのも褒め言葉」とも言えそうなんだけど、

悪い意味で「くだらない」。

 

このシリーズの当初は、

いわゆる「おバカ映画」が流行っていた時期である。

良い意味での「くだらない」作品が数多く製作されていた。

 

そんなおバカな映画に、

このキアヌ・リーヴスが主演していたわけである。

まあ、若気の至り的な出演。

できれば、過去を消したいんじゃないのか。

 

しかし、30年も経過して、

キャリア的に何の得にもならないこの作品に出演

キアヌ、かっこいいぞ!

 

しかも、30年前のおバカキャラをそのまま熱演。

ベテランの俳優がおバカな役柄を演じるのも珍しくないのだが、

そういう感じでもないのだ。

 

30年前の若い頃のキャラを、

今のキアヌがそのまま演じてしまう。

 

…ごめんなさい。

正直って、今のキアヌの老けっぷりが否が応でも目についてしまった

 

そんなビルとテッドの「今」であるが、

むしろ主役と言っていいほど頑張ったのが、

それぞれの娘を演じた2人

役柄は違えど、

日本映画の殺し屋女子高生の『ベイビーわるきゅーれ』を思い出してしまった。

 

 

繰り返すが、本当にくだらない作品だった。

でも、ジミヘンやサッチモのそっくりさんも登場しちゃったりして、

結構楽しかったぞ、おいおい