いつもご覧くださりありがとうございます。
今回はジャッキで家の傾きを直す②を書いていきたいと思います。

とりあえずフリマアプリなどでジャッキを買い漁ります。3000円から4000円くらいのを探してゆきます。家の総重量から割ったら計算上2トンくらい以上だったら問題無いようですが、10トンから15トンのジャッキが結構手に入りました。

さて現場でジャッキを設置していきます。まず画像をご確認ください。




床を解体して分かったのですが、土台が小間切れの材料で作られています。ですので、土台の一体化とジャッキがかかる部分を作る目的で、90×45の材料で根太掛け的な材料を土台に取り付けます。そしてさらにジャッキの掛け代を増やすために下に解体した大引きを取り付けます。その後ジャッキを各部に設置します。ジャッキの下には束石を置いてジャッキの沈み込み防止の目的で置いています。
またもう一つ別の方法として、柱に直接ジャッキを掛けられるよう柱の木っ端(木っ端と言っても400から500くらいの長さ)を120mmのビス6本で打ちつけます。




こんな感じで全体で30個ほどジャッキを設置しました。

さてこれで本当に建物は持ち上げられるのでしょうか?

実は以前施工した現場でこんな経験があります。石場建ての家で家の隅の柱だけ極端に下がっていたので、ジャッキを掛けて上げようとしたのですが、なんとジャッキが地面にめり込んでしまって、しかも地盤が軟弱なのかどこまでもジャッキが地盤に沈み込んでしまうという現場があり、ジャッキアップを断念したのです(汗)。その経験がフラッシュバックします。今回はそうならないように願うばかりです。
ではジャッキで家は無事持ち上がるのか、次回③で書きたいと思います。

今回も読んでくださり感謝です。