振り返ると、今年の前半は総じて体調が優れなかった。

慢性的な便秘に悩まされ、特に5月から6月にかけては謎の倦怠感に襲われた。

本年、私は厄年である。

役者は「役」が落ちるので「厄」払いはしない方が良いと聞き、その通り気の向くままに暮らしていた。

厄除けをサボったせいなのか。

はたまた、40代前半から男性更年期障害を発症するケースもあるという。

なるほどコレかも知れない。

と思ったが「神経質で真面目、几帳面な人がなりやすい」とあったので、違うだろう。

とにかく身体的に芳しくない上半期だったのである。

今日の食事が10年後の自分を作るという話をよく聞く。

私の10年前の食生活は破茶滅茶だった。

激安食パンに砂糖とマヨネーズの時代だったと思う。

そのツケが今回ってきた可能性は十分にある。

そこで。

7月から徹底的にとは言わないが、幾らか食生活にテコ入れしてみた。

①朝食をとる

芝居を始めた20代半ばから、朝飯を食べない習慣が身に付いてしまった。

大体が1日2食の生活。

コレをやめた。

悲しいかな、僕は脱ぐと飢えた兵士のごときなので、これは太る意味でも有効な策である。

朝昼晩3食実現のためには、晩飯を早い時間に取る必要がある。

どんなに遅くとも21時までには夕食を済ませる事にした。

②砂糖を減らす

自主的に菓子を買う事をやめた。

↓特にコレら。

↑勤労、納税、教育に次ぐ義務のようにコレに齧り付いていた。

↑息するように噛み砕いていた。

なお、ゼロ100思考は良くない。

会食などでは気にせずスイーツを食べる事にしている。

③カップ麺と決別する

カップ麺を食べる事が地を這う俳優の勲章だと思っていた。

「明日のスター」を夢見て「明星」チャルメラばっか食っていた。

しかし今のところ何のご利益もない。

だから自主的購入はやめた。

下半期は一つも食べていない。

④1日水2リットル

私は食事中、全く水を飲まなくても平気な男である。

よくパンやカステラを食べた時「口の中の水分が持っていかれる〜」などと泣き叫ぶ人がいるが、人生でこれだけは未だ共感出来ない。

私は唾液分泌量が多いのだろうか。

ただ、水分を取らなくていいわけではない。

慢性的に身体の方は水不足になっていた可能性があり、これがウサギのウンチに繋がっていた可能性は高い。

とりあえず1日に2リットルの水は飲むよう心掛けた。

⑤てんさいオリゴ糖

今までイソマルトオリゴ糖を食していたが↓コレに変更した。

理由は名前が「てんさい」と景気が良いからである。

正直少々お高いが、イソマルトオリゴ糖では整腸効果が個人的に得られなかった。

右肩上がりの下半期のため、試験的選手交代である。

上記5策を実行し1ヶ月以上が経過した。

結論、体調はようやく復調気味だ。

明らかに5、6月の、モヤの中にいるようなあの鬱々とした気分は晴れつつある。

どの策が功を奏しているのかは判然としないが、恐らく21時までの夕食と朝食の摂取、これが最も大きいのではないかと推測している。

人間、体調を崩して初めて我が身を省みるものである。

病というものはあながち悪いことばかりではない。

駄文御免。

下半期５つの柱。