今読んでいる斉藤美奈子の『ふたたび、時事ネタ』で、
2007年の文章で不二家の賞味期限切れ原料使用問題を取り上げていた。

それで思い出したが、一時期食品偽装をはじめとする食に関する業界の不適切な対応が
マスコミを賑わせていたと思う。
最近はさっぱりだ。
業界が反省をして、食の偽装問題が一掃されたのなら喜ばしい。

ただ、あの頃は食べ物の中にちょっと虫とか針が入っていただけ(それも問題だが)で、
マスコミは必要以上に大騒ぎしていたと思う。
今は、そう言った問題はマスコミ受けしないんじゃないだろうか?
今のトレンドは、原発~放射能だよな。

芸能界の話題も、大物が一人覚醒剤や大麻で捕まると、次々と捕まる(のが報道される)。
みんなドラッグやめたのか?

芸能界の今後の予想。
暴力団との交友関係が、次々と明るみになる…

それで『ふたたび、時事ネタ』の話に戻る。
不二家の問題は中悪であり、マスコミ的に丁度叩きやすいのだと言う。
これが小悪(例えば町のケーキ屋)何かだと、ニュースにならない。
そして巨悪となると権力が大き過ぎて、叩けない。

2007年のこの文章で巨悪の例をして挙げていたのが、
同年発覚した東京電力の原発検査偽装事件
不二家よりも重大な事件なのに、マスコミはほとんど報じなかったと言う。

東京電力、今が叩き時である。